魔境殺神事件



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    初公開日(参考)1981年02月
    分類

    長編小説

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    魔境殺神事件 (ノン・ポシェット)

    1999年12月01日 魔境殺神事件 (ノン・ポシェット)

    “死体は…そう、80メートルほどの高さに浮かんでいた。その死体はどうしようもなく、宙に浮かんでいるのだ”ここは世界の火薬庫にして魔境。アフガニスタン、パキスタンの国境地域には少数民族ごとに神と呼ばれる超能力者がおり、その死体も神の一人だった。自ら超能力を持つ松田はインド軍に強制連行され、世にも奇妙な「殺神事件」の究明を命じられた。(「BOOK」データベースより)




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    No.2:
    (5pt)

    復活の前に死がなくちゃ

    本のタイトルの文字が一字だけとはいえ、斜めになっている(神の字が)というのは、本書の作品的価値とは関係ないだろうが...非常に珍しい。
    少数民族の神が(部族の長で超能力者)何者かに殺され、空中に止め置かれたまま。事件を解決しないと、国際紛争のきっかけになりかねないので、主人公の松田は渦中にはまり込んでいくのだが、同じ人間は二人いない(でも似て非なるとはいえ、近い存在は...)この常識がこの犯人の超能力以上の効果をもって使われる。未読の方のためにこれ以上は書けないが、最後にセコイことを一つ。松田氏は事件の終了のあと、インド、パキスタンの両政府から捜査費というか、相談料はもらえたのだろうか? この作品にはこのことについては一切書かれていないのである。...半村先生どうなんでしょう?
    魔境殺神事件 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:魔境殺神事件 (新潮文庫)より
    4101231028
    No.1:
    (4pt)

    作者の先見性に驚く

    舞台はカシミールの奥地。パキスタン、インド、アフガニスタン等が国境を接する火薬庫。そこで空中浮遊状態で殺された村長の超能力者。この事件を解決するために日本人の超能力者が呼ばれる。一応、この日本人を主人公にしたサイキック・ミステリなのだが、ミステリ的解決を期待すると裏切られる。が、この事件を語る際、この地方の雰囲気に超能力的意味で異変が起きていると伏線が張られる所が凄い。実は古い神を捨て、新しい神を奉る話なのだ。

    実は本書が発表された数年後、旧ソ連によるアフガニスタン侵攻が起こるのだ。まさに、この地方には"異変"が起ころうとしていたのだ。いや、既に異変の萌芽はあったのかもしれない。この事を考えると、作者がこの地方を舞台に「魔境殺神事件」を書いた事に戦慄を覚える。作者はアフガニスタン侵攻を予見していたのであろうか。

    単なるサイキック物を越え、政治、軍、神の存在を見透かしたかのような戦慄の物語。
    魔境殺神事件 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:魔境殺神事件 (新潮文庫)より
    4101231028



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