(短編集)
子供たち怒る怒る怒る
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子供たち怒る怒る怒るの総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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子どもたちが戦うダーク・ストーリー6編を収録。特にお気に入りは、「大洪水の小さな家」、「死体と、」、「子供たち怒る怒る怒る」。「クリスマス・テロル」が作者のテロルなら本作は子供たちのテロルだろう。 | ||||
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思いついた猟奇的なアイデアを思うまま描いただけの、酷い内容です。 私は読んで後悔しました。記憶を消したいです。嫌いです。 もしかしたら、人に嫌われる事が目的なら成功してると思います。 | ||||
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鏡家サーガファンとしては、 後期文体は残念なのですが、 この作品の筋書きであれば、 その文体でも読みやすいかな、と。 面白い作品も多いです。 | ||||
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子供らが主役のとってもグロテスクな短編集。 どの作品も暴力と性的なタブーがみてとれます。無意味な残酷さは嫌いではないのだが、、昨今の子供らの悲惨な事件を思い浮かべると、フィクションとはいえどうもねぇ。絶望とう言葉が頭に浮かぶが、深読みしない方が吉なのだろう。 収録作は、大洪水に飲み込まれた兄妹「大洪水の小さな家」、病死した少女の死体が不幸の連鎖を巻き起こす「死体と、」、武装し学校を占拠した中学生たち「慾望」、連続殺人鬼の出没を当てっこする小学生たち「子供たち怒る怒る怒る」、雪に埋もれた少年の脱出行「生まれてきてくれてありがとう!」、蹂躙され続けてきた女子学生の目覚め「リカちゃん人間」。 | ||||
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佐藤友哉って不憫な作家だなあと思う。 同じメフィスト賞受賞者の中でも飛ぶ鳥を落とす勢いの舞城西尾に挟まれてデビュー。で、そのデビュー作はぶっ叩かれて、なのになぜか続編出して、サリンジャーパクって鏡家サーガとか言っちゃって、三冊くらい出したけど売れなくて。 売れなさすぎて続編出せないことに対する不満をあとがきでぶちまけたら、その小説で皮肉にも初めて重版がかかって。 そんな不憫な佐藤友哉の、文芸誌初掲載作品を含む短編集がこれ。 先に結論を述べますと、僕はとても楽しめました、この本。とにかくどの作品も「高熱で死にそうになりながら書いたの?」って感じのテンション。登場人物はみんな異常者だし、文章の緊張感は張り詰めてるし、それでいて話の展開はヨレヨレと危なっかしい。こんな本は佐藤友哉にしか書けない。というか佐藤友哉しか書かない。他の作家なら思いついてもやらない。 それでもって佐藤友哉は、まさにタイトル通りに、作品の中で怒りまくっている。みっともなく、駄々をこねるみたいに怒りや不満をぶちまけている。それが最も顕著(悪く言えばあからさま)なのはやっぱり表題作の「子供たち怒る怒る怒る」だろう。 筋だけ言えば、「連続殺人鬼の犯行予測をゲームとして楽しんでいた子供たちが、いつの間にか事件に巻き込まれてうんぬんかんぬん」なんだけど、「何をそんなに」ってぐらい佐藤友哉が怒ってるせいで、話はほぼ破綻していて、それが逆に文章の切れ味を増していて、その様がなんだか一層不憫で、可笑しくて、かつたまらなく切ない。僕は読んでて笑い泣きしてしまった。無駄に悪趣味だったり、子供たちの喋りかたが嘘っぽいなどの瑕はあるが、それでも表題作は傑作だと思います。 ただ、その他の作品はぶっちゃけ話にならない。 「大洪水の小さな家」はタイトルがダサいし、引用がダサいし、何より三兄弟の有り様、思想がダサい。 「死体と、」は綺麗にまとまってるだけ。 「欲望」は緊張感がまるでない。 「生まれてきてくれてありがとう!」は完全にタイトル負けしてる。小粒。 「リカちゃん人間」は、なんというか、何も思いませんでした。 せっかく「子供たち〜」が傑作なのに、他のがこれじゃなあ。やっぱり長い話の方が得意なのかな。 で、ここまで書いてて気づいたけれど、この作品集、というか佐藤友哉のテーマがイマイチわからない。というか、無い。内容が無い。皆無。怒ってるだけ。いやそれが面白いんだからいいんだけどさ。キレ芸みたいなもんか。 そんなカンニング竹山系作家、佐藤友哉だけど、この作品以降キレっぷりはだんだん減退していく。結婚もしたしね。大人だもんね。で、三島由紀夫賞もとってしまったりするわけだがやっぱり僕としては脂の乗ったキレ具合が爽快な本作を偏愛してしまいます。 あ、もちろん人には薦めません。 | ||||
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タイトルに惹かれて購入したものの、いざ読み始めるとあまりにもグロテスクな内容に閉口。この分野、自分には向いていないかも。 | ||||
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