(短編集)

岡本綺堂 怪談文芸名作集



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    初公開日(参考)2022年09月
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    岡本綺堂 怪談文芸名作集

    2022年09月15日 岡本綺堂 怪談文芸名作集

    今、生誕150年という記念すべき節目の年を迎える岡本綺堂。『修善寺物語』をはじめとする戯曲作品や、「半七捕物帳」などの時代小説で、現在も多大な人気を博しているが、その一方で、幻想怪奇文学の名匠としても活躍した。本アンソロジーは、〈妖怪〉と〈怪談〉の両面から、綺堂の新たな魅力を検証する貴重な一冊である。(「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (4pt)

    たぶん初めてだが、もう少しこの作家の怪談ものを読みたい

    解説でその関わりにふれているに泉鏡花とくらべて遥かにエンタテインメント性が強く読みやすい。ただ鏡花とほぼ同年の古い世代の人なので、恐怖ものというその題材にもかかわらず(あるいは、ゆえにか)情緒があり、独特の印象を読むものに残す。
     ところで本書所収の短編には江戸期を舞台にしたものもあるが、岡本綺堂においては不思議なほど、明治以降が背景のものとの断絶を感じない。
     こういう一種の怪談ものは一人称の語りによって迫真性が生まれるが、時代を江戸期にしたものでは、一人称からスムーズに三人称の語りになる。一人称は、男と女、年齢等により、「わたし」「わたくし」「僕」とおのおのの短編でいろいろだし、語り(文体)も、ですます調を含め多彩である。
     多彩といえば、時代が江戸期から明治、そして作品が書かれた大正時代といろいろあるように、物語の舞台も江戸=東京だけでなく、田舎や温泉宿、草深い木曽といろいろである。だが、全体的に同じ風味と色彩を感じる。岡本綺堂らしさというべきものだが、私はそこに作為的なものが感じられない作為、自然に生まれた技巧、あるいは意図しない巧み、といったものを感じる。
     ところで岡本綺堂はエドガー・アラン・ポーなどを読んだだろうか。いまポーを読んでいるせいか、「こま犬」のところで「モルグ街の殺人」、「月の夜がたり」を読みながら「群集の人」をふと連想したのだが、いくらなんでもこれは「牽強付会」というやつだろう(この言葉、初めてつかった)。

     この本の大半をなす岡本綺堂『近代異妖篇』は中公文庫などでも読めるが、他のいくつかの短編とともに「挿絵付きハードカバー」の大きめの文字で読めたのがよかった。現代かなづかいだが編集はしっかりされていると思う。ただ、p133、p139の「篠崎」はミスであろう。
    岡本綺堂 怪談文芸名作集Amazon書評・レビュー:岡本綺堂 怪談文芸名作集より
    4575245631



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