ものだま探偵団 ふしぎな声のする町で&駅のふしぎな伝言板
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最近は児童文学の世界でも、よく見かけるようになった「つくも神」ものです。 主人公の五年生の七子は、坂木町に引っ越してから、この町ではものたちの声が聞こえることに気づきます。 もちろんすべての人に聞こえるのではなく、もののほうも「人によく話しかけられた」ものだけにものだまがつきます。 そして和菓子屋の娘の鳥羽といっしょに、「ものだま探偵団」をたちあげることに。 なぜなら、「ものだま」はときに「荒ぶる」ことがあり、そばの人たちが急に眠くなったり、おかしくなったりするからです。 そのものを見つけ、説得して、やわらいでもらうのが目的です。 今回はシリーズ一作目で、「引っ越し」がらみの暖かいものだま騒動。 「引っ越し」も児童文学のわくわくテーマのひとつですね。 日本の伝統の妖怪と結びつけるのではないところが新鮮で、またトラブルの推理解決も気持ちよく明快。 身の回りのものがいとおしくなる素敵なシリーズの開幕です。 | ||||
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今回の「ものだま」はどうやら駅に関係があるらしく、駅で待ち合わせると、何のためにそこへ来たのか、誰と会うつもりだったのか、忘れてしまう人たちが続出。 実は、駅の伝言板には十年以上前から、毎日、謎のひらがなの文言が並びつづけていました。 ミステリでデビューした作者(この名前では)らしく、その暗号表にエネルギーが注がれていて本格的です。 背景の事件が徐々に明らかになってゆくところまで、ストレートに一気に読ませます。 (ただこの「暗号の謎」にエネルギーが集中されていて、前巻の児童文学的な家族のほのぼのよりも前に出て、印象が強い気もします。) ラストは「ものだま」でしっとりとまとめられ、満足しました。これから駅で見かけるたびに、きっとこの物語を思い出すと思います。 | ||||
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待望の二作目です! 1作目の「ふしぎな声のする町で」を、去年私の母が、娘(母にとっては孫へ)に買ってくれた時、親子で気に入ってしまい、シリーズ化を待ち望んでいました! 前作もホロリとしましたが、この作品では「駅の伝言板」という、携帯電話が普及してしまった今ではすっかりみかけなくなってしまった物がお話の中心になっていて、親子で携帯電話が無かった時代の話をしたり、「物」を大切に使う事について話し合うきっかけになります。 登場人物(と、登場ものだま?)もそれぞれとても魅力的で、今回はちょっと気になるニューキャラクターも登場人物し、これからもぜひ続いて行って欲しいお話です! | ||||
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