マイアミ・ブルース



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初公開日(参考)1987年08月
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長編小説

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マイアミ・ブルース (創元推理文庫)

1987年08月01日 マイアミ・ブルース (創元推理文庫)

筋骨たくましい犯罪常習者、それがフレディだ。ひと仕事しようとカリフォルニアからマイアミに着いた日に、さっそく空港で若い男の命を奪ってしまう。ホテルの部屋に呼んだ娼婦は、幼いといっていい女子大生で、気の合ったふたりは同棲をはじめる。さあ、腰をすえて稼いでやるぞ…。そんなフレディを追うのは、孤独な中年の刑事ホウクだった。 (「BOOK」データベースより)




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マイアミ・ブルースの総合評価:9.00/10点レビュー 2件。-ランク


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No.2:
(5pt)

読書は旅のごとく

マイアミの刑事、ホウク・モウズリーが主人公のシリーズ第一作。シリーズとは言っても完全に独立した話。
エルモア・レナードを思い起こさせるようなクライム・ストーリー(例えば『野獣の街』)で、それに登場人物たちのユニークさを更に付け加え、描写にユーモアと理知を加味したもの。
主人公たちの行動を淀みない独特の文章で語り、ストーリーには流れるようなリズムがある。80年代のファッシャンや流行り、食べ物の描写が頻繁に出てくる(もちろん犯罪知識も呼吸するように普通に描かれる)。

頭のイってる犯罪者と、こちらも少々イカれた主人公が、風変わりな女を挟んで不意に出会い、そこから虚々実々の掛け合いと戦いが、マイアミの街なかで繰り広げられる物語。あらすじを書けばこれくらいだが、中身はとても濃い。文字文字を手で触れられるくらいな現実感もある。ここがほかの凡百の犯罪小説とは違う所。読んでる間、自分もマイアミで暮らしたことがあるんじゃないかと錯覚させられたくらい。

チャールズ・ウィルフォードさんに誘われ、みなさんも一度マイアミに行ってみませんか?
マイアミ・ブルース (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:マイアミ・ブルース (創元推理文庫)より
4488242014
No.1:
(4pt)

映画版はけっこう原作に忠実だったのね

Miami Bleus(1984年)
 ホウク・モウズリー刑事シリーズ最初の作品を最後に読むかっこうになりました。楽しみは最後に。
 だいぶ以前に映画になったのをTVで観たのですが、キャラクターと俳優のイメージがよく合っているし、ストーリーも原作にわりと忠実だったことがわかりました。
 先に読んだ「部長刑事奮闘す」で印象付けられたように、ホウク刑事ってめっぽう銃にものを言わせる性格だったのね。それも護身のためではなく、やっつけてやるみたいな感情で。飄々と長いものに巻かれながらも、けいさちゅのルールなど無視して騙す、脅す、ぶっ放す。アウトロー刑事そのものなんだけれど、愛嬌があるから肩入れしちまう。
 一方、今回の悪役フレディは、出獄したてでカリフォルニアからマイアミに稼ぎ場所を移し、早くも強盗で稼ぎ出す犯罪常習者。でありながら、同棲を始めたスーザンとのやりとりでは、意外に学があったり堅実だったり料理をほめたりプレゼントを買い与えたり(もちろん強奪したクレジットカードで)という一面も見せるのね。だいたい彼が襲う相手も堅気じゃない奴らがほとんどなので、善悪の観念が決定的にケツジョしていてもなんか憎めない。レストランでスーザンを交えてホウクと会食したときに、食事の癖から前科者であることをホウクに見抜かれてしまいます。その後のホウクとのせめぎ合いは壮絶なんだけれど、その場にいない読者である私メはワクワクしながら最後の対決を待ってしまう。ちなみに映画ではこのフレディ役を今騒動の渦中のアレック・ボールドウィンが演じてました。
 ところで、本のカバー裏には「孤独な刑事ホウク」とありますけど、相棒のヘンダースン刑事はしっかりとフォローしてくれるし、新たな相棒デカパイのエリタ・サンチェスもいいパートナーじゃありませんか。絶対孤独じゃないよ、本人が孤独を望もうともね!このシリーズ、もうおしまいですかね?寂しいな。
マイアミ・ブルース (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:マイアミ・ブルース (創元推理文庫)より
4488242014



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