さぶ
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希望通りの商品でした | ||||
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言わずと知れた巨匠山本周五郎の名作である。お人よしだが、愚図で人に軽んじられて来たさぶ。 彼と同い年で見栄えも良く、利発な栄二。彼ら二人の男の友情を描いた作品と言えばそれまでだが、 タイトルとは裏腹に、この作品で多くのページが割かれるのは栄二の物語だ。ふとしたことで無実の罪を 着せられ、自暴自棄になって人足寄場に送られる栄二。ここで彼は自分を罪に陥れた人間たちへの 憎悪を募らせ、殻にこもったような生活を送るが、やがていろいろな事件を経て、人の情を感じ、大きく 人間的に成長する。さぶは自分を受け付けない栄二を待ちながら、心底彼を愛して尽くすのだが、 この作品で最も多く描かれる寄場の場面は、栄二の視点で描かれる。ある意味人間らしい栄二に 対して大きな愛で彼を包み込むさぶはまさに私には神のように思える。いろいろな人間が登場する。 悪い奴も出てくるが、概ね善人が多い。だが、皆不幸な生い立ちや、人の好さがゆえに軽んじられる 人間が多い。それでも一生懸命生きている。山本周五郎にとっては、無償の愛をただ捧げようとする さぶこそ本作品の主人公であるというスタンスを守りたかったのであろう。 | ||||
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人(々)の影響を受け易い人間は自分を守ってくれるだれかに寄り添いたがる。相手が異性の場合、恋という形でその機会が訪れるが、父母のようにそれが絶対的なものでないと分かるにつれ恋は反感へと変わり破たんを来たす事も徃々にしてある。皆人生の始まりから自分を守ってくれる大切な人を捜す旅に出てるのは同じで、弱い人ほどそうではないかと思うし、さぶは極めて多く存在するそんな人間の典型であり、山本氏も一面そうであったのだと思うし、ある種たぐい稀なへラクレスのような英雄として人生を歩み始めた栄二を人として自分の生涯の大切な人として身近に思いつづけたい、その思いに賭けようとするさぶとおすえの生きざまが、哀切感をもって見事に描ききられていたように思う。なんとなく。 | ||||
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人情物でこれだけのどんでん返しを読んだことは、ない。 サンチェン | ||||
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とにかく面白い。江戸庶民の暮らしを通して人の生きる道を示す圧倒的筆力に凄みを感じます。 | ||||
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