石の血脈



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初公開日(参考)1971年11月
分類

長編小説

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石の血脈 (集英社文庫)

2007年05月18日 石の血脈 (集英社文庫)

アトランティス、暗殺集団、赤い酒場、巨石信仰、狼男、吸血鬼、不死の生命…。この本を手に取ったあなたは、これらの言葉からどんな物語を想像するだろうか。失踪した妻を捜し夜の街を歩く建築家・隅田、展示場から消えたアトランティスの壷を追うカメラマン・伊丹。彼らの周囲には、次第に不可解な出来事が起こり始める。一見脈絡のない事象を縦糸に、男女の愛を横糸に紡ぐ、半村良の伝奇ロマン。(「BOOK」データベースより)




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石の血脈の総合評価:8.19/10点レビュー 32件。Bランク


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No.32:
(5pt)

買ってよかった。

半村良は 大フアンです。
この注文方式は、この本は持っておらず書店に行かれない場合には、最高ですね。
石の血脈 (角川文庫―リバイバルコレクション エンタテインメントベスト20)Amazon書評・レビュー:石の血脈 (角川文庫―リバイバルコレクション エンタテインメントベスト20)より
4041375037
No.31:
(3pt)

脂っこくて濃厚でもうお腹いっぱいです

1963年に新人賞公募で3席に入選デビュー、その8年後に初の書籍発行で短編集と長編を同時に出版、その初の長編がこの「石の血脈」だそうです。最初から500ページ超の長編とはすごいですね。

吸血鬼伝説、イスラムの暗殺教団、狼男、狗神、クロノスの壺、古代の巨石信仰、サンジェルマン伯爵など、怪しい要素をふんだんに盛り込んだ伝奇小説です。
これらキーワードは好きなものばかりなんですが、結論から言うと作品としてはいまひとつでした。
ものすごい量の知識をお持ちなのはわかります。が、スケールの大きな話を作ろうとしていろんな要素をぶちこんだものの、実際の舞台は東京の真ん中だけ、半村氏が長い間バーテンダーの職をしておられたという夜のバー街、それにリッチな邸宅やマンション、大企業の役員室、そして怪しげな会員制クラブのようなところだけ。登場人物もほぼ日本人ばかり。広げた大風呂敷の中身は小さなものでした、という感になってしまいました。

数えてはいませんがたぶん3分の1強は濃厚なセックス・シーンでもうお腹いっぱいです。吸血鬼化するのに絶対必要な過程というのはわかりますが、こうも同じようなものを延々と繰り返されると・・。小松左京氏などもそうですがこの時代の作品にエロシーンは絶対必須のようで、逆にそれがすぐれた作品を損なっている気がします。悪い意味で昭和の男臭きついです。
吸血鬼が石化してケルビム化し、何千年の後に再生し永遠の命を得るというアイデアは、果てしない時間と永遠を感じさせて秀逸です。そしてそれは果たして完遂されるのか・・。最後の章はとても好きです。
セックス・シーンを削ってポイントを絞り、長さを半分くらいにすればよかったんじゃないでしょうか。妖しい欧米風を盛り込んでいるにしては泥臭い。個人的にはもう少し洗練された雰囲気が好みでした。
石の血脈 (角川文庫―リバイバルコレクション エンタテインメントベスト20)Amazon書評・レビュー:石の血脈 (角川文庫―リバイバルコレクション エンタテインメントベスト20)より
4041375037
No.30:
(2pt)

前半は☆4としても、後半は興醒め。

シーア派分派“暗殺教団”、シュリーマンの伝説、アトラントローグ、古代巨石文化など前半の布石はそれなりに面白いが、吸血鬼や狼人間、際限のない官能乱交が続く後半は”伝奇物”とはいえ全く興醒め。
石の血脈 (角川文庫―リバイバルコレクション エンタテインメントベスト20)Amazon書評・レビュー:石の血脈 (角川文庫―リバイバルコレクション エンタテインメントベスト20)より
4041375037
No.29:
(4pt)

なつかしい作品

昔、学生時代に読んだことのある作品ですが、再読すると結局、昔の恋人が外国旅行に出かけ色きちがいになり、主人公も恋人に色きちがいにされ、周囲に色きちがいを伝播させていくというストーリーです。吸血鬼や狼男が出てきて、それなりに面白いのですが、最後は、なんともやりきれない結果になり残念でした。もっと違う結末はなかったのでしょうか。アトランティスと暗殺教団の関係は途中でうやむやになりました。
石の血脈 (角川文庫―リバイバルコレクション エンタテインメントベスト20)Amazon書評・レビュー:石の血脈 (角川文庫―リバイバルコレクション エンタテインメントベスト20)より
4041375037
No.28:
(5pt)

この小説を要約したらどうなるか?

「ある気鋭の建築家が、妻の不審な動きに気づく。そして、妻が他の男に抱かれる現場を見てしまう。彼はそこから、美男美女たちの快楽の宴の世界に巻きこまれる。これに吸血鬼伝説や狼男伝説が絡んで、事態は思わぬ方向へ展開する」
と要約したWikiには無茶がある。同じ文字数だとどう描けるか。
「この社会を裏側からあやつる闇社会が、オカルトの体系に基づいているとしたら…吸血鬼や狼男は、不死のための装置であり、建築とは最大の神秘を隠すオカルトためのモニュメントということになる、という“伝奇ロマン”の嚆矢作」
或は、
「永遠の生命や無限の財宝と引き換えに人間をやめることができるか?或は、人類の欲望を完全に満たす世界を現世に出現させることを至上と考える者たちによってこの世界が支配されているとしたら、という問いに真っ向から対峙した物語」
なんてのはどうだろう?
半村良が「幻想文学」誌上で、50歳のときに次のように語っていた。
芥川の場合だって、一高、東大というコースを進んだために、非常に純文学的な形をとっているけれど、彼の作品にはかなりそういう伝奇性の強いものがありますよね。だからあれ、もし家が貧乏とかで僕みたいに三中だけで世間に放り出されたりしていたら、いわゆる伝記作家になってたかもしれませんね。
へー。
石の血脈 (角川文庫―リバイバルコレクション エンタテインメントベスト20)Amazon書評・レビュー:石の血脈 (角川文庫―リバイバルコレクション エンタテインメントベスト20)より
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