ガールハンター
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マイク・ハマー・シリーズ第6作。 10年ぶりに発表された本作は、実に衝撃的。 まず、ハマーは宿なしのアル中に成り下がっている。愛しのヴェルダが仕事のトラブルに巻き込まれて行方不明になり、すっかり彼女は死んだと思いこみ、酒におぼれて肉体・精神的に荒んでしまったのだ。 しかし、そのまま落ちぶれるハマーではない。ヴェルダが生きていることを知るや、酒を断ち、昔の勘を取り戻すのだ。 そのため、今回のハマーは病人でもあるため、実に弱々しく、女々しい。 かつて、「俺が法律だ!」と言わんばかりに大暴れしていたハマーに慣れ親しんだ読者にとって衝撃的かつ残念に感じる方もいると思う。。 ここは思い切って、ハマー・シリーズとは別物と割り切って読む覚悟が必要かも。 | ||||
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前作「燃える接吻」から十年ぶりに復活したマイク・ハマーのシリーズ七作目。 リアルタイムで読んでた人には、待ちかねていた一冊だったのではないでしょうか。 しかし、待ち望んでいたマイク・ハマーは、十年前のマイク・ハマーとは別人のように変わっていた。飲んだくれのアル中患者、昔の姿は見る影も無い。友人だったパット・チェンバース警部にも見放され、瀕死の病人のような状態。いったい何がハマーをこんな風にしてしまったのか? ここで驚くべきことが明かされる。秘書であり恋人でもあったヴェルダが七年前に事件の調査中に行方不明となり、すでに死んでいると思われたから。シリーズをズッと読み通してきた人には、けっこうショックなのでは。 ただ、このショックも物語のはじめのほうで早々にやわらいでしまう。ある男の言葉から、ヴェルダがまだ生きていて、自分の助けを求めていると知ったハマーは、国際的な殺し屋集団に立ち向かっていく。昔の自分を取り戻すことを誓いながら。 絶望から立ち直る男、昔の自分を取り戻そうとする男という題材は、小説的にはおもしろい。本書でも、苦しみながらも少しずつカンを取り戻していくハマーを応援したくはなる。が、マイク・ハマーには似合わないように思う。時折もらす「七年前のオレだったら」とか「昔のオレとは違っている」などのセリフも、ハマーの口から聞きたくなかった。ハッキリ言って、こんなマイク・ハマーは見たくない。マイク・ハマーはタフで暴力的、何があっても弱音を吐かないからこそ、マイク・ハマーだったのに。 一度こう思ってしまうと、愛した女のためとはいえアル中だったのが簡単に酒をひかえて立ち直ろうとするのもシラジラしいし、瀕死の状態から復帰したばかりの男にたやすくノックアウトされる世界的に名の通った殺し屋というのも情けない。ご都合主義のところばかり目に付いてしまう。 シリーズ次作では、昔のマイク・ハマーが戻っていますように。 | ||||
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