(短編集)
半七捕物帳 2
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半七の捕り物帖第2巻。13篇収録。 各作品ごとにバラエティに富んでいて、書かれて大分時間が経っても面白く読めるのが驚異的に思えました。 今回は、生き物をネタにした物が多い様に思えましたが、猫、鷹、蝶、狐と多彩でしたが、特に猫が多く、化け猫の話しが多い感じでしたけど、この頃は猫がかわいいよりも、怖い存在だったのかなぁ、とか思いながら読みました。或いは、ポーの「黒猫の怨霊」を読んで影響をうけたかも。 最期に科される罰はこの時代を反映してか、残酷な物もありますが、この時代はこういう感じだったらしいのが判り興味深いです。 この時代の社会風俗や物の見方も判り勉強になる作品集。是非ご一読を。 | ||||
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予想より美品で良かったです。内容は言わずもがな。 | ||||
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意外性はなくおおかた先の読める事件だが、岡本綺堂はもともと推理小説の名手というわけでもない。語り口の非常にうまい作家なので探偵物の短編として過不足なく仕上げている。 | ||||
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銭形平次と半七捕物帖を愛読し続けている。最初、銭形を読み始めたせいか、此作品の文章と内容に少し物足りなさを感じていたが、漸く是は此方の面白さと味わいがあると思えて来た。 古典の良さが分かって来た自分が誇らしい。 | ||||
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半七最初の事件、このころ半七20歳くらい。岡っ引きの手先として男を 売り出したいとうずうずしていた。そこへ、事件突発。小間物屋の娘が 行方不明になったとおもったらすぐにその小間物屋でおかみさんが刺殺され 金が盗まれた。ここは源太郎親分の縄張りだが、 ・・源太郎は瀬戸物町に住んでいる古顔の岡っ引で、好い子分も大勢 もっている。一番こいつの鼻をあかして俺の親分に手柄をさして やりたいと、半七の胸には強い競争の念が火のように燃え上がった。・・ 半七は石灯籠を手掛かりに事件を鮮やかに解決し、自分の親分の 吉五郎を唸らせる。半七が後に吉五郎親分の跡目をつぐきっかけになった 思い出の事件である。 物語はともかく、この話のなかで岡本綺堂は親切にも、当時の与力、 同心、岡っ引き(=御用聞き)の捜査体制を説明してくれる。岡っ引きの 給付は月1分から1分2朱。これで名の知れた親分は4~10人くらいの 手先を使うのだから家計は火の車。大抵は女房に小料理屋や蕎麦屋、髪結い、 湯屋などを兼業させていた。手先とは親分・子分の関係でいまのヤクザと かわらない。こわもての岡っ引きには袖の下がかなりあったに違いない。 そうでないと生活が回らない。そういえば時代小説を読むと大店には親密な 親分がいつも出入りしていて、なにか面倒なことが起こると相談に乗っている。 警察とヤクザが一緒になったようなものである。便利と言えば便利。 当時はそういうやり方で江戸の治安をはかっていたんだ。 | ||||
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