(短編集)
殺人仮装行列: 探偵小説集
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このシリーズはつまらないのだが、放置すると私的不良在庫(積読)になるので、無理に読んだ。 多少は評価できる作品としては、 「河底の奇蹟」ひどいオチだけど、当時ならありえそうだ。 「仮面の歌姫」「特急第七号」は意外な展開にちょっと驚かされた。 「骨牌会の惨劇」はユニークな殺人トリックが登場するが、こんなものは存在しない。 まあ戦前の探偵小説としては、許容範囲かな。 「出来ていた青」は、大人向けである。色っぽいマダムが殺され、出入りしていた三人の青年が疑われる。 退廃的なムードがいい。同時期の横溝正史を思わせる。 欧米人が登場したら必ずスパイなので、辟易する。中国人は全員悪人だ。 で、外国人が出てくる作品の日本人は全員善人ですと。そんなことだから、世界中から嫌われたんだよ。 あ、嫌われてるからこういう作品が生まれたのか。 | ||||
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昭和初期、山本周五郎として名を成す以前に、少年雑誌に発表したジュブナイル探偵小説を集めた作品社版『山本周五郎探偵小説全集』の再編集文庫化。あくまで好事家向けとはいえ、珍品ゆえの駄菓子屋的愉しさと昭和モダンのノスタルジアが堪らない。 後年、連作短編集『寝ぼけ署長』やコーネル・ウールリッチの某作品を時代小説化した『五瓣の椿』を物した探偵小説ファンの周五郎だけあって、ポーやドイル、ルブランなどの濃厚な影響を窺わせる短編が揃う。今日の目から批評すれば散見されるご都合主義に突っ込み所が満載だが、サーヴィス精神豊かな怪奇趣味と意外性、どんでん返しの妙味に富み、同時期の新青年系の作家をリーダビリティの面において遥かに凌ぐのはやはり流石。 | ||||
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