(短編集)
恐ろしく奇妙な夜
- 人形 (161)
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
恐ろしく奇妙な夜の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1940~50年代の作品が6編収められた、大満足の中短編集でした。 ただし、まず「虚構と現実のあわいに君臨する異能の作家」「ネタバレの恐れがあるのであらすじ等は一切書きません」と、本に関する情報がこれだけだったのはさすがに不親切だと私は感じたので、以下でざっくりとジャンルに関してのネタバレをさせていただきます。 グネグネした熱に浮かされたような書き方で、リアリティを失う恐れもある「ある要素」を平然と多用しつつ、最後にはしっかりとミステリ的な驚きが待っている。そんな作者の長編『赤い右手』にやられたという人は、安心してください。あの作品一発ではなく、本書でもそんな作者の魅力が存分に味わえます。 そして前書きを読むと、どうやら企画者はこの「ある要素」を「虚構と現実のあわい」と表現しているようなのですが、私は「虚構と現実のあわい」というこの言葉を、「幻想要素でもあるのかな?」と受け取って期待してしまっていました。 ミステリよりも、むしろそういうジャンルの作品を好んで読んでいる読者なもので。 そして、そんな企画者の意図とおそらく食い違っていた期待なのですが、意外にも叶えられました。 基本はミステリですが怪奇幻想風味の味つけが加わっている作品と、ストレートなSF・モンスター・ホラーも収録されていたのです。 もし『赤い右手』を読んでいなければ、レトロな怪奇やSFも大好きなのに、私は本書を買わなかったでしょうから、ネタバレを避けたいにしても、もう少しくらいは中身を説明しないと読者を狭めてしまうだけなのではないでしょうか。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 1件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|