思い通りにエンドマーク



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初公開日(参考)1988年06月
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長編小説

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思い通りにエンドマーク (講談社文庫)

1993年08月01日 思い通りにエンドマーク (講談社文庫)

推理マニアの大学生が、夏休みに、ふとしたきっかけで訪れた山中の奇怪な館。しかし、そこにまつわる忌わしい伝説どおりに、世にも恐ろしい惨劇が待っていた―。壮大な複層密室トリックをもって登場した、新本格派気鋭の傑作長編ミステリー。著者最新書き下ろしの、推理ショートショート一篇を特別追加。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt

思い通りにエンドマークの総合評価:4.80/10点レビュー 5件。Eランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

シロウトの書いたミステリか?

ホントにつまらない本でした。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

実験的な意欲作ではあるのだが

綾辻行人氏、法月綸太郎氏、歌野晶午氏、我孫子武丸氏ら4名の島田荘司推薦による作家たちの作品が「新本格」と名づけられ、ミステリ界に新本格ブームが巻き起こった。そのブームに有象無象の新本格作家が続々とデビューし、また消え去っていった。
この斎藤氏もその中の1人であるが、ちょっと毛色が違って、本格ミステリだけでなく、『魔法物語』というファンタジーのシリーズ作品も書いている。
また専業作家ではないようで、何年かに1冊の割合で細々と新作を発表している。

その少ない作品の中で「思い」シリーズといわれるミステリシリーズがあり、本作はその第1作。
推理マニアの大学生大垣は合宿先の殺人事件を見事解決して帰ってきたところだった。同じアパートに住む陣内からその一部始終を話してみろと云われ、大垣はその顛末について語る。
彼は所属するテニスサークルの夏休み合宿で吊橋を渡った断崖にある洞窟と一体となった館に行った。そこで何者かに吊橋が切られ、外界との接触を断ち切られる。それを皮切りにその館で次々と殺人事件が起こり出す。

この内容を見ても本格ミステリのコードを忠実に再現した作品であるといえよう。目新しいところでは物語の時間軸が既に探偵が事件を解決した後であるということだ。そしてそれを聞いた陣内がまんまと犯人のミスリードに嵌ってしまった探偵に代わって真相解明に乗り出すという二段構えの作品となっているところか。

しかしこの斉藤氏の諸作は実に実験性に富んだ作風である。探偵不在の状況で真の探偵が事件を解明するという趣向、探偵役が後日事件を語るということによる事件の最中における探偵役の存在意義、そういったものが見え隠れする。
しかしそのあまりに平板な文章はなんのケレン味もなく、物語にフックが感じられない。実験小説なのだろうが、何の血も通わない人々が行き来し、行動する様子をただ眺めているだけで、推理クイズに特化した作品のように感じた。

寡作家の斉藤氏の文庫作品は全作品が文庫化されているわけではないため、輪を掛けて少ない。さらにそのほとんどが絶版である。しかし書物の森を逍遥して探し当てて読むほどの価値はないというのが私の個人的な意見だ。新本格草創期の幻の作品をぜひとも読みたい方のみお勧めする作品だ。


Tetchy
WHOKS60S
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.3:
(3pt)

★★★☆☆

★★★☆☆
思い通りにエンドマーク (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:思い通りにエンドマーク (講談社ノベルス)より
4061813668
No.2:
(2pt)

惜しいですな。

吊り橋が壊れ、『嵐の山荘』になった館で起きる殺人。
舞台は、ものすごくいいんです。
だけど、惜しいかな、文章が小学生の作文並み。

頻繁に、数行のあいだに同じ形容詞を2度出すなど、小説技法を勉強したとは
思えない人の文章です(勉強してないのかもしれないが)
そういう文章が、そこかしこに。
むろん、わざとやっているわけではなくて、単にヘタなんでしょう。

舞台やトリックは中々良かったのにもかかわらず、もう一つ唸れなかった
原因が、この「文章ひどい」でした。
思い通りにエンドマーク (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:思い通りにエンドマーク (講談社ノベルス)より
4061813668
No.1:
(4pt)

綾辻行人に続く講談社系新本格大型新人第二弾としてデビュー

本作は綾辻氏のデビューに続いて講談社ノベルス組の新本格系新人作家としては第二弾となるデビュー作であり、法月氏や我孫子氏などよりも先に登場したのだが、今となってはマイナーなのが惜しい。
著者は星新一ショートショートコンテンスト出身であり、本作には島田荘司と並び星新一の推薦文が付いていたというこの時期の新本格系としては異色であった。後にデビューした太田忠志氏とよく似た経歴だと言えよう。
連続殺人の館ものであるが、他のこの時期の推理研究会出身作家と違って、80年代的なライトタッチが特徴であり、小説としては他の本格系作家のデビュー作と比べるとこなれている印象だが、大掛かりな物理トリックや密室トリックも盛り込んでいるが、このライトタッチのせいか、あまりその凄さが伝わってこないのが、この時期の新本格系作家としてマイナーな位置づけになってしまっている要因であろうか。
作品自体は非常にきっちりとまとまっており、優等生的な雰囲気である。
おまけでショートショートも付いている。
思い通りにエンドマーク (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:思い通りにエンドマーク (講談社ノベルス)より
4061813668



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