(アンソロジー)

吸血鬼文学名作選



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初公開日(参考)2022年06月
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アンソロジー

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吸血鬼文学名作選 (創元推理文庫 Fん 3-8)

2022年06月30日 吸血鬼文学名作選 (創元推理文庫 Fん 3-8)

夜霧と城館、墓地と黒い森、マントを羽織った黒衣の人影。ヨーロッパの最深部に見え隠れする魅惑的な光景は、日本においても、作家たちの情念を掻きたててやまなかった。その代表格たる須永朝彦と菊地秀行を巻頭に据えた本書は、日本の新旧文豪たちによる吸血鬼小説と名作翻訳の集大成である。文人たちが織りなす、紅蓮の血と哀切な宿命の饗宴。巻頭に須永による蠱惑の手書き掌篇を、巻末に深井國による幻の吸血絵物語を特別収録!(「BOOK」データベースより)




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No.6:
(3pt)

小説じゃないんです。

対談もエッセイも収録されてます。面白い吸血鬼物語を読みたくて買ったんですけど、間違いでした。
吸血鬼文学名作選 (創元推理文庫 Fん 3-8)Amazon書評・レビュー:吸血鬼文学名作選 (創元推理文庫 Fん 3-8)より
4488564119
No.5:
(4pt)

『幻想文学』別冊の吸血鬼特集と、角川ホラー文庫の吸血鬼アンソロジーの合体版?

須永で敷居を高くして、菊地で間口を拡げ、種村・乱歩の興味深いエッセイを経て、城・柴錬・日影・都筑のバラエティー豊かで読み応えある『吸血鬼』四題、ハーンが採取した江戸の怪異、日夏による西洋の名高い作品の誕生場面を現したエッセイを以て次に控えた英仏作品の橋渡しとし、バイロンの触りを経て、ポリドリの旧きに眠気を覚えつ、戦慄と云うよりその愚行録に唖然とし、ゴーチェによる僧侶の繰り言に呻吟し、シュウオッブの死を語る商人、須永に戻り『ドラキュラ』前夜を採り、最後はロマンチックな深井国のイラストストーリーに幕を閉じる。
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4488564119
No.4:
(3pt)

須永朝彦さんの追悼的な意味合いのあるアンソロジーなのかな??!

吸血鬼は、怪奇幻想文学の分野では、非常に人気の高いジャンルですから、 
 過去何度も手を変え品を変えアンソロジーが出ていますす。
 中でも「吸血鬼幻想」(種村季弘)・・・薄気黄緑の者脱な装丁・・・、「深紅の法悦」は必読書でしょうね!
 また、ミステリ・マガジン、幻想と怪奇などの雑誌類でも度々特集号が出ています。
 今回の東雅夫さんによるアンソロジーの本書の特徴はなんなのでしょうね!?
 特徴の1つは、日本編がかなり多いということと、
 そのなかでも須永朝彦氏の作品がかなり多く、須永さん追悼の意味合いもあるのでしょうね!
 一方西洋編は、ガチガチの古典で、過去何度もこの手の本に収録されているので、
 今さら収録する意味はあまりないのではないでしょうかね??!
 作品のなかでは、柴錬の吸血鬼、都筑道夫の夜明けの吸血鬼がおもしろかったですね!!
吸血鬼文学名作選 (創元推理文庫 Fん 3-8)Amazon書評・レビュー:吸血鬼文学名作選 (創元推理文庫 Fん 3-8)より
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No.3:
(4pt)

須永朝彦作品へと導いてくれた本アンソロジーに感謝します。

収録作品は、玉石混淆。全く面白くない短篇もいくつかあったけど、キラリと光る〈玉〉もあって、総じて収穫のあるアンソロジーでした。

一番の収穫は、須永朝彦(すなが あさひこ)氏の作品の良き味わいに触れたこと。旧仮名遣いが作品によく馴染(なじ)んで、「三題噺擬維納風贋画集(さんだいばなしもどきウィーンふうにせぐわしふ)」の読み心地、あたかも流麗なワルツの如(ごと)し。良かったです。

1989年(平成1年)8月4日に収録された、須永朝彦氏と菊地秀行氏の対談も、なかなかの読みごたえ。〈吸血鬼〉に寄せる両氏の愛と憧れに、ぐっときちゃった。須永氏の次の言葉なんか、良いなあ。
《僕はあくまで喉(のど)に牙をあてて、美男美女の吸血鬼が血を吸わないと、ちょっと納得できないところがありますね。》p.69
《血を吸うだけでお友達になれるというのはとてもいいと思う、(中略) 嫌(いや)になったら霧になってサッといなくなる。それから昼間、柩(ひつぎ)に入っていなければいけないのも、とてもいい制約ですね。他のモンスターにはない悲哀があって。》p.70

須永氏の短篇をもっとあれこれ読んでみたくなり、速攻、山尾悠子さんが編んだ一冊、『須永朝彦小説選』(ちくま文庫)を購入。今日はまた、埼玉県立図書館に足を運んで、氏の追悼号でもある雑誌『ユリイカ 令和3年10月臨時増刊号』を借りてきました。
須永朝彦氏への興味、関心が、いや増しているところです。

収録作品では、種村季弘(たねむら すえひろ)氏のエッセイ集『書物漫遊記』から抜いた「吸血鬼入門」が、とても面白かった! 種村氏のほかのエッセイも色々と読んでみたくなって、『書物漫遊記』を古本屋で購入しました。

あと、小泉八雲作品を平井呈一翁(おう)が訳した「忠五郎のはなし」が読みごたえありました。確かにこの作品、巻末解説で東 雅夫氏が記しているように、《〈先駆〉的吸血鬼小説》かも。平井呈一翁の文章がまた、味があって読ませるんだわ。

本アンソロジーの収録作品は、次のとおり。
吸血鬼文学名作選 (創元推理文庫 Fん 3-8)Amazon書評・レビュー:吸血鬼文学名作選 (創元推理文庫 Fん 3-8)より
4488564119
No.2:
(4pt)

怪奇小説アンソロジーとは少し違うものです

「吸血鬼文学名作選」というタイトルには少々疑問を感じる。
ここに収められた作品は巻頭の須永朝彦や菊地秀行をはじめ、大半が断章的な物で起承転結の明確なプロットを備えておらず、小説と言っていいものか首をひねるような作品も多い。

そもそもが耽美派の歌人・作家の須永朝彦追悼企画のようなものだから、吸血鬼の「美男美女を魅了する」貴族的な耽美のムードを楽しむ本と言っていいと思う。中では柴田錬三郎の「吸血鬼」がモダンホラーのような鮮烈な残酷描写で吸血鬼幻想と精神病理学者の対決を描き、都筑道夫「夜あけの吸血鬼」が戦前と現代の2つの時代の親子の吸血鬼との出会いをミステリアスに描いて読みごたえがあった。

しかし、何と言ってもオススメは1973年SFマガジン増刊号に一度だけ掲載された深井国画伯の絵物語風の小品、「ドラキュラへの慕情」。
深井国というイラストレーターは旧いハヤカワSFやペリー・メイスンのファンなら武部本一郎と並んで知らぬ者がない、というほど鮮烈なエロティシズムと独特なムードで知られた人なのだが、どういうわけか個人画集が出版されたことがない。おそらくペイするだけの需要は確実にあるのに少なくとも一般書店やamazonなどではお目にかかったことがない、というのは不思議でしかたがないのだが画家本人のポリシーなのだろうか?

この一編もどこかの画集に収録されたという話も聞かないので、これだけのためにこの本を購入してもよいのでは?(笑)
駄文にて失礼いたしました。
吸血鬼文学名作選 (創元推理文庫 Fん 3-8)Amazon書評・レビュー:吸血鬼文学名作選 (創元推理文庫 Fん 3-8)より
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