キラー・オン・ザ・ロード



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初公開日(参考)1998年07月
分類

長編小説

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キラー・オン・ザ・ロード (扶桑社ミステリー)

1998年07月31日 キラー・オン・ザ・ロード (扶桑社ミステリー)

1983年9月ニューヨークのダウンタウンの一角で“変態死刑執行人”ことマーティン・プランケットがFBI連続殺人特別捜査班に逮捕された。彼は合衆国を西から東に向かって9年にわたり“連続殺人のクロス・カントリー”を続けていた。事件の全貌は、マーティンが刑務所内で執筆した回想録のかたちで明らかにされる。ロサンジェルスの少年時代から始まるこの回想録で、彼は驚くべき事実を語っていく。マーティンは何十人もの人間を殺していたのだ…。エルロイがシリアル・キラーの暗黒を描破する。 (「BOOK」データベースより)




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キラー・オン・ザ・ロードの総合評価:6.67/10点レビュー 6件。Dランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

サイコパスものなら、やっぱりエルロイ!

久々にエルロイ読みました。
前回の小説に辟易したので、もう読むのは止めようかと思っていたのですが・・・。
年に一~二度、無性にエルロイを読みたくなるのです。
(これはスティーブンキングにも言えることですが)

この小説は読んで良かった!
ずーーーーっと、殺人についての下りがあるので、血を見るのも嫌!という方にはお薦めできません。
でも、エルロイのファンの方には是非読んでいただきたい。
この小説の特徴は、登場人物の体臭?臭いが此方に伝わってくる、生々しさではないでしょうか。
殺人事件そのものの臭いよりも、登場人物の臭いがよく表現された、作者の意図が(たぶんエルロイ自身もそこを狙っていたと思うのですが)成功した本になっていると思いました。

ももか
3UKDKR1P
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(4pt)

狂犬エルロイが描くシリアル・キラーものの力作

アメリカで大量殺人を犯した男が捕まり、その回想が語られ・・・というお話。
情念の人、アメリカ文学界の狂犬ことジェイムズ・エルロイが描いたシリアル・キラー物のサイコ・スリラー。一読して思ったのは恐怖や戦慄よりも、ある種の諦念でした。ここで描かれるシリアル・キラーが人を殺していくシーンが即物的で、呼吸をしたり、食事をしたり、トイレに行ったりと同じレベルで人を殺していく所に、日常の営為の中に殺人が組み込まれた人格の何とも形容しがたい得体の知れなさに言葉が出ませんでした。こういう人でも一応人間なので人権はあるのでしょうが、あまり同じような人間と思われたくないと正直思いました。こういう人は悪いけど特別な所に隔離して一生世間にでてこないでほしいと感じましたが暴論でしょうか。人を殺すことが日常の営みという人にあまり側にいてほしくありませんよねぇ。こういう人が実際に存在する所に人類の不可解さを感じました。
ともあれ、シリアル・キラーを迫真的に描いた力作。金の為に書いたという噂もありますが(よく比較される「オレの中の殺し屋」もそうらしいけれど)、サイコものに興味ある人は機会があったら是非。
キラー・オン・ザ・ロード (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:キラー・オン・ザ・ロード (扶桑社ミステリー)より
4594025447
No.4:
(3pt)

理解できないものが、一番恐ろしい。

エルロイらしい、エルロイならではの連続殺人鬼の自叙伝。
この作家は人間の内なる狂気(言い古された表現ですが)実にうまい。

スポーツ的感覚(鴨撃ちに象徴される狩猟的感覚、従って紳士性を備えている)
で連続殺人を犯す(軽いノリの)巡査部長と対比させるのもうまい。

犯人を追い、捕らえたFBI監察官の自死。結果的にはプランケットに殺された
と言っていいでしょう。理解できないものが、一番恐ろしい。
結末まで読んだ読者も、殺された雰囲気です。
キラー・オン・ザ・ロード (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:キラー・オン・ザ・ロード (扶桑社ミステリー)より
4594025447
No.3:
(4pt)

比較的読みやすいと思われます

ジェイムズ・エルロイはこれまで何冊か手に取り頁を繰ってみたものの、どうしても読み進める事ができなかった。はっきりいってなんとも読みづらいのである。しかしこの作品は割とすんなり入っていけた。そしてこの作家に熱狂的なファンがつくのもわかるような気がした。
 連続殺人犯の生き様を描いたものである。主人公が人を殺すのはその人が憎かったからでもその人が邪魔だったからでもない。自分のために殺さずにはいられないから殺しつづけるのだ。凄惨な殺人シーンが次々と繰り広げられるのに、なぜか嫌悪感や汚らわしさを感じさせない。むしろ上質なオペラでも見ているかのような感覚で読み進められる不思議さ。どっぷりと世界に浸り、読み終わって我に返るこの感覚。やみつきになりうそうな予感がする。
キラー・オン・ザ・ロード (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:キラー・オン・ザ・ロード (扶桑社ミステリー)より
4594025447
No.2:
(3pt)

地獄行

シリアル・キラーが自らの半生を語る。
ドス黒い衝動が伝わってくる話で、当然の如く後味は大層悪い。
むしろ断片的な資料から犯人の足跡を追う刑事の話が面白いのだが、それを求めたら違う話になってしまうか。
キラー・オン・ザ・ロード (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:キラー・オン・ザ・ロード (扶桑社ミステリー)より
4594025447
No.1:
(3pt)

成仏はできたのか

私はジェームズ・エルロイの大ファンであると信じているが、時たま彼の作品忌み嫌い、呪ってみたくなる。この作品の後に巨大な暗黒”L・Aカルテット”が始まる。”キラー”の読後感はドキュメントと見紛う程の出来であったように思える。連続殺人鬼の心情を吐露した一人称の傑作だとも思えるだろう。この作品を一万ドルというはした金で書いたとは・・・。
この作品にも作者の超有名なエピソードがちりばめられていた。気になる人はエルロイの自叙伝である”母なる暗黒”を読んでみては。到底信じ難い奴だぜ。エルロイは。そうして暗黒の淵を覗きたくなる。
キラー・オン・ザ・ロード (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:キラー・オン・ザ・ロード (扶桑社ミステリー)より
4594025447



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