ながい坂
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百田尚樹氏の「影法師」を読了後、レビューに「ながい坂」との比較を書かれているのをたびたび目にして読んでみようと思い立ちました。藤沢周平氏の「風の果て」との比較もあり、確かに「影法師」は、「風の果て」ととても似ています。こちらは、下士から立身出世という点と成長物語と言う2点においては同じですが、趣は全く違う小説です。 ながい坂は、書かれた時代を感じさせますし、本当にながいのです。でも、この長さの中で主人公を始めとして人間や生きざまを問う作者の高い知見と見識、あるいは叡智を感じさせる深い言葉の数々に惹かれました。ながかったですが、読んで良かったです。 主人公が格式の高い家のお嬢様(奥方になる)から、馬の鞭を拾うように命じられて拒絶しますが、あの時拾えたら、と述懐しますが、象徴的な話でした。 | ||||
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60年前に読み感度した作品の再読、改めて我が身の今を振り返つて,数々の出来事に思いを馳せ、考えさせられています。 | ||||
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百田尚樹の影法師のレビューで本作を知り、読んでみた。 主人公は意外に肉親に冷たいのでそこまで感情移入はできなかったが、 困難があっても逃げずに立ち向かい、周りの信頼を集め、藩のために邁進する姿勢は 非常に共感できた。ヘミングウェイの読後感に通づるものがあった。 それは、一度きりの人生、どうせなら命の炎を燃やし尽くせ、と言うこと。 「どんなに苦しくとも、自分の力できりぬけてこそ立ち直れるものだ」上p449 (人も世間も簡単ではない、善意と悪意、潔癖と汚濁、勇気と臆病、貞節と不貞、 その他諸々の総合が人間の実態なんだ、世の中はそう言う人間の離合相剋によって 動いていくのだし、目の前にある状態だけで善悪の判断はできない。)下p148 「一番大切なのは、人間がどれほど心を打ち込み、本気で何かをしようとしたか しないか、ということじゃないか」下p208 「大義名分を振りかざす者より、恥知らずなほど私利私欲に走る者の方に、 俺は人間の最も人間らしさがあるとさえ思う。」下p398 幽閉のようにされていた藩主昌治が幕府重臣を使い、藩の江戸屋敷まで送らせ、 自らの存在を大いにアピールした場面、 主水正が城代家老を申し受ける際、酒浸りの滝沢兵部を次席家老にすべく、 何日も飲まず食わずで遂に更生させる場面が印象に残った。 山本周五郎の最後の作品らしい。思いがストレートに心に響く。 人は死しても、何がしかが後世に残るのだろう。 本書や、主人公主水正の施政や、作中の弥助?が遺したクヌギ林のように。 『さぶ』は読んだことがあるが、再読しよう。 | ||||
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読みごたえあり、間違いなく勇気を貰える一作。 下巻だけでも読破するのに四時間かかりましたが、一気読みしてしまいました。 面白い。 ただ、長旅から帰るとなぜか妻が都合よく開発済みのいい女になっていて寒気がしました。 そこは頑張らないんだ主水、、、 妄想が過ぎるよチェリーかよ、とがっかり。 男性向けの物語なので仕方ないと思いつつ ラブシーン書いてほしくなかったな、と女性の私は思いました。 とはいえそんな可愛らしいとこを差し引いても骨太の人格に圧倒される物語です。 | ||||
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リーズナブルな価格 | ||||
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