京都府警捜査一課の橋口警部補は、妹舞子の結婚式のため北海道札幌へ向かった。

昭和39年夏。10月に開催されるオリンピックに向け、世界に冠たる大都市に変貌を遂げつつある首都・東京。

アレックス・イーストンは小国ガラシアの退役軍人。旧友マデリン・アッシャーから手紙をもらい、アッシャー家の館を訪ねてきた。

1953年、作家を夢見る青年は、放浪の旅に出た。観察し、学び、書くために。

室町時代に真宗王国を築き、権勢を振るった本願寺の法主、蓮如は5人の妻に、27人の子を産ませた。

一年前の聖夜、サンタクロース姿の男が殺害された。元弁護士が出頭、公判が始まる。

長年の夢が叶い、平凡な会社員キップ・ドーソンは宇宙旅行に出発した。

スリにあっても気づかず、「わしは最近まで頭の病気で座敷牢にいたからな」と自嘲する浪人・福は内福太郎。

実業家小山田六郎氏の夫人静子を脅迫する陰獣・大江春泥のナゾを追求するわたしのまえに展開していった驚嘆すべき真相は何であったか?昭和3年発表の傑作中編「陰獣」と、初期の名作3編を収めた乱歩傑作集!

対人恐怖症の探偵・柔井公太郎と、ドS美人心理士の不知火彩音が、奈良を舞台に珍事件を解決する! 「鹿に食べられた息子を探して」「制服が盗まれたのはなんで?」「国宝級の鉄剣を見つけて」など、知性も推理も手が届かぬ真相に柔井はどう辿り着くのか?人が苦手という武器

軽井沢で殺された外国婦人はマレーシアの密林に消えたタイ・シルク王の妹だった。熱帯蝶の標本が二つの事件を結ぶ。

「蓬莱山の黄金」「鬼道の力」「空海の秘法」を巡る争奪戦が熾烈さを増すなか、東北・花巻で「鬼道の力」の鍵を握る美女鬼奈村典子が何者かに拉致された。

天国区のデイサービス施設で、宿直員一名と利用者二名の死体が発見された。三人とも刃物でメッタ刺しという惨状。

百姓から憧れの武士へと出世した藤吉に、中小姓として俸禄と姓が与えられた。ある日、奉公先である永穂家の家宝が盗まれる。

その老人は、むせかえるように暑い温室で私を待っていた。

『三匹の子豚』が朝ドラで大ヒットした斉川亜樹。鳴かず飛ばずの時代からようやく抜け出し、忙しくも穏やかな生活を送っていた。

蔵書の次は手品師が消えた？　容疑者あつかいされた移動図書館の司書イスラエルは、独自に行方を探すことに。

東京の中国租界・新大久保で起きた日本人殺人事件。

高額賞金を賭けてクイズに挑む男女7人に仕掛けられた罠―十津川は自らの危険を顧みず、かつての部下を救うため奔走するが、予想もしなかった犯人が浮上し―。

日常のなかで、ふと感じる誰かの“まなざし”。

1930年代、禁酒法が解禁されたアメリカのとある街。

伝説の名作たちがよみがえる。文春文庫40周年記念 海外ミステリ・クラシックス。

1942年、ナチス・ドイツ占領下のポーランドで猟奇殺人が発生。

ケイ・ノリスはニューヨークに住む魅力的な女性編集者。

第1回スニーカー大賞金賞受賞。人

改造拳銃による殺人事件が発生した。被害者は羽田自動車工業社長の羽田五郎。

愛する息子が殺された。 犯人として逮捕されたのは、息子の妻・想代子の元恋人。

最終戦争後の世界。幼いころから苦楽をともにしたぼくと親友ゴンゾーは、一種のトラブルシューターとして活動している。

超絶難事件は解決されうるのか!?名探偵たちはいったいどんな推理を繰り広げるのか?通常では考えられない執筆陣容を誇る贅を尽くした華麗なる競演…驚愕必至の捜査と、予測不能の結末!13の難事件に挑む13人の名探偵。

雷の季節に起こることは、誰にもわかりはしない―。

父の認知を受けられず母子家庭で育った青年・八城一紀にとって、女子大生との同棲は夢のような毎日だった。

八田泳、高校一年生。そこそこ裕福でいわゆる幸せな家庭の息子。

大学生になった弓田泉は、文学サークルの先輩や友人たちとともに学生生活を謳歌していた。

バリ島をオートバイで駆ける拓也、21歳。ちょっと不器用で、ひとりで生きることを習い性にしている青年。

朝まで営業しているスナック“ケント”は、クルマ好きの若者たちの溜り場だった。

桟橋を降り、ゆっくりとバイクを進める。この空気だ!この空気を裂いて走るため、ボクたちは北海道に来た。

モトクロスに人生の全てを賭ける貞二は、思うような結果が出せず、また、若い天才の出現に焦りを覚える。

奇妙な赤ちゃんの夢を見る女。モデルの女性が怯える、忌まわしい村のしきたり。

ひよどりが丘の一軒家に住むラブラブの新婚カップルともえと勝雄のもとに、老女が転がり込んできた。

ひよどりが丘の一軒家に住むともえと勝雄はラブラブの新婚。

日本陸軍参謀本部で孤独に綴られていた稀有の戦中日記『彼方より』と、待望していた敗戦の日に立ち会うことなくいきなり戦後に放りだされ、小説とひとの愛をひたすらに求め続けた苦い彷徨の記録『黒鳥館戦後日記』『続・黒鳥館戦後日記』、全三冊を収録。

鏤骨の文体、トリッキイな構成、縦横の想像力によって奏でられてきた中井ワールドは、作家の実人生と引き換えに豊饒な収穫の時期を迎えることになる。

昭和三十六年、明和新聞記者の坪井永史は国を揺るがす特ダネを掴む。情報提供者は女子大生・山岸葉子。

超合理的な性格の桜子准教授。ある朝、大学構内で田崎教授の死体が発見され、准教授たちに疑いの目が向けられる。

現金不要のクレジットカード万能

「浜村渚シリーズ」の青柳碧人が描く、儚くも美しいSF青春小説。

夜中に目ざめると、隣の姉が眠りながら浮かんでいた―。あの日から本当に色んなことが起きた。

「孤独だからいいんだ。孤独だからこそ速くなれる」。

夫の「優しさ」を耐えられない私(「やさしナリン」)、進路とBITCHで悩む俺(「すっとこどっこいしょ」。

部屋に麻薬のカケラを残し失踪した加奈子。その行方を追う、元刑事で父親の藤島。

花の17歳、花の女子高3年。でも、女子校生活12年目のあたしの前にひろがるのはフツーのおばさんへの1本道。

あまーい囁きは恋人同士なら大歓迎。

殺人の動機は伝説のストラディヴァリウス? 高級ヴァイオリン売買の知られざる内情、贋作、緊迫のオークション。

「人の生命は地球よりも重い、というのは嘘でもなければ真実でもない。ただの願望よ」しずるさんとよーちゃんが挑む新たな謎―。

普通の家庭だったけれど、ちょっと変わった両親。

水底に沈んだ少女の名に始まる超ミステリー! 累計60万部を突破した『偏差値70の野球部』の著者のデビュー小説集。

想い出の中に取り残されていた謎をめぐる、ミステリー珠玉集。

“わたしは、彼女に勝ったはずだ。それなのに、なぜ…”中条夏子は、かつての同僚で親友だった黒羽姫乃を刺殺した。

都内に異常増殖した力士シールの怪、ニセ札大量発生によるハイパーインフレの危機、すべての謎を見抜けるのは、万能鑑定士・凛田莉子だけ。

荒城の探偵事務所に届けられた、伝説の犯罪者・夜叉姫からの挑戦状。

京都3大祭りのひとつ、時代祭りの行列の中にヒロインの巴御前に扮した広川雪江がいた。

自作の映画化に立合うため、ロケ地の奈良を訪れた推理作家・朝見大介は、撮影中の事故に出くわした。

“非核三原則”は実効されているのだろうか?日米間に核をめぐる密約が存在するとすれば…。日米安保体制の根幹を揺さぶる。

著者自からの経験を具現化し創造した、外交官草葉宗平の推理の冴!!在留邦人の増加が日常化し、国際化する犯罪に巻き込まれる事の多くなったヨーロッパ。

津軽の名家、多香城家の末娘・由里を悩ませる奇怪な幻覚と幻聴。それは帰省中につけている日記の恐ろしい記述となって現われる。

精密機器の東洋製作社米国支社駐在の町田が、情報漏洩調査の密命を帯びて忍びこんだ館で、支社長の鍛治の惨殺体が発見された。

素子がいない。そして愛犬ガブも消えてしまった…?喪われたパートナー、書き換えられた記憶。

ザニーは6歳のとき、4歳の坊やウィリーを池に沈めて殺した。大好きな猿のお人形をとりあげられたから。

「メイブリッジ主任警部、できたらこの殺人のあらを捜してみてください」―推理作家たちが三十人、〈ゴールデン・ギロチン・クラブ〉の年次例会に集まったその夜、会長の大物作家グラントが怪死。

野党の有力な黒人議員が刺殺された。ジャーナリスト探偵サムの活躍を描く注目のブラック・ハードボイルド。

『皆さんにはこれから人狼ゲームをプレイして頂きます。この中には二人の人狼役がまぎれこんでいます。

保守党の大物議員の娘が黒人青年と一緒に失踪した。

全米各地で動機のまったく不明な殺人事件が続発していた。被害者は赤ん坊から老人まで多岐にわたったが、手口は共通していた。

サン・ピエトロ寺院のドームで、ミサの最中に一人の男が墜死を遂げた。男の名はルスパンティ。

元ギャングの亭主の金を盗み、ロンドンでレストラン開業をもくろむ女。

気弱なオタク男子、光輝は進学先の高校でもいじめられ、あげくに橋から突き落とされる。

【第61回文藝賞受賞作】 パラノイアックな人物の視点を描ききる勇気と高度な文章技術。新人離れした作品である。

何者かに拉致された犬塚拓磨はワゴン車の中で目を覚ます。車内には互いに見知らぬ5人。

少年拘置所で悪逆な監督官に命を狙われたネイサンは、身を守ろうとして彼を死なせ、脱走。

祖父と父が日々女を連れ込む、通称・たらしの家で育った庭師の雅雪は、二十歳の頃から十三年間、両親のいない少年・遼平の面倒を見続けている。

商店街の福引きで香港旅行が当たった。隼太はそれをイトコの春菜には秘密にした。

腐乱死体となって発見された16歳の少女・舞子は妊娠していた。

警視庁捜査一課の北条早苗が旅先の「ひだ3号」の車内で毒殺事件に遭遇。

アタル、京介、正太郎のナンパ大好き三人組が、バカンスで訪れた離れ小島で巨大怪獣に遭遇。