ポップ1280
- ノワール (113)
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ポップ1280の総合評価:
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主人公がイかれているのは前情報で分かっていたが、出てくる人出てくる人どこかおかしなキャラクターばかりだった。 | ||||
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古い書籍で読んでみたいのを探していたけれど、中古と思えないくらいにキレイな状態で届けてくれた。読むのが楽しみです | ||||
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"そこで、おれは考えに考えた。とことん考えた。そして、とうとう結論を出した。おれの結論は、どうしたらいいか皆目見当がつかない、というものだった。"1964年発刊の本書は人口1280人の田舎町の保安官が饒舌に語る社会風刺とブラック・コメディに満ちたノワール小説傑作、『このミステリーがすごい!2001年版』海外編第一位。 個人的には『読書会という幸福』で、本書が課題図書として取り上げられた会の様子が描かれていたのをキッカケに手にとりました。 さて、そんな本書はペイパーバック向けの通俗小説として発刊後に絶版状態になるも80年代のリバイバル・ブームの中で再評価され、スティーヴン・キングも絶賛、評論家ジェフリー・オブライエンに『安物雑貨店のドストエフスキー』とも呼ばれた著者の代表作の一つで、小さな田舎町ポッツヴィルの保安官、ニック・コーリー。臆病で愚か、自分の考えがまったくないような"ふり"をした男が、実に巧みなトリックスター、冷酷ぶりを発揮して【自分の利害のため】だけに殺人や悪行を重ねていくのですが。 まあ、前情報なしで読み進めると、冒頭から売春宿の『ヒモ2人が生意気な口を聞く』ことを別の町の横柄な保安官、ケン・レイシーにアドバイスを求める流れまでは主人公に【愚かさしか感じない】のですが。ポッツヴィルに戻ってからの、まるで北野武監督作を思い出させるかのような【ヒモ2人の瞬発的殺戮】からスイッチが入るかのようにぐいぐいとラストまで引き込まれた。 また、本書の出版自体は今から約60年前、キング牧師による人種差別撤廃運動やケネディ暗殺事件の前後ですが。そこから【あえてさらに半世紀前】1910年代のロシア革命あたりを時代設定にして、崇拝した『ガリヴァー旅行記』のジョナサン・スウィフトの影響よろしく【糞尿趣味や下品な語り】であからさまに黒人差別の実態を『ハックルベリ・フィンの冒険』すらパロディ化して描いている本書。ノワール小説の常として、主人公の設定含め『万人受けはしない』かもしれないが、個人的にはとても良かった。 テンポよいブラックコメディ、社会風刺ミステリー作が好きな方へ。また勧善懲悪的な作品に飽きた方にもオススメ。 | ||||
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後味の悪い不気味な話です。 これでは人は救われません。 筆致も古く暗いので読み進むうちに気が滅入ってきました。 | ||||
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とらえどころのない不思議な小説でした。 事件の解決とかそういうもんに向かっていくようなまじめな話じゃないです。 常に冷笑しているかのようなブラックなユーモアがあり、主人公の潔いクズっぷりがたまらない。 主人公を取り巻く登場人物たちの掛け合いもおもしろい。 ブコウスキーに近い作家を探していてトンプスンにたどりついたけど、 作風は似てはいないが好きになれるカッコイイ作家でした。 ミステリーだのハードボイルドだのというジャンルを気にせずに このイカレてイカシた小説を読んでほしいです。 他の文庫もぜひ復刊してもらいたいところです。 | ||||
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原著は1964年。50年以上も前に書かれた小説が、これほどスピーディでおもしろく、現代的なテーマを内包しているとは驚きました。とにかくおもしろいです。 気弱な保安官が主人公。流されるままのダメ人間かと思ったら、自分の生活を守るためならなんでもする善悪のたがが壊れた本物のダメ人間。ある意味、「三股不倫始末記」。舞台は、都会では自動車が走り始めた頃の西部の田舎町。タイトルは「街の人口が1,280」の意味。アフリカ系住人の扱いがひどすぎて震える…。 ジム・トンプスンはこの小説を、すでにできあがっていた表紙の絵にあわせて2週間で書き上げたのだそうです。後に映画産業に身を投じ、亡くなるころにはすべて絶版になっていたものの、死後、再評価が進んだという稀有な作家。扶桑社と文遊社から翻訳が多数出ているのがうれしいです。 新装版は表紙がかっこいい。旧版はひどくダサい。 | ||||
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