石の血脈
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シュリーマン、巨石伝説、永遠の命、ドラキュラ、狼人間、サンジェルマン伯爵・・・ガジェット大量投入で当時は斬新だったが、今読むと、ストーリー自体は単純で、善と悪の対決のひねりが足りない。エロ表現が過剰過ぎ18禁。肉汁滴るサーロインステーキと脂身の多い焼肉を食べ続けたようなコレステロール感。これを描き続けた作者の精力に脱帽。草食化が進んだ現在の男子には摂取困難か。 | ||||
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半村良は 大フアンです。 この注文方式は、この本は持っておらず書店に行かれない場合には、最高ですね。 | ||||
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1963年に新人賞公募で3席に入選デビュー、その8年後に初の書籍発行で短編集と長編を同時に出版、その初の長編がこの「石の血脈」だそうです。最初から500ページ超の長編とはすごいですね。 吸血鬼伝説、イスラムの暗殺教団、狼男、狗神、クロノスの壺、古代の巨石信仰、サンジェルマン伯爵など、怪しい要素をふんだんに盛り込んだ伝奇小説です。 これらキーワードは好きなものばかりなんですが、結論から言うと作品としてはいまひとつでした。 ものすごい量の知識をお持ちなのはわかります。が、スケールの大きな話を作ろうとしていろんな要素をぶちこんだものの、実際の舞台は東京の真ん中だけ、半村氏が長い間バーテンダーの職をしておられたという夜のバー街、それにリッチな邸宅やマンション、大企業の役員室、そして怪しげな会員制クラブのようなところだけ。登場人物もほぼ日本人ばかり。広げた大風呂敷の中身は小さなものでした、という感になってしまいました。 数えてはいませんがたぶん3分の1強は濃厚なセックス・シーンでもうお腹いっぱいです。吸血鬼化するのに絶対必要な過程というのはわかりますが、こうも同じようなものを延々と繰り返されると・・。小松左京氏などもそうですがこの時代の作品にエロシーンは絶対必須のようで、逆にそれがすぐれた作品を損なっている気がします。悪い意味で昭和の男臭きついです。 吸血鬼が石化してケルビム化し、何千年の後に再生し永遠の命を得るというアイデアは、果てしない時間と永遠を感じさせて秀逸です。そしてそれは果たして完遂されるのか・・。最後の章はとても好きです。 セックス・シーンを削ってポイントを絞り、長さを半分くらいにすればよかったんじゃないでしょうか。妖しい欧米風を盛り込んでいるにしては泥臭い。個人的にはもう少し洗練された雰囲気が好みでした。 | ||||
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シーア派分派“暗殺教団”、シュリーマンの伝説、アトラントローグ、古代巨石文化など前半の布石はそれなりに面白いが、吸血鬼や狼人間、際限のない官能乱交が続く後半は”伝奇物”とはいえ全く興醒め。 | ||||
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昔、学生時代に読んだことのある作品ですが、再読すると結局、昔の恋人が外国旅行に出かけ色きちがいになり、主人公も恋人に色きちがいにされ、周囲に色きちがいを伝播させていくというストーリーです。吸血鬼や狼男が出てきて、それなりに面白いのですが、最後は、なんともやりきれない結果になり残念でした。もっと違う結末はなかったのでしょうか。アトランティスと暗殺教団の関係は途中でうやむやになりました。 | ||||
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