思いがけないアンコール
- ユーモア・ミステリ (167)
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前回の事件の活躍で名探偵として知られるようになった学生大垣洋司の下に依頼人が訪れる。それは政界の黒幕と云われる高槻貞一郎の秘書である新津省吾という男で、高槻氏の下に脅迫状が届いた、それは4人の人間の殺人を示唆する内容だったので未然に防いで欲しいという依頼だった。大垣は先輩で名探偵である陣内とともに大槻邸を訪れる。そこは直径約200メートルの芝生の真ん中にゆっくりと回転する御堂が設えられ、その四方に館が4つ点在する奇妙な場所だった。そこで高槻の依頼を受けた1時間後、高槻が絞殺死体となって発見される。それは奇妙な事に脅迫状の文言と一致していた。早すぎる死。しかしこれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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綾辻氏に続く新本格デビュー第二弾の著者による思いシリーズ3部作の2作目。 80年代っぽいライトなテイストと物理トリックがやや新鮮味に欠けるきらいがあり、この時期の新本格系作家としてはマイナーな存在となっているが、この思い3部作は探偵という存在に対する後に新本格第二世代の麻耶氏などが繰り返すモチーフが89年の初期新本格ブーム時に既に採用されていたというのがこのシリーズの最大の評価点だろう。 もともと星新一ショートショートから出てきた人なので、当時の推理マニア一辺倒の作家群とはやや異なった視点が備わっていたのかもしれない。 初期の新本格推理の異色作として一度は読んでみても損はない作品である。 | ||||
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良くも悪くも新本格らしい作品といえるでしょう。 『思い通りにエンドマーク』の続編/第2弾ですが、作者のあとがきにあるように、友人たちの意見を取り入れてパワーアップしていることは間違いありません。 とはいっても、人物描写がないこと、非現実的な“館”など、綾辻に続け、という感じの路線なので、マニア向けではありますが…。 ただ、そういう小説的な面白さを求めなければ、トリック好きには楽しめる作品だと思います。特に(常軌を逸した)本作の動機には唸らされるんじゃないでしょうか。結構特異なので好き嫌いはあるかもしれませんが。 “アンチ横溝ミステリ”の秀作と言っていいでしょう。 | ||||
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良くも悪くも新本格らしい作品といえるでしょう。『思い通りにエンドマーク』の続編/第2弾ですが、作者のあとがきにあるように、友人たちの意見を取り入れてパワーアップしていることは間違いありません。とはいっても、人物描写がないこと、非現実的な“館”など、綾辻に続け、という感じの路線なので、マニア向けではありますが…。ただ、そういう小説的な面白さを求めなければ、トリック好きには楽しめる作品だと思います。特に(常軌を逸した)本作の動機には唸らされるんじゃないでしょうか。結構特異なので好き嫌いはあるかもしれませんが。“アンチ横溝ミステリ”の秀作と言っていいでしょう。 | ||||
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