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由利・三津木探偵小説集成1 真珠郎



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由利・三津木探偵小説集成1 真珠郎

2018年11月27日 由利・三津木探偵小説集成1 真珠郎

元警視庁捜査課長の私立探偵・由利先生と「新日報」記者・三津木俊助見参! 耽美と怪奇趣味に彩られた大胆なストーリー展開で、読者をとらえてはなさない傑作シリーズ、待望の刊行開始。 第1巻には、幻妖にして大胆、邪悪な美少年の残酷絵巻を描く傑作「真珠郎」、正義と悪のコントラストも鮮やかな犯罪活劇「白蠟変化」など、横溝正史の魅力が凝縮された傑作全6篇を収録。探偵小説界の巨人が生んだ、もう一人の名探偵シリーズ、ここに開幕!(「BOOK」データベースより)




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No.1:
(5pt)

金田一以前

横溝正史といえば、金田一耕助の生みの親として有名だが、戦前には、由利麟太郎と三津木俊助というコンビ探偵を生み出していた。
このシリーズは、その由利・三津木の登場する作品をまとめたものである。
ほとんどが、角川文庫に収録された作品だが、バラバラに収録されており、こうやってまとめられたのは、うれしい限りである。
この本に収録されている「真珠郎」は、過去、三度ドラマ化されているが、いずれも、金田一物に変更されていた。
横溝正史シリーズ版の「真珠郎」を見たあとに読むと物足りない気がするが、横溝正史の代表作には間違いないので、是非お読みいただきたい。
この巻で個人的におすすめなのは、「白蝋変化」である。
冒頭、月代という女性が、無実の罪で死刑囚となった恋人を脱獄させようと、トンネルを掘るわけだが、誤って謎の犯罪者「白蝋三郎」を脱獄させてしまうところから、物語は始まる。
この白蝋三郎の暗躍と冤罪事件の真相解明を二本立てにして、物語は進んで行く。
メイントリックは、返金保証のついた某ミステリー作品をひねったもの。 
というか、発表年を調べたら、こっちのほうが先だった。
金田一物ばかりじゃなく、この作品もドラマ化してくれないかな。
「石膏美人」の殺人動機は、乱歩の「魔術師」のトリックをひねったもの。犯人はかなりわかりやすい。
以上の三中編と次の三短編が収録されている。
「獣人」は、「ジキル博士とハイド氏」がベースになっている。
「蜘蛛と百合」は、三津木が、女の色香に血迷うお話し。これを由利が立ち直らせる。
一応ひねりはある。「陰獣」っぽい設定。
短編で気にいったのは、「猫と蝋人形」。
三津木の妹が住む洋館のそばの川に蝋人形が流れ着く。
その蝋人形の胸には、短刀が突き立てられており、胸にあった刺青は、妹の夫と同じものだった。
果たして、これは殺人予告なのか。
最終部分は、「迷路荘の惨劇」を思い出させる。
金田一シリーズほどの本格味はないが、
古谷金田一版二時間ドラマを好きな人には、
ぴったりのシリーズかもしれない。
由利・三津木探偵小説集成1 真珠郎Amazon書評・レビュー:由利・三津木探偵小説集成1 真珠郎より
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