松風の門
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正直、時代小説には興味が無く、山本周五郎さんのお名前も「知ってはいる」というレベルでした。 そんなわけで読まずに長い間本棚に置きっぱなしだったのですが、先日読む本が無く、仕方なく読み始めたらメチャクチャ面白くて「今まで済みませんでした!」ってなりました。 短編集なのですが、どれも読んだ後の余韻が凄い。凄く複雑な顔をしながら「あ〜…」ってなります。 例えば、他のよくある作品では「実はあの噂話に出てきた人がこの人なんです!」っていう「実は!」で読者をビックリさせるのに最大限の力を注いでいる物が多いので、 途中で正体が分かってしまえば、とたんにつまらなくなってしまう事も多いのですが 、この作品はそこではなく、あくまでも人の心の動きの方を鮮やかに描き出すので、「実は!」とか、どうでもいいという感じです。 是非、読んで「あ〜…」ってなって欲しい。久しぶりに手放しで人に勧められる一冊に出会いました。 | ||||
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・表題作を含む当初2作は、筋の典型さが味わいを薄くしているが、続く11作は、戦前の作にも著者の成長が窺え、また戦後一層伸びやかになった筋に、描かれる人物にも血の通いが濃く感じられ、文字通り味わい深い作目白押し、の本である。お馴染みの「おたふく物語」三部作の掉尾「湯治」を始め、性別・武家・町人を問わず、生身の人として懸命に生きる姿が、綿密多彩な筆致で描かれており、単なる筋の面白味を越えた、「本源的な人間のあり方」をテーマとした、周五郎ならではの豊かな「物語性」が詰まった、本である。場や人物設定の幅広さ、ストーリーの深い奥行きに、後世の時代物作家の及ぶべくもない高み、が感じられる。 | ||||
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山本周五郎の作品は、珠玉だらけである。ひっきりなしに新刊ものが発売されるが、彼らの作品を復刻して国民がもっとも読めば良い、と思う。今回の短編集の中では、特に、『釣忍』が良かった。「おはん」のような女房との出会いがあれば、店の一軒や二軒どうでもよい。 床の間に屏風を立てておくと、上下関係がなくなるという和室の使用法を初めて知った。 | ||||
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昔、国語の教科書に載っていた『鼓くらべ』のためだけに買いました。 主人公の言動は今で言うツンデレ美少女そのものです。ごく短いストーリーで見事に著された彼女の変化と美しさ。 真に師匠と呼べる人へ向けた言葉とそこに込められた決意。 私は鼓のことなどテレビで扱われる程度のことしか知らない無知な男ですが、粗末な部屋に凛と響き渡る「男舞」はたしかに聴こえてきました。 | ||||
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初めて著者の短編を読みましたが、ガッカリです。他の長編と異なり底浅く薄っぺらで、感動はおろか興味も涌いて来ないものが殆んどでした。 | ||||
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