歳時記(ダイアリイ)



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

8.00pt (10max) / 1件

7.00pt (10max) / 5件

Amazon平均点

4.33pt ( 5max) / 3件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク []B総合:625位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

10.00pt

80.00pt

20.00pt

20.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1991年08月
分類

長編小説

閲覧回数3,859回
お気に入りにされた回数1
読書済みに登録された回数9

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

歳時記(ダイアリイ) (黄金の13)

1991年08月31日 歳時記(ダイアリイ) (黄金の13)

純本格推理小説の気鋭が、読者に叩きつける大胆な挑戦状。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

歳時記(ダイアリイ)の総合評価:8.50/10点レビュー 4件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

歳時記(ダイアリイ)の感想

本格の謎解き小説である『歳時記ダイアリイ』。多根井理が読む作中作のミステリ。叙述トリックにアナグラム。そして、すべての人物が話す言葉が手がかりとなっており、それらを論理的に解きほぐしていくスタイル。
クラシックなスタイルではあるがひとつひとつのピースが最後にピタッと嵌まる快感。主人公の探偵役の多根井理(たねいさとし)。名前の由来はエラリー・クイーンの生みの親フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの
名前から作られている。余計な描写は極力省きミステリとしての面白さ楽しさだけを追求したストーリーであり謎解きに特化した本です。今時には奇異に映るかも知れませんが初めてコナン・ドイルの本に触れた時のような興奮を
覚えます。それがミステリの楽しさを知った最初の興奮だったことを思い出させてくれます。こういったスタイルの本はロジックパズルが好きな人には楽しめるでしょう。例えば問い。赤か白の帽子をかぶっている人が三人縦に並んでいます。自分の帽子の色は分かりませんが、前から二番目の人は自分の前にいる一番前の人の帽子の色が見え分かります。一番最後の三番目の人は前二人の帽子の色が見えて分かります。後ろを振り返るのはダメとします。この三人のなかで一人が赤の帽子をかぶっていることを告げます。自分の帽子の色が分かった人は言いなさいと告げると、少しの沈黙のあと一番前の人が自分の帽子の色は赤だといいました。赤と答えた彼の答えの根拠を示しなさい。

ニコラス刑事
25MT9OHA
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.3:
(5pt)

叙述トリックネタで押し切る技巧派作品

鮎川氏の黄金の13シリーズから出た依井氏の2作目であり、作中作ネタに最初から最後まで大胆な叙述トリックを組み入れた作品。
90年代初頭の叙述トリックブームの際のリリースにしてはいまいち知名度がないのが不思議なくらいのよく出来た作品である。
叙述トリック重視系作品なので、キャラクターが平凡で描き分けられていないというハンデも作中作にしたことでうまく説得力を持たせている。
叙述トリック系作品としては隠れた名作と言えるだろう。
歳時記(ダイアリイ) (黄金の13)Amazon書評・レビュー:歳時記(ダイアリイ) (黄金の13)より
4488012450
No.2:
(3pt)

期待した割には・・・

本格推理小説のサイトで、一読の価値ありの評価があったので期待して買いました。
この本、古本屋で探しまくったのですがなかなか出合えず、購入することになりました。
読み始めから倒錯的で、話し言葉注意の小説の予感がして読み進めました。
結論から言うと、発想はいいのですが、言葉使いに重点を置きすぎたため、ストーリーや人物のキャラクターが薄っぺらく
読後やられた感があまり感じられなかったのが残念です。
歳時記(ダイアリイ) (黄金の13)Amazon書評・レビュー:歳時記(ダイアリイ) (黄金の13)より
4488012450
No.1:
(5pt)

作中作に仕掛けられた大掛かりな叙述トリック


自殺した女性が遺書代わりに残した推理小説――『歳時記(ダイアリイ)』
と題された作中作――の謎を解くことで、自殺の真相を究明していく本作。

奇術愛好家グループ内での連続殺人事件が描かれた作中作――作中で実際に起きた
事件を脚色したもの――には、かなり大掛かりな叙述トリックが仕掛けられていて、その
超絶技巧には唸らされます。

また、周到に配された様々な手がかりから犯人の条件を
導き出し、クイーン流儀の消去法を行う手際もすばらしい。


人工的でマニアックな作風であるため、間違いなく読者を選びますが、堅牢な
ロジックと、奇抜な叙述トリックに興味のある方なら、一読して損はないです。





歳時記(ダイアリイ) (黄金の13)Amazon書評・レビュー:歳時記(ダイアリイ) (黄金の13)より
4488012450



その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク