綾辻行人が、それぞれのデビュー時からかかわりを持ってきた後輩作家たち10人と夜な夜な語る、ミステリの魅力と創作の秘密。

山奥のホテル『奥多摩荘』で、国会議員の七十歳の誕生日を祝い、後継者となる息子をお披露目するパーティが開かれる。

親友同士のミシェルとエリカが営む、書店併設のチョコレートショップ。

高校生の日菜子は、日々〝推しゴト〟に大忙し。お気に入りの特撮俳優・越谷充の握手会に度々足を運び、限定グッズは必ず購入。

東京・谷中の老舗カメラ店「今宮写真機店」で起こる不思議な騒動の数々を描いた短編ミステリー集<谷中レトロカメラ店の謎日和>シリーズの最新刊。

紅森市で凄惨な連続殺人事件が発生。被害者は皆、木の枝に吊され頸動脈を切られていた。

殺人事件が多いことで知られる紅森市。刑事の桃田遊馬が頼りにするのは、古い屋敷で血液の研究をする幼馴染の天羽静也だ。

二十一世紀の初頭、宇宙から飛来したD物質による感染者「Dタイプ」は、全世界で増え続けていた。

ある日、三組の夫婦のもとに届いた美濃路旅行への招待状。

結婚を目前にした中仙道由見江は、友人の日美子に相談を持ちかけた。結婚に反対し、嫌がらせをする女性がいるとのこと。

死んだ男を囲む二人の女を描いた「このたびはとんだことで」、奇妙な青春譚「モコ&猫」など作品世界が鮮やかに広がる六つの小説集。

旅人は彷徨い続ける。文明が衰退し、崩れ行く世界を風に吹かれるままに。

遂に成人を迎える花穎は、烏丸家の仕来りに則り、当主として肖像画を描いてもらうことに。

郊外の駅で、深夜に首だけの死体が発見された。連絡を受けた宇野と夕子が駆けつけると、持ち主を名乗る男が現れる。

明治38年8月30日。『時事新報』の号外で、 それまでの戦勝の喜びが消え去り、 世間に失望と怒りが広がっていった。

事件を追う刑事と、遺体探しをする少年達。彼らが辿りつく衝撃の真実とは。

創業50年(おおよそ)の喫茶店「純喫茶パオーン」。

旅行作家の菊地文彦が、東京の自宅で刺殺された。直前に岩手県の宮古へ取材に行ったことが判明。

本アンソロジー第2巻では、1920年代から50年代にかけて書かれたさまざまなジャンル―都会小説、ハードボイルド/私立探偵小説、謎解きミステリ―の逸品を通し、短編ミステリの発展と多様化を概観する。

人気子役の少女が誘拐され、支援のため状況把握に動き出した村野。

電機会社の資材課に勤める寿子にとって、女手ひとつで育ててくれた母親は、優しくて誰よりも仲良しの友だちだった。

毒見役のイソベルの今回の依頼人は告発サイトの運営者。ある朝、彼の姿が家から消えた。

大富豪の遺産をめぐり、孤島に建つ屋敷に集められた相続人たち。

ろくに高校に行かず、かといって夢中になれるものもなく日々をやり過ごしていた大田のもとに、ある日先輩から一本の電話が入った。

東日本大震災から三年の月日をかけ紡ぎ出された希望と祈りの物語。著者自らが体験した阪神・淡路大震災。

大好評シリーズ第11弾! 下町ヤクザの三代目が目論む 介護ビジネスの裏の狙いは!? 向島の老舗暴力団で老いた親分の介護をする構成員の赤木と、任用延長で再び現場に戻った刑事・辰見は長年の顔見知りだった。

大手私鉄・武州急行電鉄に勤める早房希美のもとに、社内の各部署からトラブルが持ち込まれる。

「女の人の声が聞こえるんです」。 殺人の罪を認め、素直に聴取に応じていた被疑者が呟いた。

ヒッチハイクをした大学生のカップルは、深い飛び込みプールの底で意識を取り戻す。脱出は不可能だ。

「読者への挑戦状」ーー!! しかし、それは誰がためのものなのか? 「これまで僕が書いてきたなかでも最大級に歪(いびつ)」ーー竹本健治 ミステリ界の金字塔『匣の中の失楽』『涙香迷宮』の鬼才が放つ最新作! 香華大学ミステリクラブの夏合宿で悲劇は起きた! メ

高木彬光生誕100周年記念出版! 昭和34年の初刊本発売以来、全集や個人作品集へ収録される事なく埋もれていた〈大前田英策〉シリーズの長編「黒魔王」が遂に再刊。

都内で謎の感染症が発生し、死亡者が続出。厚生労働省職員の降旗は、感染症研究所の都築博士と共に原因究明を命じられる。

鉄と煤煙の街、シカゴ。

異能力を持つ元警察官の桐也は、2年前に姉が精神を病んでいく姿に耐えられず、 自らの手で姉を撃ったトラウマに囚われていた。

ついに、未羽と颯人は恋人同士に。イケメン王子と夢の手つなぎ登校で学校中が大騒ぎ。

中部国際空港開設に絡み、繰り広げられる関連業界の談合。

昭和16年、春陽堂書店は初めての『人形佐七捕物帳』全5巻を刊行した。

江戸を舞台に、人形のような色男である佐七が繰り広げる推理劇。最初で最後の大全集。

昭和16年、春陽堂書店は初めての『人形佐七捕物帳』全5巻を刊行した。

江戸を舞台に、人形のような色男である佐七が繰り広げる推理劇。最初で最後の大全集。

佐左木俊郎生誕120周年記念企画。

深夜の新宿二丁目、次々とオカマを襲いその小指を切り落とす謎の殺人者。

崩壊のハードロマン島には秘密があった。獣欲を喚起し、死の性交に誘うものとは…。

西北大学の仏文講師、高取浩司は、ある日突然、相手の顔がないことに気づいた。

床には夫の生首が転がり、その胴体にかぶさるようにして妻が息絶えていた。

白い犬の神秘、金色の月にひそむ秘密、赤い酒がもつ魔力、青いハイヒールが暗示する運命、緑色の目が映し出す青春の苦しみ…。

心から愛せる女性に初めて巡り合い、幸運にもその直後に妻が姿を消した。

親友のS君が、とびきりの美女を射止めた。余りのねたましさに私は、これはよくないことの前兆ではないか、とすら考えた。

わけもなく他人に怖れられる恐怖。

料理雑誌に掲載されている、「食捜します」の一行広告。

「その日を死に番と心得るべし」との覚悟で幾多の合戦を生き抜いた藤堂高虎。

「天下布武」―武力を背景に世を変革してゆく信長は、天正九年、安土を中心に磐石の体制を築いていた。

静乃の優しすぎる恋人、誠が突如失踪した。職場を訪ねると、彼は一年前に亡くなっているという。

死際の翁は生首の絵を描いていたそうだ。持仏堂を曳いた後、怪異が起こるようになった東按寺。

大江さんは判で押したような日々を送っている。六時に起きて、洗顔、朝食、新聞を読み、身支度を整える。

中学時代のちょっとした遊びの呪いか「二十歳までに三人死ぬ」という言葉にとらわれ、消息不明となっていた酒見君を探し出した源の前に現れたのは…「雲を離れた月」。

個性的であるということは、時に派手であるということを意味しない。相川英輔は遠景のような個性をもった書き手である。

補助教員の谷村梢小学校四年生の中尾文吾が自宅で襲われた。

警視庁捜査一課に新設された寄せ集めのチーム、通称SM班。彼らの活躍によって、人体パーツ販売事件は解決した―はずだった。

「零崎一賊」――それは“殺し名”の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。

西本刑事は恋人の塚本恵とデートの最中、真鶴でクルーザーの爆発を目撃。

美しい海に囲まれた離島・玖輪島(くわじま)。

林間学校の軽井沢で、大けがをした律子。

十二年前、敬愛していた姑が失踪した。その日、何があったのか。

亀井刑事は自身が投稿した俳句が特別賞を受賞したとの知らせを受け、表彰式に出席するため、四国松山へ向かった。

I県竜飛岳スキー場。コースを外れた俺とヒカルは、吹雪の中、死の瀬戸際に立たされていた。

「ミステリーズ! 新人賞」から、これまで幾編もの短編ミステリが、数多くの才能が見出されてきた。

都内大手企業の女性課長が金沢で絞殺された。所持品は泉鏡花記念館のパンフレットだった。

ベイカー街221Bを訪れたある婦人は、強請に苦しむことを訴えつつも詳細を話せず、苛立つホームズに依頼を断られてしまう。

広告代理店勤務のスマートな男と

盗聴器の仕掛けがバレてヤクザに袋叩きにあう圭一を気まぐれで助けたのは、坊主頭の欣治と人形と見紛う美貌の持ち主、紅鈴だった。

赤坂署の刑事だった見城豪は、不祥事で警察を辞め、一匹狼の私立探偵となった。

憧れのハワイ、のはずが探偵はてんてこまい(泣。わが猫河原家の両親兄姉は、事件と聞くと興奮する推理好き。

高校時代、試験勉強に疲れて抜け出した夜の公園で、僕が出会った雪と戯れる不思議な少女―その後デザイナーとして活躍する僕だが、ふとしたことから帰郷することに。

ハードボイルドの巨匠チャンドラーの中短編傑作を全4巻に編集した待望のアンソロジー。

英秘密情報局局員サムソンの妻フィオーナの裏切り、KGB高官の亡命、莫大な公金紛失事件、そして東西の暗闘の渦中で消されたいくつもの生命…。

修行の旅を続ける毛利玄達だが、剣豪たちの遺した名所旧跡を訪れる度に、なんの腐れ縁か柳生十兵衛と出くわすことに。

不動産会社に勤務する中辻涼は、怪現象が起きる物件について専門に調査する「幽霊物件調査部・京都支社」に配属になる。

警視庁上層部が抱える暗部を詳細に書き留めたＭファイルを持つことから、誰の目も憚らず自由に動き回る黒崎警視。

血の海となったホテルの一室で、テレビレポーター有森友紀が全裸惨殺死体で発見された。異常者による猟奇殺人か。

「頭がいい奴は金を持って生き延びる」が口癖で、詐欺紛いの金集めに執心していた祖母。

ある日、突然に、われわれの日常生活をおそう不条理な陥穽は、いたるところで、ひそかに牙をといでいる―。

電子工業界に革命をもたらす画期的な発明。

強制的な昏睡、恐怖に満ちた記憶、敵機のサーチライト…都市に轟く爆撃音、そして透徹した悲しみ。

脳底部に腫瘍影が認められたため、入院していた秋山が、手術前日となって突然、脳外科医の俺に言った。

1986年10月、ベルリン。欧亜交易現地駐在員の神崎は何者かに襲撃された。

引退したギャングのボス、フランク・ディシリアが死んだ。未亡人カレンには、400万ドルとフロリダの豪邸が遺された。

「君たちが食べた学食に、記憶削除の脳薬が混ぜられていた」卒業を間近にひかえた高３の深青は、担任からそう告げられた。

家族の気持ちがバラバラな若菜家。その中を取り持ってきた母の玲子の脳にガンが見つかった。

「あなたは誰?」と、無数の鳥が啼く―望まない結婚をした娘が、「白人の墓場」で見た熱帯の幻と憂鬱。自伝的小説、本邦初訳。

【英国推理作家協会賞スティール・ダガー賞受賞】 英国情報部内の極秘組織に属するジョーナは、アフガニスタンで情報源として幼なじみの男ノアを使っていた。

山林の茂みで用を足したいと看守に言い、殺人犯真杉知佐子は脱走を企てた。護送中の出来事だった。

絵里は西条学園二年生。失踪したクラスメート・静から手紙が届いて驚く。

女優　音無美紀子さん　大絶賛! 「かたくなに真実を隠し、愛する人のために尽くそうとする登場人物たちの心情に寄り添いながら、先の読めない展開にワクワクドキドキの連続でした。

南アフリカ連邦の鉄道トンネル内部で発見された男の死体。

「ニュースイレブン」最大の危機! 番組打ち切り、人気キャスター引き抜きの噂。

隠れ家的喫茶店プリエールに県警秘書室の直ちゃんが持ち込んだのは、企業の御曹司が殺害された事件。

江戸時代のこと――。