ブラック・ウォーター



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    初公開日(参考)2003年01月
    分類

    長編小説

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    ブラック・ウォーター (ハヤカワ・ミステリ文庫)

    2007年01月31日 ブラック・ウォーター (ハヤカワ・ミステリ文庫)

    妻は射殺され、夫は頭に銃弾を受けて瀕死の状態で発見された。若き保安官補夫妻を襲った事件は、一見、無理心中と思われた。だが、殺人課の女性巡査部長マーシ・レイボーンはその見方に疑問を感じる。心中にしては不自然な点が多すぎるのだ。昏睡から目覚めた夫は記憶を失い、身の潔白を証明できない。やがてマーシは、事件の陰に大きな闇の存在を感じはじめた…二度のMWA賞に輝く実力派作家による感動のミステリ。 (「BOOK」データベースより)




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    No.9:
    (4pt)

    たまらなく悲哀を感じる物語…

    T・ジェファーソン・パーカーの小説はこれが初めてでしたが、
    胸にせまる読後感…たまらなく悲哀を感じる物語…
    たぶん忘れられない一冊となりそうです。

    何者かに襲われ、
    自らも頭部に銃弾を残す重症を負い生死を彷徨う保安官補アーチー
    底知れぬ暗い水の中へ意識が沈み込んでいく…
    再び目覚めた時には愛する妻を失っていた。
    そして容疑は彼自身の身に…

    物語の視点は大きく2つ。
    事件の捜査にあたる女性捜査官マーシー・レイボーン。
    断片的に蘇る思い出と薄れ逝く感情を必死に留めようとしながら、
    頑なに自分自身の手で犯人を処罰しようとするアーチー。

    事件をアーチーが犯人であるとして、
    速やかに解決しようとする検察と加熱するマスコミ。
    懸命な捜査をつづけ事態を打開しようとするマーシーが、
    やがて辿り着き、見えてきた事件の真実…
    そして、再び確信するに至るものは…?

    マーシーが経験するこの物語の最高潮は、
    まるでファンタジーのようにも感じられ心に残りました。
    そして決して派手ではないのだけれど、
    2度とふさがることのないであろう孔を抱えた胸を、
    そっと撫で下ろすかのような静かな幕切れ…

    人物の描き込みが実に深くて現実味があり、
    するりと互いをつかみ損ねてしまいそうな、
    人間関係の繊細な部分までをもとても味わい深く読ませてくれる…
    いろいろな場面に美しさや詩情をも感じます。

    シリーズものは絶対に途中から読まないたちですが、この作品、
    読み終わるまでシリーズものであることを全く知らず読みました。
    確かに物語の中には、前作までの経緯を知っておきたかった
    という部分もあるにはありますが、
    それもひとつの過去として次第に明らかになり充分楽しめました。

    もちろん、先立つ作品の存在を知っていれば、
    そちらから読んだと思いますが…
    ブラック・ウォーター (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ブラック・ウォーター (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
    4151758526
    No.8:
    (4pt)

    たまらなく悲哀を感じる物語…

    T・ジェファーソン・パーカーの小説はこれが初めてでしたが、
    胸にせまる読後感…たまらなく悲哀を感じる物語…
    たぶん忘れられない一冊となりそうです。

    何者かに襲われ、
    自らも頭部に銃弾を残す重症を負い生死を彷徨う保安官補アーチー
    底知れぬ暗い水の中へ意識が沈み込んでいく…
    再び目覚めた時には愛する妻を失っていた。
    そして容疑は彼自身の身に…

    物語の視点は大きく2つ。
    事件の捜査にあたる女性捜査官マーシー・レイボーン。
    断片的に蘇る思い出と薄れ逝く感情を必死に留めようとしながら、
    頑なに自分自身の手で犯人を処罰しようとするアーチー。

    事件をアーチーが犯人であるとして、
    速やかに解決しようとする検察と加熱するマスコミ。
    懸命な捜査をつづけ事態を打開しようとするマーシーが、
    やがて辿り着き、見えてきた事件の真実…
    そして、再び確信するに至るものは…?

    マーシーが経験するこの物語の最高潮は、
    まるでファンタジーのようにも感じられ心に残りました。
    そして決して派手ではないのだけれど、
    2度とふさがることのないであろう孔を抱えた胸を、
    そっと撫で下ろすかのような静かな幕切れ…

    人物の描き込みが実に深くて現実味があり、
    するりと互いをつかみ損ねてしまいそうな、
    人間関係の繊細な部分までをもとても味わい深く読ませてくれる…
    いろいろな場面に美しさや詩情をも感じます。

    シリーズものは絶対に途中から読まないたちですが、この作品、
    読み終わるまでシリーズものであることを全く知らず読みました。
    確かに物語の中には、前作までの経緯を知っておきたかった
    という部分もあるにはありますが、
    それもひとつの過去として次第に明らかになり充分楽しめました。

    もちろん、先立つ作品の存在を知っていれば、
    そちらから読んだと思いますが…
    ブラック・ウォーター (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ブラック・ウォーター (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
    4151758526
    No.7:
    (3pt)

    深く静かに胸に迫る、<マーシ・レイボーン>シリーズ第3作

    T・ジェファーソン・パーカーは、’02年度『サイレント・ジョー』と、’05年度『カリフォルニア・ガール』で、アメリカにおけるミステリーの最高峰、「MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞」・通称エドガー賞のベスト・ノヴェル(最優秀長編賞)を2度も受賞している。

    パーカーはその間にふたつ作品を発表しているが、本書はそのうちの1作である。

    また本書は、『サイレント・ジョー』に先立って書かれた『ブルー・アワー』、『レッド・ライト』に次ぐ、オレンジ郡の保安官事務所に所属する女性捜査官、マーシ・レイボーンを主人公に据えた、パーカー初のシリーズものの3作目でもある。

    マーシの同僚の保安官補アーチーが、自宅で意識不明の重傷を負い、妻のグウェンは銃で撃たれた死体となって発見される。殺人か、無理心中か・・・。彼ら夫婦は分不相応の邸宅に住み、収入以上の贅沢な暮らしをしていた。状況証拠はアーチーに不利なものだったが、マーシは彼の無実を信じる。しかし決定的な証拠をつかめないでいるうちに、意識を回復したアーチーが、自らの手で犯人を探し出すために勝手に病院を退院して、姿をくらましてしまう。
    やがて、事件の陰に隠れた大きな闇が明らかになるのだが・・・。

    本書は『サイレント・ジョー』や『カリフォルニア・ガール』に比べると、シリーズものだけに、少しライトな感じがするのは否めないが、精緻な描写、みごとな人物造形、入念なプロットは健在である。読者は、決して派手さはないが、深く静かに胸に迫るという点で、上記2作と同質の、パーカーならではの名人芸を堪能することができる。

    ただ惜しむらくは、シリーズものだけに、本書単独では理解しきれない部分もあり、文庫化されている先立つ2作品、少なくとも『レッド・ライト』は先に読んでおいたほうがよさそうである。

    ブラック・ウォーター (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ブラック・ウォーター (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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    No.6:
    (3pt)

    深く静かに胸に迫る、<マーシ・レイボーン>シリーズ第3作

    T・ジェファーソン・パーカーは、’02年度『サイレント・ジョー』と、’05年度『カリフォルニア・ガール』で、アメリカにおけるミステリーの最高峰、「MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞」・通称エドガー賞のベスト・ノヴェル(最優秀長編賞)を2度も受賞している。

    パーカーはその間にふたつ作品を発表しているが、本書はそのうちの1作である。

    また本書は、『サイレント・ジョー』に先立って書かれた『ブルー・アワー』、『レッド・ライト』に次ぐ、オレンジ郡の保安官事務所に所属する女性捜査官、マーシ・レイボーンを主人公に据えた、パーカー初のシリーズものの3作目でもある。

    マーシの同僚の保安官補アーチーが、自宅で意識不明の重傷を負い、妻のグウェンは銃で撃たれた死体となって発見される。殺人か、無理心中か・・・。彼ら夫婦は分不相応の邸宅に住み、収入以上の贅沢な暮らしをしていた。状況証拠はアーチーに不利なものだったが、マーシは彼の無実を信じる。しかし決定的な証拠をつかめないでいるうちに、意識を回復したアーチーが、自らの手で犯人を探し出すために勝手に病院を退院して、姿をくらましてしまう。

    やがて、事件の陰に隠れた大きな闇が明らかになるのだが・・・。

    本書は『サイレント・ジョー』や『カリフォルニア・ガール』に比べると、シリーズものだけに、少しライトな感じがするのは否めないが、精緻な描写、みごとな人物造形、入念なプロットは健在である。読者は、決して派手さはないが、深く静かに胸に迫るという点で、上記2作と同質の、パーカーならではの名人芸を堪能することができる。

    ただ惜しむらくは、シリーズものだけに、本書単独では理解しきれない部分もあり、文庫化されている先立つ2作品、少なくとも『レッド・ライト』は先に読んでおいたほうがよさそうである。
    ブラック・ウォーター (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ブラック・ウォーター (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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    No.5:
    (4pt)

    魅力的なヒロインの骨太警察小説

    女性刑事マーシ・レイボーンを主人公とするシリーズの第三作。
    地味な警察小説だが、相変わらずヒロインは魅力的だ。
    この女刑事の肩肘の張り具合、男社会での折り合いのつけ方、男刑事に向ける目、自省、トラウマ、母親としての生活・愛情、野心、そして悪を憎む心。
    どれをとっても非常に斬新で、目を惹きつけずにはおかない。
    哀感と喪失感に溢れたストーリィも秀逸。
    第二作の事件を引きずって、最終的には答えも出る。
    このシリーズに限ったことではないが、邦訳順がデタラメなのが残念だった。
    ブラック・ウォーター (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ブラック・ウォーター (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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