(短編集)
完本 人形佐七捕物帳 三
- 人形 (161)
- 完本 人形佐七捕物帳 (4)
- 捕物帳 (130)
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
完本 人形佐七捕物帳 三の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昭和15年をもって戦前における人形佐七捕物帳の雑誌連載は打ち切られたが、なぜか単行本ならOKという事で昭和16年以降も横溝正史は佐七の新作を引き続き執筆。この第3巻では、それまで正史が他シリーズの時代小説として発表してきた短篇を佐七へと書き換えた作品が中心となっている(中には原型が探偵物さえあり)。例えば、時代物からの書き換えは本巻の中では次の数点が該当。 ▲「敵討走馬燈」「いろは巷談」「鳥追人形」「出世競べ三人旅」~ ‶鷺十郎捕物帳〟シリーズが原型 ▲「捕物三つ巴」「清姫の帯」「身代り千之丞」「怪談閨の鴛鴦」「人面瘡若衆」「笛を吹く浪人」~ ‶不知火捕物双紙〟シリーズが原型 ▲「まぼろし小町」~ ‶花吹雪左近捕物帳〟が原型 本全集の底本には、規制が五月蠅くて枝葉の部分がさっぱりと書かれている戦前の初出テキストを採らずに昭和40年以降の改稿テキストを採っているため、濃厚を通り越してドギツイ場面が書き足された話が目立つのも本巻もうひとつの特徴。「そんな書き足し、いらなかったんじゃないの?」と言う人もきっといるだろう。あの頃はまだ小説もグラビア以外にエロを提供するためのメディアだったからと見るか、はたまた正史の関西人コテコテ気質ゆえと見るかは読む側のあなた次第だ。 人形佐七は戦後自由な世の中に変わって更にお色気もたっぷり盛り込まれて・・・みたいに認識されている。時代物なりの風流なエロならまだしも、リンチ・不具者のまぐわい・異常性癖・片輪者品評会・3Pという、正史に「お前は朝山蜻一か!」とツッコミを入れたくなるような話が本巻にはある(キレた佐七が女房お粂にDVしてしまう話なんて可愛いもの)。そういうのが苦手な方は人形佐七の中に極端なグロが毎回ある訳じゃないので安心してほしいし、大人だったらコンプライアンスどうこうなどと騒がずにサラリと読み流してくださればよいのであって。 それと、本巻をAmazonから買った他のレビュワーの方が「梱包がひどくて本が傷んでいた!」と書いておられるので私も便乗して書かせてもらう。このコロナ・パニックの状況下、発送された商品が配送業者側の事情で到着が遅れたというのなら仕方なしと我慢もするが、私はプライム会員なので本巻をオーダーすれば翌日には届くところ、ヤマト宅配便ですぐAmazonから出荷されてオーダーの翌日昼にはもう私の住まいの最寄のヤマト営業所に着いていたのに、指定などしていない配達希望日をその翌日にされていたために到着が無駄に翌々日にされてしまった。 その一件前のオーダーではプライム該当アイテムなのにゆうパケットで発送されてしまったのでお急ぎ便扱いにされず、水曜の夕方にオーダーして在庫も十分ある商品だったのに届いたのは土曜だった。これらはコロナによる人手不足のせいなどではない。以前から日本のAmazonは業者レビューは野放しで、我々ユーザーが彼らにとって都合の悪い本当の事を書くと不当にレビューを削除してきた。その上コロナ騒ぎに紛れて発送処理にまで不審点が多いとくる。プライム会員の方は特に自分のオーダーが正しいお急ぎ便で発送されているかをチェックし、本を傷めるような梱包しかり、筋が通らない事がもしあったら泣き寝入りなどせずに抗議するべき。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
商品については注文通りで特段の問題はありませんでしたが、貼函(本が収まっている外箱)の端(角)の部分がつぶれていました。本そのものに問題がないと言われればその通りですが、趣味で高い本を買っているので、外見もきちんとしたまま届いて欲しいと思います。雑誌を買った時も感じましたが、最近の貴社の包装はやや簡易に流れていないでしょうか。ご検討下さい。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|