(短編集)
酔いどれ次郎八
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問題無し | ||||
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表題作は、やさしさとか、思いやりとか、周五郎のテーマが全面に出ている作品です。 何故、次郎八が“酔いどれ”となったのか? その理由を知るだけで、読み手は深い感動に包まれます。そして考えます。果たして自分はそんなことが出来るのか? 他に、「彦四郎実記」は姉川の戦いの際に、織田信長に物申した男の話、また「牡丹花譜」は、伊達騒動を舞台にした物語。 のちの代表作のひとつ『樅の木は残った』とは、また一味違う作品。 最後の二編は、周五郎の現代もの(当時の)。周五郎の現代ものは様々な意見がありますが・・・どうぞご自分で読まれて判断されて下さい。 | ||||
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収録作品は以下の通り。 「彦四郎実記」(昭和11年) 「浪人一代男」(昭和11年) 「牡丹花譜」(昭和13年) 「酔いどれ次郎八」(昭和13年) 「武道仮名暦」(昭和14年) 「烏」(昭和15年) 「与茂七の帰藩」(昭和15年) 「あらくれ武道」(昭和16年) 「江戸の土圭師」(昭和17年) 「風格」(昭和10年) 「人間紛失」(昭和12年) 本書は戦前に発表された初期の作品を収録する。いわゆる若書きの作品である。後年の傑作を知ると、周五郎も最初はこういう作品からスタートしたのだと感慨深いものがある。それでも「与茂七の帰藩」「江戸の土圭師」「浪人一代男」などは、物語運びの面白さがある。一方、「彦四郎実記」「牡丹花譜」などは型にはまった注文通りの作品という体裁をなしている。「風格」と「人間紛失」は現代物。就中、「人間紛失」は、いわゆる少女小説で、周五郎もこういう作品を書いた時期があるのかと実感させられる。周五郎の入門にはお勧めできないが、通勤時間など楽しむことは請け合える。 | ||||
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