ラグナ・ヒート
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毎夜就寝前の数十分の読書は、悩み事や心配事から別世界へと誘ってくれて眠りに就くことができるから欠かせない評者の癖となっている。 昔読んだミステリの在庫の中からランダムに選んだのが本書T・ジェファーソン・パーカー著『ラグナ・ヒート』であった。 本書の奥付を見ると昭和61年11月10日1刷と記してあるから、評者がこの本を読んだのが31年も昔になる。 例のごとくストーリーをすべて忘れていたから新鮮な気持ちで読みすすむことができた。 が、エンディング数ページにになったころから微かに記憶が蘇ってきたことが、この作品の出来の良さの証明かもしれないと思いながら読み進んでしまった。 訳者の山本光伸氏のあとがきで知ったのだが、著者パーカーは、記者として仕事をしながら、処女作『ラグナ・ヒート』を書き上げたのである。 出版されると同時に数々の賛辞が寄せられてベストセラーとなり、映画化もされたようであるが、日本では放映されなかったようである。 入り組んだプロット構成といい、歯切れの良いテンポといい、とてもルーキーとは思えないような作品に仕上がっている。 著者のバックナンバーで良さそうなものを、Amzonで入手して読んでみようと思ってしまった。 少々荒削りであっても男性ミステリ作家の方が評者の好みであるようだと感じながら本書を読み終えたのです。 | ||||
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つまらないわけじゃないけど、たいして面白いとも思えなかった。 恋愛の部分も悪くないけど、もう少しテンポ良くストーリーが展開されたら良かったんじゃないかなって思いました。 そういう意味でもちょっと残念です。 | ||||
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22年ぶりの再読です。サンケイ文庫の表紙は、統一されたデザインだったので、結構気に入っていました。 さて、著者のデビュー作であり、初邦訳でもあるこの作品。捜査中の失態?でロスから故郷のラグナに帰ってきたトム・シェパード刑事が、連続殺人の謎を追います。 内容は、すっかり忘れていました。猟奇的な場面もありますが、登場人物の個性がはっきりと描き分けられているので、他の作品と同様、楽しめます。 | ||||
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本書は、アメリカにおけるミステリーの最高峰、「MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞」ベスト・ノベル(最優秀長編賞)を2度も受賞した(’02年度『サイレント・ジョー』、’05年度『カリフォルニア・ガール』)T・ジェファーソン・パーカーの’85年のデビュー作である。 デビュー作からはその作家のすべてがうかがえるといわれているが、まさに本書の主人公、カリフォルニアはラグナ警察署唯一の殺人課刑事、32才のトム・シェパードはのちのパーカーの小説世界に登場する典型的人物のように描かれている。 幼くして母親を殺害され、1年前にはロサンゼルスで16才の黒人少年を射殺したかどでセンセーショナルに扱われ辞職、おまけにその際、離婚まで経験している。精神的なダメージを受けて故郷ラグナに帰ってきて職を得たトム。彼を待っていたのはラグナはじまって以来の残虐な連続殺人事件だった。 心にトラウマを抱えながら、続けなければならない孤独な捜査、謎が謎を呼び、過去へ過去へとさかのぼる事件の輪、やがて30年の時を超えて明かされる衝撃の真実、すべては自分との戦いなのだ。 本書では、ミステリーとしての熟成度もさることながら、決して表面的なエンターテインメントにとどまらず、トムという主人公の内面にも奥深く入り込んだ、パーカーならではの世界が味わえる。これでデビュー作かと思いながら時を忘れて味読した。 | ||||
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ロサンゼルスで起きたある「事件」のため、ラグナビーチへ帰郷した刑事シェパード。 ひとり暮らしの老人の焼死体が発見され、そこには聖書と「嘘つきは焼け死ぬ」のメッセージが残されていた。犯人を追うシェパードを嘲笑うかのように、別の犠牲者が。犯人の目的はなにか? シェパードは故郷の人間模様と過去に深く踏み込んでいく。そして、自分自身の心にも……。 いまやミステリ界の大御所となったT・ジェファーソン・パーカーのデビュー作が再編集されて文庫になりました。その後の『サイレント・ジョー』でも見られるような、自らの心に深く入っていく主人公の心の風景と、カリフォルニアの美しい風景の描写が印象深い作品で、いかにもT・J・パーカーらしい味わいがあります。 犯人に迫る過程に回り道が多く、少しイライラさせられるのが欠点といえば欠点ですが、イライラしつつも最後まで読んでしまう「流れの強さ」は評価できると思います。 蛇足ながら、再編集したわりには誤植が散見されます。せっかくの秀作ですから、ささいな箇所で読者をつまずかせないようにお願いしたいです。 | ||||
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