夜と霧の盟約



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初公開日(参考)1988年05月
分類

長編小説

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夜と霧の盟約〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

1992年01月01日 夜と霧の盟約〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

世界各地で、次々と行方不明になる老人たち―ナチス・ドイツの残虐なテロ政策〈夜と霧〉が甦ったのか?暗い過去を背負い、イスラエルに隠遁していた元CIA工作員ソールは、モサド要員だった義父の失踪を知り、探索を開始した。同じ頃、砂模で贖罪の生活を送っていた暗殺者ドルーは、ローマ教皇庁の秘密諜報組織〈石の結社〉から、消えた枢機卿の捜索を命じられた。それぞれの事件を追う2人は、奥深い謀略の渦中へ。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

夜と霧の盟約の総合評価:8.49/10点レビュー 112件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

細かいカット割りのスピーディーさが物語を浅くしている

『ランボー怒りの脱出』の後に発表された本書は、なんと『ブラック・プリンス』のソールと『石の結社』のドルーがコラボするそれぞれの続編だ。
マレルの作品は一つの世界観を作っているのか、それともこれは彼の読者サーヴィスの賜物なのか、解らないが彼の作品を読んできた者にとっては至福の設定であろう。
『ランボー』のヒットに気を良くして、二匹目のどじょうを得ようとこの企画を形にしたのかもしれないが。ここにランボーも加わるともはや荒唐無稽を通り越して、マレルの商魂の逞しさに呆れてしまうけれども。

しかしそれでもなお元CIAエージェントのソールが石の結社の神父たちと戦ったり、ソールとドルーが手を組んだりするのはなかなか面白い。

そんなマレルの二大ヒーローが登場する事件とは世界各地で起こる老人たちの失踪事件だ。
さて本書のタイトルにも冠せられ、そして作中でも繰り返される「夜と霧」という単語はかつてヒトラーが勅令として発布したユダヤ人たちをいずこへと連れ去った「夜と霧の法令」に由来する。無知なる私にとって作者の創作かと思ったが、なんと実際に発令された恐怖の法令だったようだ。
そして被害者であった生き残りたちはかつての恐怖を再現しようと、今も名と身分を変えて生存するナチの残党とその子孫たちを同じ目に合わせるために仕組んだ作戦なのだ。

また作中、「消耗品扱いできる(エクスペンダブル)」という表現があった。読中私が頭によぎったのは映画の『エクスペンダブル』とジェイソン・ボーンシリーズ三部作だ。
前者は全くの偶然だろうが、やはり自作のヒーローを一堂に会して暴れさせるというのは昔からの創作者の憧れだったのかもしれない。最近はマーベルコミックのキャラクターが一堂に会した『アベンジャーズ』が好評を博したことだし。

しかしジェイソン・ボーンが作者の死後に映画化され、傑作となったのだから、次の題材としてマレルの『ブラック・プリンス』、『石の結社』、そして本書を3部作として映画化するのはなかなかいいアイデアではないかと思うのだが。
本国アメリカでももはや絶版となって手に入らなくなって、プロデューサーたちの目に留まらないのかもしれない。

短い章を重ねるスピーディな場面転換でアクション小説としては面白いのだが、逆にその短い章立てと切り替えの速さが小説としての味わいやキャラクターの深みを薄めている感がどうしても拭えないのだ。
マレルの場合はナチスの生き残りたちの恨みの深さやナチスのSS将校たちが戦時に行ったユダヤ人虐殺の惨たらしさは表現されているものの、転換の速さゆえに深く浸透して感じられなくなってしまっている。
作品に何を求めるかは読者次第であり、とにかく何も考えずに楽しめるアクション物が読みたいという方なら、この作品は最適だろう。特に『ブラック・プリンス』、『石の結社』を読了済みの読者ならばさらに愉しめるに違いない。

しかしそんな読者の一人である私はやはり小説であるが故のただ楽しかった、驚いた以外の心に響く何かを求めてしまう。

今後のマレルにそのような作品があることを期待したい。


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Tetchy
WHOKS60S
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No.111:
(1pt)

Not new! Book was very used!

The jacket cover of the book was missing, pages discolored. This was advertised as new. I would expect for 35.00 it would be. Do not buy, look for other sources.
夜と霧の盟約〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)Amazon書評・レビュー:夜と霧の盟約〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150406464
No.110:
(4pt)

Follow up series from The Brotherhood of the Stone and Fraternity of the Stone

I liked how the author brought two different characters from the first two books in this series to work together for a common cause in this book. It brings in historical events of Hitler's regime as basis for the disappearance of several aged men while their children search diligently to find them. It shows how intense hate and revenge can turn into forgiveness when faced with the reality of what getting even really means.
夜と霧の盟約〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)Amazon書評・レビュー:夜と霧の盟約〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150406464
No.109:
(4pt)

good author

good stories
夜と霧の盟約〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)Amazon書評・レビュー:夜と霧の盟約〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150406464
No.108:
(5pt)

Saul and Drew.

Wow what a great book, I’m sorry it’s taken so long for me to read this David but it was great a right page turner from beginning to end thanks again.
夜と霧の盟約〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)Amazon書評・レビュー:夜と霧の盟約〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150406464
No.107:
(3pt)

A good thriller

It has a rich set of characters and many sub-plots across the story line. Some times I found myself flipping back a few pages or a chapter or two to refresh my memory as to which set of characters I was dealing with in this section of the book.
夜と霧の盟約〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)Amazon書評・レビュー:夜と霧の盟約〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150406464



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