テロリストが夢見た桜
- 小学館文庫小説賞受賞 (1)
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博多発のぞみを乗っ取る犯人達の数奇な運命と、事件に巻き込まれた車掌の家族を上手く絡めてます。 新幹線を乗っ取り、強行突入を防ぐ方法に注目です。 | ||||
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人物描写や事件発生から解決までの流れすべてが中途半端。 どの登場人物にも感情移入出来ず、犯人側の動機も理解出来ず、 ラストの盛り上がりも無かった。 軽快に読める為、初心者向けです。 | ||||
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「新幹線のぞみ」を乗っ取るという想像を絶する事件の発生から物語がスタートし、話中の新幹線同様、ノンストップで一気に結末まで読ませるサスペンス小説だ。 舞台が我々が日常使っている新幹線というのがポイントで、たとえば途中の駅をどうするんだろう、あれだけ多くの車両を、犯人はどうやって掌握するんだろう、終点の東京駅では止まらないわけにはいかないがどうするんだろう・・・などと読者が極めてリアルに想像できる。 この犯人はその一つひとつをしっかりとクリアしていくので、読者は犯人に少しずつ共感を覚えていくのではないか。 犯罪は卑劣で許すべきではないが、読んでいるうちに、この犯人の思いに共感し、「終点」に着くのが惜しいと思ってしまった。 なお、最初はダメダメだった新幹線の乗務員が、次第に強い意志で犯人に立ち向かうように変わっていくところも見どころです。 | ||||
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この本を手にして、「新幹線を乗っ取ってどうなるの」との疑問が最初に湧いた。博多からでて、東京に着いたら折り返すのだろうか。犯人はどうやって降りるのだろうか。 それらは本書を読み進むうち、警察(および読者である私)の裏をかく数々の手段に拍手しながら、吹き飛んでいった。新幹線という馴染みのある舞台というのもわかりやすかった。 次はどうなるのかと一気に読み進んだ秀作です。結末も皆、満ち足りたものとなっています。 | ||||
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本書は、「第3回小学館文庫小説賞」を受賞した作品である。著者は、98年に『パレスチナから来た少女』で「第2回日本ミステリー文学大賞新人賞」を受賞してデビューした。 内容は、湾岸戦争でアメリカ軍に部下や家族を殺されたイラク軍人マハムード・ワーディはテロリストとなりアメリカヘの復習を誓う。唯一生き延びた娘のキーファ・ワーディは、モロッコで世界を放浪する結城茂男と出会い日本へ。 キーファと結城は新幹線の乗っ取りを敢行する。その要求が、100万ドルとマハムード・ワーディ対パウエル米国務長官の全世界放映テレビ討論会‥‥。一方、乗っ取られた新幹線の車掌の高岡秀彦は、家庭内で頼り無い父親のレッテルを張られている。パニックで荒れ狂う乗客を前に、気の弱い高岡は持病の心臓も痛みだし、まるっきり逃げ腰に。現場指揮官となった警察庁警備局外事課長の都築は、いち早くマハムード・ワーディの娘のキーファに目をつけ、事件の先回りを試みる。 この前代未聞の新幹線乗っ取り事件はマハムード・ワーディが仕掛けた国際テロなのか、それともキーファあるいは結城茂男の単独事件なのか? そして、高岡は勇敢な父親になれるのか? 話自体は面白いと思う。各人物設定も詳細だし、メインである動機の背景もなかなか。なのに、いまいちパンチが利いていない。それは、ラストに期待していたのに肩すかしを食らわされたからだろう。 | ||||
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