(短編集)
お住の霊 岡本綺堂怪異小品集
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 | 2022年07月12日 お住の霊: 岡本綺堂怪異小品集 (932;932) (平凡社ライブラリー 932) 其の女はスルスルと枕辺に這って来て、どうぞお助け下さい、 御免なすッて下さいと、乱れ髪を畳に摺付けて潜然と泣く。 其の蒼ざめた顔、其の悲しそうな声、今も眼について耳について、 思い出しても悚然とします――。 『半七捕物帳』の第一作「お文の魂」の原型となった表題作や、 怪奇小説の代表作『青蛙堂鬼談』の原型と目される 幻の連作「五人の話」を史上初の完全復刻! 名作戯曲や随筆も含めて精選された傑作23編を収録。 2022年に生誕150年を迎える岡本綺堂の世界を存分に味わうアンソロジー。 幻想文学のスペシャリスト・東雅夫による大人気シリーズ、第十一弾。(「BOOK」データベースより) |
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| 大友克洋さんが面白いと言っていた記事を見て買いました。 | ||||
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| 岡本綺堂はすごい。歳月を経てもすこしも色褪せない魅力があります。 キンドルで全集を読んだことがありますが、こうして読みなおしてみても面白くて楽しめました。 一番興味ぶかかったのは「刺青師の話」。裸稼業（肉体労働者）たちは入れ墨していないとかっこうがつかず、それができないために辛い想いをするというのが、当時の雰囲気を伝えていて歴史の風を感じることができました。 | ||||
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