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(短編集)

酔いどれ次郎八



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【この小説が収録されている参考書籍】
酔いどれ次郎八 (新潮文庫)

酔いどれ次郎八の評価: 4.00/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(4pt)

なし

問題無し
酔いどれ次郎八 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:酔いどれ次郎八 (新潮文庫)より
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No.2:
(4pt)

いかにも山本周五郎

表題作は、やさしさとか、思いやりとか、周五郎のテーマが全面に出ている作品です。
何故、次郎八が“酔いどれ”となったのか?
その理由を知るだけで、読み手は深い感動に包まれます。そして考えます。果たして自分はそんなことが出来るのか?
他に、「彦四郎実記」は姉川の戦いの際に、織田信長に物申した男の話、また「牡丹花譜」は、伊達騒動を舞台にした物語。
のちの代表作のひとつ『樅の木は残った』とは、また一味違う作品。
最後の二編は、周五郎の現代もの(当時の)。周五郎の現代ものは様々な意見がありますが・・・どうぞご自分で読まれて判断されて下さい。
酔いどれ次郎八 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:酔いどれ次郎八 (新潮文庫)より
4101134561
No.1:
(4pt)

初期の作品を11編

収録作品は以下の通り。

「彦四郎実記」(昭和11年)

「浪人一代男」(昭和11年)

「牡丹花譜」(昭和13年)

「酔いどれ次郎八」(昭和13年)

「武道仮名暦」(昭和14年)

「烏」(昭和15年)

「与茂七の帰藩」(昭和15年)

「あらくれ武道」(昭和16年)

「江戸の土圭師」(昭和17年)

「風格」(昭和10年)

「人間紛失」(昭和12年)

本書は戦前に発表された初期の作品を収録する。いわゆる若書きの作品である。後年の傑作を知ると、周五郎も最初はこういう作品からスタートしたのだと感慨深いものがある。それでも「与茂七の帰藩」「江戸の土圭師」「浪人一代男」などは、物語運びの面白さがある。一方、「彦四郎実記」「牡丹花譜」などは型にはまった注文通りの作品という体裁をなしている。「風格」と「人間紛失」は現代物。就中、「人間紛失」は、いわゆる少女小説で、周五郎もこういう作品を書いた時期があるのかと実感させられる。周五郎の入門にはお勧めできないが、通勤時間など楽しむことは請け合える。
酔いどれ次郎八 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:酔いどれ次郎八 (新潮文庫)より
4101134561

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