(短編集)

艶書



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    艶書 (新潮文庫)
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    初公開日(参考)1983年12月
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    短編集

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    艶書 (新潮文庫)

    1983年12月01日 艶書 (新潮文庫)

    宵節句の宴で七重は隣家の出三郎の袂に艶書を入れる。しかし、部屋住みでうだつがあがらないと思っている出三郎には、それが誰からのものかわからないまま、七重は他家へ嫁してゆく。廻り道をしてしか実らぬ恋を描く『艶書』。愛する男を立ち直らせるために、自ら愛着を断つ女心のかなしさを謳った『憎いあん畜生』。著者が娯楽小説として初めて世に問うた『だだら団兵衛』など全11編。(「BOOK」データベースより)




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    艶書の総合評価:9.56/10点レビュー 9件。Bランク


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    No.9:
    (4pt)

    周五郎の世界に共感

    以前から、山本周五郎の本を愛読しております。
     一方、
     現今の世相をみると、日本人としての誇りや矜持を見失なつている事例が多いことを痛感します。
    艶書 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:艶書 (新潮文庫)より
    4101134456
    No.8:
    (5pt)

    とても良い本です

    やはり山本周五郎の作品は間違いなく最高です
    艶書 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:艶書 (新潮文庫)より
    4101134456
    No.7:
    (4pt)

    ストイックな武士の生き方

    山本周五郎『艶書』は短編小説集である。だだら団兵衛、槍術年代記、本所霙河岸、金作行状記、憎いあん畜生、城を守る者、五月雨日記、宵闇の義賊、艶書は時代小説。可笑記、花咲かぬリラは現代小説である。

    表題作の「艶書」は宝暦事件の頃の武家の物語である。タイトルから色っぽい話を連想するが、そうではない。他の短編もストイックな武士の生き方を描くものが多い。どこの藩かは不明であるが、林田の温泉に湯治に行かせたいという話が出てくる(258頁)。林田温泉と言えば鹿児島の霧島温泉がある。文明崩壊後の日本を描く田村由美の漫画『BASARA』にも林田温泉は登場する。しかし、林田温泉は1929年(昭和4年)に林田産業交通の創始者林田熊一が開発したもので江戸時代に存在しなかった。

    最初の「だだら団兵衛」は武士が主君の命で移動中に山賊に襲われる展開が「山だち問答」と共通する。主人公の山賊への態度も同じである。「山だち問答」は孤立を怖れない侍のストイックな生き方が前面に出る。明治の立身出世主義や戦後昭和の右肩上がりの経済成長のアンチテーゼとなる思想である。これに対して「だだら団兵衛」は娯楽小説に仕上がっている。それでも立身出世を求めない点で著者の精神が込められている。

    「宵闇の義賊」は義賊とされる鼠小僧治郎吉を捕らえる側から描いた作品である。盗んだ金の大半は自己の遊興に使い、一部を貧者にばらまくことで義賊と持て囃される欺瞞を指摘する。一方で鼠小僧治郎吉を捕らえる方法は卑怯である。正面からでは鼠小僧治郎吉に敵わないと言っているようなものである。それでも組織を背景にせず、一人で戦っている点で現代日本の警察権力のような卑怯さはない。

    時代小説は江戸時代のものが多いが、「城を守る者」は戦国時代、上杉謙信の家中の話である。後方の重要性を指摘する。旧日本軍の後方軽視への批判になる。
    艶書 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:艶書 (新潮文庫)より
    4101134456
    No.6:
    (5pt)

    この短編も面白い

    栄花物語,もみの木は残った、そして、この短編集と読んだ、周期的に周五郎を読みたくなる。中でも、表題の艶書と宵闇の義賊が良い、読み込ませる。
    艶書 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:艶書 (新潮文庫)より
    4101134456
    No.5:
    (5pt)

    艶書が素晴らしい

    全ての短編が読み応えある作品なのですが、表題作の艶書がとりわけ素晴らしかったです。
    恋心を持つ幼なじみの男女が紆余曲折を経て最後は結ばれる物語なのですが、困難を乗り越えて幸せが訪れるという周五郎作品の醍醐味がぎゅっと詰まった短編となっています。
    他では男同士の友情を描いた槍術年代記がお勧め。爽やかなラストが心地良いです。
    艶書 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:艶書 (新潮文庫)より
    4101134456



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