自殺の丘
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『血まみれの月』『ホプキンズの夜』に続くホプキンズ・シリーズ第3弾で、これが一番小説として洗練されている。といっても、エルロイの暴力基調が嫌いな人には合わないかも知れない。 | ||||
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出所したばかりの自動車窃盗犯ドゥエイン・ライスは、愛する女をスターにするべく資金集めの為にメキシコ人兄弟二人と組んで次々と銀行強盗を起こした。その手口は銀行員の男の愛人を人質にしてその行員から金を巻き上げるのだった。優秀な刑事であるがあまりにもその独自な捜査方法で上司の怒りを買い停職処分中だったロイド・ホプキンズ部長刑事は、FBIの銀行強盗課に出向することになりこの連続銀行強盗事件を手掛ける。 遂に殺人事件まで引き起こした三人組の銀行強盗たち。射殺された警官の中にはホプキンズの上司であるガファニー警部の息子がいた。ホプキンズは辞職を決心までして全身全霊になって三人組の犯人を追い始める。 ホプキンズ刑事シリーズは三部作として遂に完結した。この最終作はあまりにも壮絶だ。今までの知的犯人との頭脳戦を展開してきたホプキンズであったが、今作の犯人たちはただ闇雲に犯罪を突っ走していく予測不可能のような人物だ。まさに逃走のデッドヒート。一大アクション巨編となる。死ぬ瞬間の犯人の心理まで描写する。やもするとホプキンズよりも犯人側の方がこの作品では主人公だった。ジェイムズ・エルロイとは恐るべきカルト作家だ。 | ||||
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刑事ロイド・ホプキンズ三部作の最終作。主人公ホプキンズを軸に、 精神的な圧迫と闘いつつ銀行強盗の捜査と彼の過去(経歴)を巡る市警監査との 内部対立が最終作でいよいよ頂点に達します。さらに家庭内でも妻との別居で 私生活でも追いつめられていきます。 このシリーズの最大の魅力は、主人公ホプキンズが警官としての職責を全うしよう とする思いが、自らの違法捜査へ誘惑されていくこと。それは彼の幼少期の忌まわしい 体験や正義を貫こうとするあまり、自らが逸脱していく自己矛盾。それらを ひっくるめた魅力です。 是非、機会があれば、順番に「血まみれの月」「ホプキンズの夜」「自殺の丘」と 読み進めて下さい。それぞれの事件は解決していきますが、それと反比例して 主人公の苦悩が静かに深く潜行していくのが判ります。 「自殺の丘」を面白く読むために、前2冊を読んで下さい。 | ||||
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刑事ロイド・ホプキンズ三部作の最終作。主人公ホプキンズを軸に、 精神的な圧迫と闘いつつ銀行強盗の捜査と彼の過去(経歴)を巡る市警監査との 内部対立が最終作でいよいよ頂点に達します。さらに家庭内でも妻との別居で 私生活でも追いつめられていきます。 このシリーズの最大の魅力は、主人公ホプキンズが警官としての職責を全うしよう とする思いが、自らの違法捜査へ誘惑されていくこと。それは彼の幼少期の忌まわしい 体験や正義を貫こうとするあまり、自らが逸脱していく自己矛盾。それらを ひっくるめた魅力です。 是非、機会があれば、順番に「血まみれの月」「ホプキンズの夜」「自殺の丘」と 読み進めて下さい。それぞれの事件は解決していきますが、それと反比例して 主人公の苦悩が静かに深く潜行していくのが判ります。 「自殺の丘」を面白く読むために、前2冊を読んで下さい。 | ||||
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1986年作品、ロイド・ホプキンズ部長刑事シリーズ第3作にして完結編、著者の単行本第5作品になる、 前2作はハードボイルド警察小説と評していいとおもうが、本作はアクション・サスペンスの趣きが強い、ホプキンズが追う事件と警察内部の抗争が共に大団円をむかえるラストの盛りあがりは第一級のアクションです、エルロイ作品でもっとも一般的な娯楽性に富んだ犯罪小説ともいえます、 翻訳もとてもスピード感のある読みやすい文体で、フォーサイスの愛読者でエルロイ未読の人が最初に手にする1冊としてお奨めします、翻訳は前作と同じ訳者によるものなので本作ではエルロイの文体自体にスピード感があるのかもしれない、 しかしながら未だに映画化されておらず脚本化・映像化の難しさはやはりジェイムズ・エルロイならでは(したがって映画「L.A.コンフィデンシャル」がいかに恵まれた作品だったかも思い出されます)、 タイトルはファッツ・ドミノが歌った1950年代のヒット曲「ブルーベリー・ヒル」やジェームス・ディーン映画などでお馴染みのロサンゼルス地域の暴走族関連の都市伝説をふまえたものです、 | ||||
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