(アンソロジー)
私の居る場所 小池真理子怪奇譚傑作選
- 小池真理子怪奇譚傑作選 (2)
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冒頭、三篇のエッセイから手を引かれるかのように恐る恐る導かれ、暗闇と知らずに自分から鼻を突っ込む勢いで ぐいぐいページを貪り一気に読んでしまう。 決して纏まりある辻褄が合う話ばかりではなく、魔訶不思議な恐怖が待ち受けているのは解っていても、気が付くと丁度良い長さの作品は 次の行の展開を早く知りたくて捲る手が止まらなくなる。 まるで著者の夢想世界に絡み取られた作中の登場人物のように、八方塞がりの世界に閉じ込められた 何とも言えない気分となり、救いが無いのは解っていても結末を求めて また次から次と秀麗な文章を目で追う。 好き嫌いは有ると思うが、ハマると読まずにはいられなくなる麻薬のような作品を書かれる作者で、今作も渇きを潤してくれるが、すぐに渇望に変えてしまう危険な香りのする作品ばかり。 | ||||
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とにかく文章に酔いしれるだけでなく、小池氏の怪奇幻想の世界観には、思わず感嘆のため息が出る。山口年子、岸田理生、小野不由美氏らに並ぶ作家である。探偵小説では変格物が好きで、芥川賞の頂点は、松本清張だと断言したい。以来、冠賞作家、本屋賞など読むに値しないのだ。ちなみに、八十路坂の僕が「悪魔が来りて笛を吹く」を読んだのは小学生だった。だからか、乱歩、城昌幸、橘外男、横溝正史、山田風太郎と続いて、今では赤江爆の世界に魅了されてしまっているのである。怪談がホラーになってしまったが、昭和の活字中毒人間には、怪奇幻想に愛着があるし「怪奇幻想」の文字感が捨て難いのだ。小池さん。もっと書いて下さい。拝。 | ||||
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