浅草に天から降った死骸、天神坂に出現する髑髏、日本橋の橋上で人間消失―早稲田の不良書生・阿閉君が持ち込む、珍聞奇聞から選りすぐった「夭都東京」の七事件!サテ、下宿館主人の“縁側探偵”こと間直瀬玄蕃は如何にしてその綾を解きほぐすのか?近代化を遂げんとする昭和

神戸に住む高校生かりんは、祖母の遺品であるドイツ語の本を従兄に訳してもらう。

千歳空港を飛び立った全日航ボーイング727型機が遠野山中で墜落、乗っていた115人全員が死亡した。

高級住宅地で名家の女主人が何者かに殺された。警察の捜査に業を煮やした被害者の夫は、スペンサーに調査を持ち込んだ。

祖母から聞いた、四国の森の奥深くに伝わる「壊す人」と「オシコメ」の創造の物語を、MとTという記号を用いて書き記す。

親友は「名探偵」。学校で起きた「事件」を次々と解明する。

深夜2時、渋谷。少年院から出たばかりの貢は、北勢会のチンピラを蹴り上げていた。

春の午後、ひとりの主婦が惨殺された。難航する犯人捜査があらわにする人々の心の奥底にひそむ哀しみと、悦び。

俺はコーチではない。 暗路を行くジョッキーの灯火でありたい。

ガーナー郡に住む16歳のすべての少女は、危険な魔力を持つとされ、森の奥のキャンプへ一年間追放される。

ニュートンの密室と題された巨大なる黄金のモニュメント。

「わたしは天野遠子。ご覧のとおりの“文学少女”よ」―そう名乗る不思議な少女との出会いから、二年。

四宮大学にアメリカから留学生が来ることになった。彼女は十六歳で大学に入った化学の天才エリー。

外科医・三木達志は自らの医療ミスを認め、患者の遺族に賠償金支払いを申し出た。

なびきは幼い頃に親兄弟とはぐれ、神田に煮売屋を営む久蔵に引き取られた。

ストーカーの記事を書いたら、被害者の若い母親が殺され、自らの命も狙われることになったマクモロー。

名だたる探偵作家が書きながら、今はほとんど顧みられない少年少女向け推理小説。

戸張美里22歳、役者の卵。彼女のアルバイトは異色である。

膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから―「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。

袋から取り出し、包装紙を解きにかかった段階で、織江は何となく嫌な気分になり始めていた。奇妙に鼓動が速まっている。

「大衆文芸勉強会」は、毎月一回講師を招いて二十人前後の会員が集まる地味なグループである。

浅見陽一郎刑事局長が苦境に立たされた。越前大観音堂に絡む不正を揉み消して欲しいと、地元有力者に圧力をかけられたのだ。

「二〇〇一年のクリスマスを境に、我が家の紐帯は解れ」すべてを失った“わたし”は故郷に還る。

セイント・リーヴェン伯爵ことライアンは礼儀正しく、知性にあふれた伊達男。

森の中の閉ざされた館が崩れ落ち、そして誰もいなくなった!?愛する叔父の死の真相を探る奈々緒、その驚愕の結末とは?本格ミステリへの愛と蘊蓄に充ちた傑作が誕生―これぞ、21世紀の「ザ・火沼(?)マーダー」だ。

古代研究所の博士が、世界にたった一つしかないといわれるエジプトの巻き物を手に入れた。

埼玉県草加市で男児の変死体が見つかった。

カリカリカリ…… ロンドン の骨董店「アルカ」の地下倉庫で異音がした。

モデル事務所に所属していた十七歳の少女・麻倉瞳が誘拐された。

未来もお金もない底辺ボクサー・黒木には、たった一つ、夢がある。

師走も半ば、金座裏では総出で大掃除を終えた後、 差し入れの河豚料理に、皆で舌鼓をうっていた。

私立探偵マーロウは、ある弁護士からひとりの女を尾行し宿泊先を報告せよと依頼される。

捜査が行き詰まると暴走する刑事、ダジャレ連発で現場を混乱させる鑑識課員、優秀で圧倒的な美貌を誇る女王様気質の監察医―3人は“サーカス”と呼ばれる、変死事件ばかりを扱う特殊班に所属している。

Joe Barley, a part-time lecturer in English Literature and part-time security guard, is alerted by his maid to the disappearance

会社員の青年・梅木隆介はある夜、夫婦と名乗るヒッチハイクの男女を車に乗せた。

本来、嘘をつむぐはずの小説家に、自身の日常をさらすエッセイを書けとはどういうことなのか?迷いながら、それでも依頼のままに綴ってみた時代への考察、取材や執筆上のふとしたできごと、旅の印象そして直木賞受賞後の騒動etc.驚きと発見がいっぱい、読んで納得、人気小

「俺は藤田幽谷の孫、東湖の子だ。攘夷に生きることが義務なのだ。

天賦の才能に恵まれ、華麗な私生活を送る世界的テノール歌手・藤枝和行。

太平洋戦争末期、陸軍憲兵隊司令部の密命を受けて前線へ向った貨物船が、新開発の武器と研究員を積んだまま、消息を絶った。

雲母橋―叶わぬ恋と一度はあきらめた男と再び巡り会った女。千鳥橋―逢えぬ我が娘の幸せを、陰から見守る男が零す一筋の涙。

明治二十年代の半ば。雑木林と荒れ地ばかりの東京の外れで日々無為に過ごしていた高遠は、異様な書舗と巡りあう。

警視庁捜査一課の北条早苗が旅先の「ひだ3号」の車内で毒殺事件に遭遇。

ある事件をきっかけに警察官を辞めた元SPの冬木安奈。

雛祭りの日、十九歳の芸妓、木野茉莉子は幼い頃の自分にそっくりな少女と見知らぬ美しい女性が写っている写真をみつけた―。

湘南・葉山マリーナから沖縄を目指す豪華クルーザーのインディアナ号が出港した。

友人の死に導かれ夜明けの穴にうずくまる僕。地獄を所有し、安保闘争で傷ついた鷹四。

夢と詩にみちびかれ、記者カーディフは、アリゾナ州の小さな隠れ里サマートンに降りたった。

闇から闇へ“人を助ける”仕掛け人! 慶応元年の横浜。

フルート奏者の朽木奈緒美は、これから始まる音大時代の仲間との新しい仕事に心を躍らせていた。

主人公リックはフロリダ沖で遭難した水上飛行機から謎の男を救出した。

日本転覆を企てる「新生大和会議」の恐るべき陰謀を、オダケンたちは明らかにしていく。

三重の田舎町の郵便局に勤める二十歳の女性が、都会への憧れを胸に、大阪・心斎橋の高級喫茶店のウェイトレスとなる。

埼玉県行田市にある「こはぜ屋」は、百年の歴史を有する老舗足袋業者だ。

「そうだ、この子を連れてひと思いに郷里へ帰ってしまおう」―偶然知り合った少女の柔らかい手をひきながら河野の胸に“蒸発”の二字が浮かんだ。

元スター女優・二条ゆり子が首吊り自殺した。死亡広告を見た検視官・江夏冬子は、その死に疑問を抱く。

京都に住む28歳の主婦・未知子は、銀行員の夫・邦夫の浮気に悩んだすえ、自立のための資金づくりと気晴らしに、ヘソクリ250万円で株をはじめた。

パーキンソン病を患い、鬱屈した日々を送る内藤。

『アーモンド』の著者が贈る、極上の短編集! ミステリー、近未来SFから、心震える『アーモンド』の番外編まで、珠玉の8編を収録 彼氏に振られ、職場をクビになり、賃料の値上げによって、今住んでいる部屋からの退去を余儀なくされた、踏んだり蹴ったりのシヨン。

市役所の戸籍係をしている夫と美人ではないが清楚で控えめな妻。

知り合いの編集者から霊能者と誤解された結果、ある少年の失踪調査をその母親から依頼された女性推理作家の「私」。

新たな代表作の誕生! 20年ぶりの書き下ろし あたしは、月のように死んで、生まれ変わる──目の前にいる、この七歳の娘が、いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一人の少女の、三十余年におよぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく。

倒産した発電会社の社長ソリー・スペイスがハリウッドの屋敷で殺された。

竜飛の海に浮かぶ死体…。京都の出版社の取材記者片山由美は、カメラマンの野木と青森県の竜飛岬に行き、民宿に泊まった。

戦時下の旧制中学校で発生した配属将校射殺事件。

高校生の原川光が、ある日突然、タイムマシンに乗ってやって来た“三十年後の俺”と語り合う「三十年後の俺」（表題作）、イロモノ候補かと思われたサタン橋爪率いる「悪魔党」が、みるみるうちに支持され、やがて世界を「悪魔運動」で席巻する「比例区は『悪魔』と書くのだ、

定年を迎えたり、親しい友人が亡くなったり、親やきょうだいの法事に集まったりするとき、ふと胸をよぎるのは、幼かった頃のことや、最も輝いていた時期のことだ。

山羊(やぎ)と呼ばれる男は、戦車に追われる悪夢を見た翌日、世界が奇妙に変化している事に気付いた。

対人恐怖症の名探偵(?)・柔井公太郎が、ドS美人心理士の不知火彩音にビシバシ小突かれながら今日もオドオド謎を解く!でも、持ち込まれるのは「奈良の大仏を立って歩かせて欲しい」「大阪通天閣の象徴・ビリケン像の暗号を解いて欲しい」など、変な事件ばかり。

「日下千尋を誘拐した!鬼無里村へ来い」指示どおり、ひとりで出かけた麻衣子が辿りついたのは、いまは亡き劇作家の山荘。

英国の田舎に住む紳士ポッターマック氏。彼の生活は執拗なゆすりに耐える日々だった。

両親を失った後も、愛猫と幼馴染に護られ逞しく生きる星玲子。初恋の思い出と祖父の遺産を巡る策謀が少女を翻弄する。

自殺した砂上彩子の遺書には、死を誘う歌として世間を賑わした「天国は遠すぎる」の歌詞があった。

戦場の武功の証は獲った敵方の「首」によって決まる。下級武士たちの手柄を巡る争いは、なんと浅ましく、また儚いものか。

フリーライターのなっちゃんは、編集者の依頼にいつでも応えられるよう、多くのアイディアをパソコン保存していた。

女性弁護士キャスは、旧友から依頼され、アンバーという女性が代理母となる件を扱うことになる。

時はバブル期。

ジャンボ機から爆弾が発見された。

Tシャツ、チノパン、サンダル姿のお気楽判事モーズリー。

東京駅のコインロッカーで、箱詰めになった少年の遺体が発見される。遺体は全裸で、不気味な面を着けていた。

韓国の麻薬王・インチェルの死体が、隅田川で見つかった。

大手銀行監査役を退職し、歴史研究会で活躍していた桜井信行が自宅で自殺した。

“妻の美津子が四歳の女の子を誘拐してきた、助けてくれ”不倫相手・北代文也からの電話が吾妻柚子の運命を変えた!無事に女の子を保護した柚子だったが…。

「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃ…」エルサレムを訪れていたポアロが耳にした男女の囁きは闇を漂い、やがて死海の方へ消えていった。

作家・内田康夫のもとへ名探偵浅見光彦宛ての手紙が届いた。

「医療ミスを公表しなければ病院を破壊する」突然の脅迫状に揺れる帝都大学病院。

『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作家・井上ねこの2作目は、「60歳以上の独居老人」専門のアパート「わけアリ荘」で暮らす老嬢探偵ミステリー! 水田の中で生きたまま焼かれて死んだ老人は、人望のある元教師だった。

二人の男は、ロンドン発NY行の機上で出会った。

人の心が読める能力をもった女子高生・大葉香夏子。

戦前に生まれ多感な時代に迎えた開戦。 大本営が連戦連勝を伝える中 西村氏は陸軍幼年学校に入学した。

裁定魔術師(アービトレーター)――それは魔術師たちの探偵にして、判事にして、処刑人。

巷で“赤い球体”を見た人々が自我を失い、凶事を起こす事態が発生。

銀座第一消防署の消防士神谷夏美に非常招集がかかった。

24時間耐久レースとは、まる一日マラソンをする競技である。参加者はアマチュアの個人、グループなど様々。