残酷な夜
- ノワール (113)
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トンプスンの代表作の一つ。 トンプスンの作品が、トンプスンの作品たらしめるのは最終盤の様な世界観の為だと思う。 昔、ヒッチハイクで会った奇妙な作家の家での生活。 其処でのキーワードが、野生の山羊(WILD GOATS)。 セリフが無くなり、主人公の独白が続いて、山羊との争いが続けられていく。 この描写が何の事なのか理解できないけれど、何かを表現しているのだけは伝わってくる。 トンプスンは何を描こうとしていたのかと、世界観に引き込まれていく。 独白の中で起きているのは、事実なのか幻覚なのかとかディック的に見てしまったりする。 それで、ラストにゴミの山の奥で見つけたのは何だったのかとか。 そういう所が知りたいのに、解説は最悪。 自己陶酔でサブカルのアウトロー気取りの文章がダラダラ続く。 翻訳の三川氏の意見の方が聞きたかった。 この手の評論家という職業、本当に無くなって欲しい。 この評論家が、未だに出版業界に居られる事が、昨今の本離れの原因なのでは? | ||||
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商品の中身は良かったのですが、コンディションが「良い」であり、「概ね良好」との記述があったにも関わらず、届いた商品からはすごいタバコの臭いがした。ここまで臭いが強いのなら「可」にするか、商品の状態についてのところで臭いについての記述が欲しかった。 | ||||
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裏社会から暗殺の命を受けた男の物語。 ターゲットの家に下宿し虎視眈々と機会を伺っているうちに、家主に疑われたり、家主の女房といい仲になったり、家政婦に手を出したり、他の下宿人を暗殺の見届け人と思い込んだりと迷走に迷走を重ねる。主人公が肉体的にも精神的にもひ弱で、ミッションを達成できないまま悶々とする様がつらつらと語られていく。主人公の容貌を含め露悪的な描写は読んでいて気持ちの良いものではない。 トンプスンのノワールにしては悪党感のないと思いきや、最後の最後に衝撃的な結末が待っているんだね。 | ||||
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頁数はあるがすぐに読めてしまう。登場人物が少ないし筋もシンプル、表現もシンプルで持って回った言い回しがほとんどない。伏線らしい伏線もない。 そのまま終われば本当に三流のパルプフィクション。しかし、最後の3ページで突然、とんでもない惨劇が訪れる。ほとんど不条理に壮絶な暴力が炸裂する。この感覚はトンプスン独自のものだろうし、単なるパルプフィクションとの差なのだろう。 この最後の3ページまでの物語は助走に過ぎない。290ページ超の助走は長すぎるけれど、トンプソンはこの3ページが書きたかっただけなのだと、そう思える。本当にただそれだけの小説だ。 冒頭に付録というか前書き的にスティーブン・キングのトンプスン論、「内なる殺人者」への賛辞が載っている。 キングはこの小説を「白鯨」「ハックルベリー・フィンの冒険」「日はまた昇る」「死の床に横たわりて」と並ぶ作品と持ち上げている。それは言い過ぎとしても、これに並べて「ポップ1280」「グリフターズ」「ゲッタウエイ」をトンプスンの傑作として挙げている。 巻末の解説(滝本誠)では、トンプスンの担当編集者だったアーノルド・ハーノが挙げるトンプスンの3本の最高傑作は1位「残酷な夜」、2位「死ぬほどいい女」、3位「内なる殺人者」だったと書いている。 私は普通の小説にいちばん近い「内なる殺人者」が好きなのだが、トンプソンの本領は本作や「死ぬほどいい女」の特異性にあることは認めざるをえない。 | ||||
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飲酒がどういう自己破壊なのか、気を許して漏れ出た憐憫を愛情と混同した場合、どう寿命を縮めるのかも。 | ||||
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