(短編集)
人情裏長屋
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周五郎の人情話11短編集。長編とは異なるいい味を出している。表題作は秀逸。加えて亡妻への細やかな愛情を描いた「おもかげ抄」や一度住んでみたくなる面白さの「ゆうれい貸家」など盛りだくさん。 | ||||
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周五郎氏は、こう言の書かせると本当に上手いですヨ。バカバカしいと言ってしまえば、それまでですけど ハハ、読んでしまう。武士の子育て話、ゆうれい貸屋とかハハ、読んでしまう。 退屈な方にお勧め。 | ||||
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もっと早く読むべきだった | ||||
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収録作品はいずれも面白いのですが、例えば表題から誤解されそうな「長屋でつつましく暮らす人情あふれた人々のいい話」みたいに思われるとちょっと違う。表題作と「泥棒と若殿」の二作が収録作品の中では最も感動的なのだけど、いずれも、志も高貴で武芸も優れ、知識も知恵もある武士が、人生に挫折し、社会の片隅で生きていくことを求める物語。しかし、いずれも最終部で、彼らは本当はいごこちがいい庶民の社会を捨て、もう一度武士として生きる、庶民ではなく、庶民を統治する側に戻ることを決意する。 それは決して上昇志向でも、権力欲でも、また庶民の世界が嫌になったからでもない。彼らは自分がその才覚と武芸を最大限生かして生きていくことがその社会的使命であることを知り、それを果たすことで、彼らが愛してやまない庶民たちのために生きていく道を選んだのだ。それは、つつましい生活の中、精一杯誠実に生き、助け合い、励ましあう名もなき庶民たちが果たしている役割と、その価値においては少しも変わらない。 武士である自分が、庶民の真似をしたり、時には武芸で庶民を助けて人々から慕われるより、武士として、支配者として生きていくことの方がはるかにつらく厳しい道なのだが、それを果たさなくては、庶民たちと同じように真剣に生きているとは言えないのだ。 日本的な「ノーブレス・オブリージュ」(貴族の社会的義務)の美しくも高貴な精神がここにある | ||||
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時代もの、現代もの問わず、周五郎小説の現実離れした、それでいて情浅からぬ味わい、を楽しめる11篇が収められている。読書が楽しみの時間を、作ってくれます。 | ||||
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