小説 浅草案内



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初公開日(参考)1988年10月
分類

長編小説

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小説 浅草案内 (ちくま文庫)

2017年04月06日 小説 浅草案内 (ちくま文庫)

粋なやつ、不器用なやつ、土地っ子、よそ者…、色とりどりの人間模様が見られる東京浅草。その奥深さに、作家自らも吸い寄せられてゆくかのように書かれた連作小説全12話。SFから時代小説まで幅広い作品を残した半村良。彼が愛した昭和末年の浅草を舞台に、なさけ、酒、色恋を実際の風物を織り交ぜながら描いた人情小説の最高傑作。(「BOOK」データベースより)




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小説 浅草案内の総合評価:8.80/10点レビュー 5件。Bランク


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(3pt)

浅草よ、私をこのままつかまえておいておくれ。

漂泊者、半村良。
十代のおわりから東京中を流れ歩き、しまいには芦ノ湖畔のホテル暮らしから、
きまぐれのように北海道へ移り住んでしまって、そして浅草に戻ってきた。
浅草よ、私をこのままつかまえておいておくれ。そうでないと、俺はまた
あてどない漂泊の旅に出てしまうよ。

 東京下町育ちの半村良が浅草を歩く。下駄を鳴らして。背中で鐘の音を聞く。
傍観者でいるというのも、ときどきは淋しいものだ。なんとかしないと生涯
根なし草でおわってしまいそうだ。

 小説とエッセーとドキュメンタリーを足して3で割ったような雰囲気。
最初はとっつきにくい。固有名詞(名前)がごちゃごちゃ出てくるから。
イヌ、ネコの名前、その飼い主の名前。飲み屋の名前、その亭主と女将さん、
常連、幼なじみの名前。そして当然わけあり男女が何組も登場、その名前。
ごちゃごちゃ。かんにんして。頭が混乱。
この名前たちに慣れたころ、やっとまったりした半村ワールドに入れる。
人生の機微にふれることの大切さや浅草(=半村)の寂しさが、じんわりと
伝わってくる。
小説浅草案内 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:小説浅草案内 (新潮文庫)より
4101231036
No.4:
(5pt)

台東区で仕事をしているのでとても興味深い作品です。

懐かしい文体。今、この作者の人情ものの作品は新刊では中々手に入らないので貴重です。
小説浅草案内 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:小説浅草案内 (新潮文庫)より
4101231036
No.3:
(5pt)

プロパーなら必読

観音裏のプロパーなら、「あ!あの人だ」とか、今は無き建物や店に郷愁を感じるはず。
どうしようも無い人から、立派な旦那まで私が確認したところ9割がた実在だったが、演出や架空のものを探すのも一興だと思います。
今も元気にしている人もいるが、もちろん失踪した人、浅草に敷居が高くなった人それぞれ。
半村先生の○○の話まで知っている観音裏は、今も怪しい雰囲気を醸しだしていますよ。
小説 浅草案内 (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:小説 浅草案内 (ちくま文庫)より
4480434399
No.2:
(4pt)

浅草の人になろう、なろうと思っても、浅草の人に成り切れない淋しさがある

北海道から浅草に引っ越してきた小説家である著者。
引っ越してきてから、小料理屋などを舞台に浅草の濃い人間模様を描いたのがこの本の内容である、と一見思えるかもしれないが、実は違う。
 
浅草の人に成り切ろう、成り切ろうと思っても、成り切れない、著者の焦り、淋しさというものが描かれている。
 
そんな著者の気持ちは、「第九話国木屋」での、結城伸次との会話に表れている。
 
著者自身、下町の出身であり、本所、深川、立石、柴又に住んだことがある。そして、浅草で毎日飲み歩いているならば、立派な浅草の人じゃないかと思えるかもしれないが、違う。
 
本所、深川、立石、柴又も代表的な下町だが、そんな下町に住んでいた人だからこそ味わう浅草の魅力、浅草へのあこがれといったものがある。
著者もそんな思いで、浅草に引っ越ししてきて、浅草の人に成り切ろうと思ったに違いない。
 
しかし、成り切れない。
それは、浅草の人に成り切ろうと思っている人の浅草は心で描いた浅草であり、素顔のままでいる浅草とは違うからだ。
根っからの浅草っ子は「浅草の人になろう」なんて思うはずもなく、いまある浅草をあるがまま受け容れて暮らしているからである。
小説浅草案内 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:小説浅草案内 (新潮文庫)より
4101231036
No.1:
(5pt)

期待以上☆

期待以上の状態でした。また、機会がありましたら利用いたします。
小説浅草案内 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:小説浅草案内 (新潮文庫)より
4101231036



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