(短編集)
由利・三津木探偵小説集成2 夜光虫
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1巻に比べ、全体的に小振りな感は否めない。 表題作の「夜光虫」については、犯人当ては、簡単だからそちらでの楽しみはあまりなく、「されど我が子よ、心せよ、○○の○に陥るな。」という言葉の意味を解くことが、メイントリックとなっている。 「顔のない死体」ネタは、なくてもよかったように思う。 個人的には、「夜光虫」を原作とした少女マンガ「血まみれ観音」のほうが好きである。 「幻の女」は、二転三転する「幻の女」の正体がメインで、全体としては、冒険活劇風展開。 以上の2本が中長編で、残りの6本は全て短編。 「薔薇と鬱金香」は、金田一もののドラマ「白蝋の死美人」で使われていたオルゴールネタが使われている。 ジュブナイル作品でも、再利用されているから、横溝正史がお気に入りのネタかもしれない。 チューリップの和名を「鬱金香」と呼ぶのも、この作品で始めて知った。 「花髑髏」は、乱歩の「魔術師」を連想させる設定。 「迷路の三人」は、角川文庫未収録作品。 「焙烙の刑」とは、火あぶりのことらしい。 「鸚鵡を飼う女」は、「スーツェン、ドワンシラン」とは、何を意味するかがメイントリック。 答が中国語って、それがわかる人ってどれくらいいるの? 「首吊船」は、モーターボートで、追っかけるシーンが、ジュブナイル作品の「真珠塔」で再利用されている。 興味のある方は、探して見てください。 巻末付録の未発表版「夜光虫」は、「横溝正史全小説案内」に収録されているものと同じ作品。 冒険はジュブナイル作品「夜光怪人」と同じ展開なので、「夜光怪人」の習作かもしれない。 | ||||
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