石の結社



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初公開日(参考)1987年02月
分類

長編小説

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石の結社 (光文社文庫―海外シリーズ)

1989年11月01日 石の結社 (光文社文庫―海外シリーズ)

暗殺された両親の復讐を果たすベく、テロ組織“スカルペル”に身を投じたドルー。だが、ホメイニ暗殺作戦を遂行中、標的の中に自分の忌わしい過去を発見し、現場から逃走。そして6年…。戒律厳しいカルトジオ修道会の修道僧となり、祈りの日々を送るドルーのもとに刺客が…。僧院を脱出した元テロリストは、その日、再び血にめざめた。―映画「ランボー」の原作者が、好評『ブラック・プリンス』に続いて放つ長編冒険アクション。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

石の結社の総合評価:8.76/10点レビュー 94件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

設定の意外性やアクション満載なのになぜか薄味感

マレル8作目の本作は西洋の古の歴史が絡む、ある暗殺組織の物語。

主人公のドルーことアンドルー・マクレーンは幼き頃に大使館員だった父をテロで亡くし、その後亡父の友人であるレイに引き取られ、彼に連れられて国を転々とし、各々の国の武術を身に着け、そしてテロを未然に防ぐために作られた組織スカルペルの工作員になった男。しかし彼はある任務に天啓を見出し、突如スカルペルを脱退し、彼の友人で同じくスカルペルの工作員であるジェーク・ハーデスティーによって社会的に抹殺されたことになり、厳格な修道院カルトジオ会に入院し、29歳にて隠遁生活を送る男だ。

物語はドルーと彼の協力者で恋人のアーリーン、そして謎の協力者スタニスロー神父ら3人が行方不明のジェークの捜索と、彼が隠遁生活を送っていたカルトジオの修道院を襲った者の正体とその復讐がテーマとなっている。

まず導入部が素晴らしい。
厳格な礼拝形式のカルトジオ修道院での静謐かつストイックな日々が語られる。それ以上でもそれ以下でもない淡々とした描写にふと訪れるドルー襲撃の影。
この静から動への移り方が非常に上手い。

さらに安息を求めて神父へ助けを求めると、神父たちは海兵上がりだったりベトナム帰りだったりといずれも屈強な元軍人たち。そんな彼らがドルーの命を狙うという、いわゆる西洋宗教には疎い日本人にしてみれば予想外の設定と展開が待っている。
まさに息をつく間もないエンターテインメントだ。

デビュー作の『一人だけの軍隊』がそのタイトル通り、一人対集団の物語だったのに対し、本書はドルーとその協力者2名と謎の組織への戦いという小集団対組織へのチーム戦になっている。よくよく考えるとこれは前作『ブラック・プリンス』でもそうであり、しかもそのうち一人が女性であること―しかも両者とも特殊訓練を受けた戦闘能力が高い女性!―も共通しており、この辺はエンタテインメントとしての華やかさも考慮したマレルの演出だろう。
こういった構成はやはり映像化を強く意識した作りだと感じてしまう。

ただ自身の両親をテロで亡くしたドルーが対テロ組織の暗殺組織スカルペルでずば抜けた能力を発揮していたにもかかわらず、突然組織を辞める理由がなんともあやふやな感じがしてしまった。それは自分のミッションで殺した相手の中になんとテロで両親を亡くした頃の自分そっくりの子供を見出したことにより、今の自分こそ幼き頃に激しく憎んだテロリストそのものであるという天啓を得たというもの。
この辺はなんとも首肯しがたいものがある。ドルーが見たのは幻覚だったのか?それとも敢えて組織はこのミッションをドルーにさせることで次なるステップアップを目論んだのか?

そしてタイトルにもある「石の結社」についても触れておかねばならない。その正体は最後の方になってようやく明らかにされる。

またタブーの存在である「石の結社」が物語の結末を予想外の方向へ持っていっている。
まさかこのような結末になろうとは思わなかった。最後の最後でタイトルに冠せられた組織の恐ろしさが見える結末となっている。

しかし『ブラック・プリンス』もそうだったが、現在のテロ組織なり、諜報活動なりが我々が歴史で学んだ出来事なり人物、組織と絡ませるのがマレルのスパイ小説の特徴のようだ。スパイは人類で二番目に最も古い職業と云われているから、このような語り口は実に面白い。これはマレル作品の味だと云っていいだろう。
ただ何かが足りないような気がしてしまう。もっと心に残ってもいいのに、何かが足りない。恐らくはキャラクターの強さだと私は思うのだが。
この辺りはこれからの作品で確認していくことにしよう。


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Tetchy
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No.93:
(5pt)

GREAT series!

This is classic spy/espionage. I learned of this series through author Jack Carr and decided to try the first novel. I was taken, surprised, and left wondering, “What is next?” It is the same with Book 2, and now onto Book 3 to learn how the main characters from Book 1 and 2 come together in the final installment. GREAT series!
石の結社 (光文社文庫―海外シリーズ)Amazon書評・レビュー:石の結社 (光文社文庫―海外シリーズ)より
433476035X
No.92:
(5pt)

The Fraternity of the Stone. Mortalis book 2. By David Morrell. As always no spoilers.

This is a sequel to The Brotherhood of the Rose, and a very worthy sequel too.

Drew, a former member of a highly secretive American government sanctioned group of highly skilled assassins, trained to track down and kill known terrorists, has been living in a monastery, having had enough of the killing and faked his own death so his former masters wouldn't come looking for him. Now, six years have passed and somehow they have found him, and they want him dead.

Having survived a massacre at the monastery, Drew makes his way to Boston, to find an old friend, a man trained by the same people that trained Drew, and a former lover, sister to his friend, also trained by the same people. But his friend Jake has gone missing.

Together, Drew, and his former lover Arlene team up with a mysterious priest from a sect that dates back to the third crusade (The Fraternity of the Stone) to find out what has happened to Jake and who it's trying desperately to kill Drew and why.

An excellent thriller and storyline. If you like thrillers, this one is a doozy, it was written in 1985 and is set in the 80's with some backstory in the 60's and 70's, so don't expect mobile phones or anything else modern to today as everything in the book was modern when it was written, but this does not in any way take anything away from how good it is. 5/5 stars from me.
石の結社 (光文社文庫―海外シリーズ)Amazon書評・レビュー:石の結社 (光文社文庫―海外シリーズ)より
433476035X
No.91:
(4pt)

good author

good stories
石の結社 (光文社文庫―海外シリーズ)Amazon書評・レビュー:石の結社 (光文社文庫―海外シリーズ)より
433476035X
No.90:
(5pt)

Still very good

I read this book and the others in the trilogy many years ago when they were first published. I enjoyed them then and did again. The plot is original, considering its first publishing date, and keeps the reader glued to the book throughout. Andrew MacLane is an interesting and complex hero, the bad guys are not always obvious and dealing with secret societies inside the Catholic Church all make for a great story. If you like thrillers with a dashes of medieval history, espionage, conspiracy, religious zealots and murder you will enjoy this book.
石の結社 (光文社文庫―海外シリーズ)Amazon書評・レビュー:石の結社 (光文社文庫―海外シリーズ)より
433476035X
No.89:
(5pt)

Andrew MacLane

Thanks David Morrell another great book of spies and religion good and evil and a new character Drew, loved it couldn’t put it down. Thanks again
石の結社 (光文社文庫―海外シリーズ)Amazon書評・レビュー:石の結社 (光文社文庫―海外シリーズ)より
433476035X



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