吸血鬼ヴァーニー 或いは血の饗宴
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国書刊行会「吸血鬼ラスヴァン: 英米古典吸血鬼小説傑作集」に抄訳が収録されていて、是非読んでみたいと思っていたところでした。 過去に国書刊行会から刊行が予定されるも、大著なので断念されたということで、半ば伝説化していた作品のようです。 その後は、「吸血鬼妖魅考」「幻想と怪奇 第1巻」「ヴァンパイア・コレクション」などの書籍に断片的には収録されたようですが、全貌が明らかになるのは今回が初めてです。 時期的にはバイロンの吸血鬼とブラムストーカーのドラキュラの間の作品で、この作品以降、吸血鬼のフォーマットを決定づけたという意味で影響の大きい作品とのことです。 読んでみて、あのヴィクトリア期の作品を今読めることに恍惚とする気持ちです。ゴシックな文体、趣のある挿絵。誤解を恐れずにいえば、子どもの頃にワクワクドキドキしながら読んだ江戸川乱歩の作品を読んだ気分に近い感覚を覚えます。 装丁も素晴らしい。 国書刊行会の書籍といえば、ハードカバーの美しいものを想像しますが、今回はソフトカバー。下世話な帯。本文は2段組。そして天アンカット!! この作品が出た当時の「ペニー・ドレッドフル」の空気を再現しようとするかのような、一見チープな作りが最高です。もちろん、紙質は良く、安っぽいわけではないのですが。 あとは最後まで出ることを祈るだけ。 山口雅也氏の「奇想天外の本棚」叢書は原書房で始まり、何らかの理由で中絶して、この国書刊行会であらたに刊行されます。また国書刊行会からの経緯は前に書いた通りです。ですから不安でしかない。 頼みますよ、国書刊行会と山口雅也さん。 | ||||
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