巨根伝説
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 | 1986年07月01日 巨根伝説〈上〉 (ノン・ポシェット) “退屈をまぎらわせてくれるなら何でもやるわ―”大金持ちで絶世の美女、本間好子と出会った梅谷は、遊び仲間の掘野、阿部、兼高を集めた。彼女の妖しい魅力に惹かれた4人は、奈良時代の怪僧・道鏡の遺宝探しを思いつく。阿部の先祖が道鏡につながることに注目し、調査を開始した彼らの前に、次々と道鏡の謎が浮かび上がって来た…。彼女の狙いは?埋もれた財宝はどこにあるのか?(「BOOK」データベースより) |
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| 今一つ、題名との因果が不明。ストーリーとしては面白いし、当時の真珠の描写も流石に筆者の体験が生きていると思う。只、それと、話の展開、特に結末との繋がりがよくわからない。敢えて上下巻にするほどのものとは思えない。筆者は好きな作家だったし、伝奇小説のジャンルの草分け的存在なのに、結構粗さが目立つ。最後の展開と「体制側批判」はその当時の風潮であり、筆者がよくいる戦後社会主義に染まっていることがよくわかる作品だ。 | ||||
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