ヘビイチゴ・サナトリウム
- 青春ミステリ (357)
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全1件 1~1 1/1ページ
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中高一貫の女子校「白鳩学園」で高3の女生徒が墜落死した。美術部の先輩である彼女の死に不信を覚えた中3の双葉と海生のコンビは独自に調査を開始するが、今度は彼女と噂があった国語教師まで墜落死してしまい・・・。 ほしおさんの作品はこれが初めてでその独特な詩的表現や思春期の少女たちの葛藤や嫉妬、繊細で壊れやすい感情を余すところなく描いていて終盤まで面白くよめたのですが、ただ最後は無理矢理ミステリ的にこじつけてしまったのがちょっと残念でした。なんというか、あの世界観を崩さないまま綺麗に物語を閉じて欲しかったかなと。 | ||||
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綺麗な状態でした。ありがとうございました。 | ||||
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思春期の甘酸っぱいなんともいえぬ感情… その表現がこの本は非常にうまいなと感じました。 それが奇怪な飛び降り事件と重なってなお不思議な雰囲気を 引き立てている… ただ、ちょっと文に難があるのです。 それは事実がだんだんとわかっていくうちに 真相がやたらめったら変わっていくこと。 なので呼んでいるうちにだんだんと不快感、 あるいは追いつけなくなってくるのです。 いい雰囲気を醸し出しているだけにそれが残念でした。 | ||||
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2003年に出た単行本の文庫化。 もともと大下さなえの名前で純文学作家として活動していた著者。本書は、ミステリ作家としてリスタートを切った作品に当たる。もともとデビュー前に没にしたアイデアを、ミステリ風に書き替えたものだという。雰囲気的にも、そういう感じが濃厚に漂っている。中途半端というか・・。 ポール・オースターをお手本に、物語の構造の部分にトリックを仕掛けたミステリ。手が込んでいるし、真相と思われたものが次々とひっくり返されていくのも面白い。ただ、それが一方では分かりにくさ、説得力のなさにつながってしまっている。これが真相だと言われれば、ああ、そうですかとは思うのだが、どこか納得できないものが残る。 また、青春ミステリの傾倒ではないので、そういうのを期待している人には向かないだろう。 | ||||
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中高生の女の子の多感さというのか,嫌らしさを見るようで, 男性(自分もですが)だと,やや理解しづらいかもしれません. 物語の大半は彼女たちの感情の描写に割かれているのですが, 先輩と呼ばれる女の子以外は印象が薄く,主人公も誰なのか…? また,宣伝文句の『独特の言語感覚』もよくわかりませんでした. ほかにも,終盤になるとミステリの様相が強くなるのですが, あるアイテムにより,真実だけでなく人物相関もかなり混乱し, 二転三転はするものの,ただややこしくしているだけのようです. また,その割にはあいまいな感じでおわってしまいますし, 結局のところ,揺れ動く少女たちのことを描きたかったのか, 終盤に見られるような,ミステリふうの作品にしたかったのか, 入り組んだ終盤も手伝い,なんとも中途半端に感じてしまいます. どららかと言えば女性向け,それも同世代の女の子ではなく, かつてその時代を過ごした方なら,共感できるかもしれません. | ||||
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この小説中に登場するさまざまな文章… 国語教師が書いた新人賞受賞小説とその習作、 死んだ美術の天才少女が持っていた謎の官能小説、 視聴覚室の噂のもととなったメモ、 数年前自殺した国語教師の妻のネットの日記とメール、 失踪した小説家の短編、 国語教師の簡単な遺書、などなど。 文章の著者がいったい誰と結びつくのか。 一昔前の学園ミステリっていう感じでした。 | ||||
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