思いがけないアンコール



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初公開日(参考)1989年03月
分類

長編小説

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思いがけないアンコール (講談社文庫)

1995年08月01日 思いがけないアンコール (講談社文庫)

円形の敷地の中央ではお堂がゆっくり回転していた。その四方に同じ形の四つの館という奇観の高槻邸。学生探偵コンビの大垣と陣内が邸に招かれた直後に依頼主の高槻老人が殺された。まさに早すぎる開幕だった。次々と起こる惨劇の背後に隠されていた驚くべき秘密とは。俊英が読者に挑戦する超・本格ミステリー。 (「BOOK」データベースより)




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思いがけないアンコールの総合評価:6.25/10点レビュー 4件。Dランク


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(1pt)

奇を衒いすぎ

前回の事件の活躍で名探偵として知られるようになった学生大垣洋司の下に依頼人が訪れる。それは政界の黒幕と云われる高槻貞一郎の秘書である新津省吾という男で、高槻氏の下に脅迫状が届いた、それは4人の人間の殺人を示唆する内容だったので未然に防いで欲しいという依頼だった。大垣は先輩で名探偵である陣内とともに大槻邸を訪れる。そこは直径約200メートルの芝生の真ん中にゆっくりと回転する御堂が設えられ、その四方に館が4つ点在する奇妙な場所だった。そこで高槻の依頼を受けた1時間後、高槻が絞殺死体となって発見される。それは奇妙な事に脅迫状の文言と一致していた。早すぎる死。しかしこれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった。

う~、ダメだったわ、これ。あまりに素人じみた文体と本格推理小説の定型を破ろうと努力する痛々しさが行間から立ち上ってきて見苦しさを感じた。
依頼人が会って1時間後に殺される、360ページ強の内容において80ページあたりで早々と挿入される読者への挑戦状(文中では宿題)、探偵の事件放棄など目新しさを狙った努力は解るが、それらがあまりにもぎこちなく感じて物語の腰を折っている感じがした。

登場人物それぞれに魅力がないのも痛いし、なによりも小説を読む物語の醍醐味というものが皆無だ。先日読んだ有栖川作品と比べると雲泥の差が歴然と解る。あまりに登場人物を駒として動かしすぎである。だから感情移入さえもできないのだ。
また犯人は思ったとおりの人物だったし、下世話なライトノベル調文体が妙に鼻につくし、苦痛を強いられた読書だった。


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No.3:
(4pt)

探偵の存在意義を問う初期新本格としては特異なアプローチ

綾辻氏に続く新本格デビュー第二弾の著者による思いシリーズ3部作の2作目。
80年代っぽいライトなテイストと物理トリックがやや新鮮味に欠けるきらいがあり、この時期の新本格系作家としてはマイナーな存在となっているが、この思い3部作は探偵という存在に対する後に新本格第二世代の麻耶氏などが繰り返すモチーフが89年の初期新本格ブーム時に既に採用されていたというのがこのシリーズの最大の評価点だろう。
もともと星新一ショートショートから出てきた人なので、当時の推理マニア一辺倒の作家群とはやや異なった視点が備わっていたのかもしれない。
初期の新本格推理の異色作として一度は読んでみても損はない作品である。
思いがけないアンコール (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:思いがけないアンコール (講談社ノベルス)より
4061813943
No.2:
(4pt)

横溝ファン必読!?

良くも悪くも新本格らしい作品といえるでしょう。
『思い通りにエンドマーク』の続編/第2弾ですが、作者のあとがきにあるように、友人たちの意見を取り入れてパワーアップしていることは間違いありません。
とはいっても、人物描写がないこと、非現実的な“館”など、綾辻に続け、という感じの路線なので、マニア向けではありますが…。
ただ、そういう小説的な面白さを求めなければ、トリック好きには楽しめる作品だと思います。特に(常軌を逸した)本作の動機には唸らされるんじゃないでしょうか。結構特異なので好き嫌いはあるかもしれませんが。
“アンチ横溝ミステリ”の秀作と言っていいでしょう。
思いがけないアンコール (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:思いがけないアンコール (講談社ノベルス)より
4061813943
No.1:
(4pt)

横溝ファン必読!?

良くも悪くも新本格らしい作品といえるでしょう。『思い通りにエンドマーク』の続編/第2弾ですが、作者のあとがきにあるように、友人たちの意見を取り入れてパワーアップしていることは間違いありません。とはいっても、人物描写がないこと、非現実的な“館”など、綾辻に続け、という感じの路線なので、マニア向けではありますが…。ただ、そういう小説的な面白さを求めなければ、トリック好きには楽しめる作品だと思います。特に(常軌を逸した)本作の動機には唸らされるんじゃないでしょうか。結構特異なので好き嫌いはあるかもしれませんが。“アンチ横溝ミステリ”の秀作と言っていいでしょう。
思いがけないアンコール (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:思いがけないアンコール (講談社文庫)より
4062630303



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