英雄伝説
- 伝奇ミステリ (27)
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「伝奇SF小説」というカテゴリーは、本書から始まった。 「○○伝説」というタイトルの付け方も、実質的には本書が先鞭を付けたと言って良い。 なにしろ1973年出版なのだ。38年も前だ。 現在むやみやたらに出回っている伝奇小説は、すべて半村良の伝説シリーズの亜流のそのまた亜流と言って良い。 せっかく半村作品について言うのだから、その血筋にあると言うことにしよう。 だから、今のファンタジー小説と直接比較するのはフェアではない。 携帯電話もパソコンもなかった時代なのだ。 それどころかワープロさえなかった。 そんな時代背景でこれは書かれたのだと承知して読んでみてほしい。 ほんと、すごい小説なのだよ。 当時、半村良を知った者たちは、まだ知らない人に対して熱く語ったものだった。 こんな作家が誕生したことを教えてあげたい、世の中にこんな面白い小説が誕生したことをぜひみんなに知って欲しい──純粋に、それだけの気持ちだったのだ。 ああ、そんな気持ちでひとに推薦できる小説はもう生まれないのだろうか。 | ||||
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主人公は二流広告会社のやり手アドマン。彼は社の命運をかけて大手製薬会社との契約を取ろうとする。権力闘争に明け暮れる製薬会社の内部に切り込んでは見たものの、自分とは違った意思である方向に流されていく自分を主人公は発見する。そこで筆者を思わせるミステリー作家の介入で事件は思わぬ方向へ舵をとられ、場面はいつしか古代記紀の時代を偲ばせてくる。なぜ製薬会社が古代神道と関わりを保とうとするのか?まさか現代日本へ転用の利く製品が古代神々の時代から存在していた事を知った驚き。またそれを巧みに論理立てて証明していく作者の上手さ。記紀の時代より人間の本質は現代でもなお普遍の物であるのか、、、と考えさせられる一冊である。 | ||||
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