嵐を走る者
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
嵐を走る者の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は、アメリカにおけるミステリーの最高峰、「MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞」ベスト・ノヴェル(最優秀長編賞)を2度も受賞した(’02年度:『サイレント・ジョー』、’05年度:『カリフォルニア・ガール』)T・ジェファーソン・パーカーの文庫オリジナルの邦訳最新書である。 保安官補のストロームソーは、自分を狙った爆弾で最愛の妻と息子を殺され、自らは重傷を負う。仕掛けたのはマフィアのボス、タバレス。彼らは高校時代マーチングバンドに所属する親友だった。なぜタバレスはストロームソーを殺したいと思うほど憎むようになったのか。謎をはらんで物語は始まる。 心に深い傷を受けたストロームソーは、職を辞し、カリフォルニアを離れてマイアミで2年間酒浸りの破滅的な生活を送るが、警備会社を営む旧友のダンの下で再出発を図る。彼の仕事は、ストーカーに悩まされているサンディエゴの人気女性天気キャスター、フランキーのボディガードだった。 ところが、フランキーが高祖父の遺志を継いで伯父と人工降雨の研究・実験をしていることがわかり、ストーカー事件も単なる変質者によるものではなく、この研究を阻止しようとする黒い陰謀が関っていることが判明するあたりからストーリーは盛り上がってゆく。 この件に重警備刑務所に服役中のタバレスが絡み、当初の謎を中心に、登場人物それぞれの悲哀と怒り、さまざまな欲望、愛と憎しみを交差させながら、ストロームソーとタバレスとの直接対決の結末へと流れ込んでゆく。本書は、一見とっぴとも思える興味深い人工降雨の研究をサブプロットに展開される、パーカーらしい人間の愛憎ドラマである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりに文庫オリジナルで新作が登場しました。早川では初めてのはずです。 他の作家であればこの設定、エンディングに向けてもっと盛り上げていくのかも知れませんが、著者の作風である「静謐さ」とはどうも相容れないようです。今回は、読んでいて今ひとつ乗れませんでした。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|