ずっと逃げてた。 弱い自分と向き合うことが怖くて――。

ホラー作家、那々木悠志郎の担当編集となった久瀬古都美は、彼が初めて体験したという怪異譚を題材にした未発表原稿を読むことに。

玉木つぐみは、社内不倫がこじれ出社拒否に陥っていた。

おあきは、浅草御門の近くで、顔見知りの和泉屋の女房・お光が駕篭ごとさらわれ、それを追いかけようとした岡っ引きも下手人の一人に、刺殺されるのを目撃してしまう。

ある春の日、校庭のすみにあるカメの銅像が動いていた。 カメの銅像に何があったのか。

ナタリーの宿で初めてのダイエット合宿が開かれることになった。

その沈黙は保身か、償いか。乱歩賞作家渾身の警察ミステリー 夜の住宅街で大学生が撲殺された。

人類が誕生する遙か以前、遠い宇宙の彼方にあった惑星オルヘゴ。どこか地球に似たこの星には、相容れない三つの国家が存在した。

エリート官僚の妻・青木美加が殺され、十津川らの極秘の捜査が始まった。

2020年に開催される国際的スポーツイベント。その開会式で命を狙われたのは日本の総理大臣だった。

特急カシオペアの個室寝台車で、大学教授が殺害された。

理想の植民星を発見した探査船ケンタウルス号。

彼ほど個性的な人間にお目にかかったことはない。同居人の凛堂である。

「元死刑囚」で「サイコパス」のボディーガードが、新たな任務に挑む! 江戸期に何度も大火に見舞われた東京では、明治維新を機にいくつもの「火伏塚」が建立され、町を大火災から護り続けてきた。

「エトランゼーの自由は甘美な毒」戦前のパリで放蕩の限りを尽くした祖父の手紙に導かれ、僕は70年代のパリにたどりついた。

警視庁捜査一課殺人班に配属されて一週間。 青山愛梨は殺人事件の現場に臨場した。

携帯に人形の画像がとどいたら、神かくしにあう―。

離縁して三年半もたつのに、なぜ元妻は元夫を刺したのか。

放漫経営のツケが祟り、倒産寸前の苦境に陥った栄養剤メーカーのS製薬。銀行は融資を渋り、他社への吸収合併を迫って来た。

一人の主婦が、この街を救う。秘密の“性癖”を抱えた人々が、彼女を呼ぶ。

紀州雑賀崎を発祥の地とする一本釣り漁師船団。

退路を断たれた北ビルマでの戦いで、独歩患者は分進隊として切り離される。

戦国時代には数々の合戦の舞台裏で、徳川の治世にはその政の背後で、彼らは密かに戦い続けていた―。

プラズマイマイは磁気をコントロールして宇宙を駆けめぐる。

本格、密室、不可能犯罪、サスペンス。

北海道の東の街から流れ流れて沖縄にやってきたツキヨは、那覇の路地裏にある「竜宮城」という店で体を売っていた。

姿なき爆弾魔。

神戸静河は学芸員志望だったものの、唯一入り込めたのはイチビこと、地元の市立美術館の警備員のみ。

大和田倫子は中三の難しい年頃。両親への反発から酒と男に溺れ、揚句に自殺。

不治の病に冒された主婦は、果たして絶望から脱出できるのだろうか!?生きることの意味をあなたに問う。衝撃の闘病ミステリー。

なぜ日本人はミステリーが好きなのか?ミステリー作家は、この重要な疑問にいまだ満足な解答を得ていなかった。

このミステリの犯人は天使です。しかし探偵役もまた天使が務めます。

タクシー強盗と、港の火事、そしてスーパーの警報騒ぎ、同時に起こった事件の意外な関連とは…。

ひっそりと鎌倉で帽子屋を営むつぐみ。妻子を不慮の事故で亡くし、自らも余命幾ばくもない編集者の洋司。

この作品に描かれる少年沖田は、彼の実像に近いのではないかと思う。

孫悟空タクシーのドライバー・夜明日出夫は元警視庁捜査一課の凄腕刑事。

生まれて初めて芽生えた殺意という名の感情。

画家仲木は傷害致死罪で三年間服役し、山中で創作の日々を送っていた。ある日女子大生暁子が訪れる。

別府航路の船上で一堂に会した世界の名探偵、メグレ、クイーン、ポワロ、明智の4人に、かのルパンから届いた挑戦状。

清次の息子の十夜に弟が現れる――!?出雲屋のつくもがみたちは大江戸屏風に閉じ込められて大ピンチ!??江戸の騒動をほっこり賑やかに描き出す、大人気のお江戸あやかしファンタジー第三弾!

学生?教師?ヤクザ?カメラマン?警察官?…日本社会に“浸透”した北の工作員が動き出した―。

舞台はシチリア。

ベイエリアの巨大遊園地を爆破したテロ犯が要求した東京拘置所の死刑確定囚九人の釈放。

精神科の療養所で起こる連続殺人事件! 犯人は患者か、病院関係者か? 酔いどれ探偵ビル・クレイン初登場作。

「な、何の真似だね、それは…。おい、気は確かか…」老人の声がうわずり、椅子が激しくきしむような音が上がった。

明智光秀最期の地と伝わる明智藪で、真っ赤に染まった竹が見つかった。

飛び散る骨、舞い上がる車、迫りくる刺客 「もう、たくさんだ」 美しき男たちが血で描く”愛の神話” 伝説の殺し屋・和尚に拾われ、自らも殺し屋となった青年・雨乞。

死刑囚を解放せよという脅迫状が届いた。事件を追う女性刑事、明らかになる幼女誘拐事件。

夏の海に浮かぶ氷付けの屍体! まっ白な雪原に浮かぶ妖精の足跡! 開けた採石場跡地で発見された奇妙な転落屍体! 不可能犯罪連発の奇想ミステリー劇場開幕!! 警視庁の刑事である小倉亜季。

緑豊かな郊外に建つマンション“アーバンハイツ歌川”。

幼馴染みと十年ぶりに再会した俺。

息を呑む頭脳戦、怒涛のアクション、かけがえのない絆。

大阪で、警備員が刺殺され、金庫が破られる凄惨な事件が!逮捕されたのは、前科があり、被害者と顔見知りだった塩川邦夫という男だった。

やっと出会えたはずの高級官僚の男は、新幹線爆破テロの発生直後から様子がおかしくなる。

人情と猫で知られる町の大学病院。医師の鳥羽裕太は事務の石倉夏海と、名誉の負傷がきっかけで親しくなった。

アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀新人賞受賞作 読み進めればすぐに気づく。この語り手が普通ではないことにーー。

元東京高裁判事・静の女学校時代の同級生が、ある日、密室で死亡したーー。

最も魅力的な信長像―戦後無頼派作家の代表格にして物語の名手・坂口安吾が描く戦国の英雄・信長の若き日々。

ウェディングプランナーなのに、マリッジブルーになっちゃった!? 草野こよりは今年キャリア十年のウェディングプランナー。

山深い秘境の村を走る旧道沿いにぽつんと佇む「ドライブインまほろば」。客は滅多に来ないが、比奈子は今日も店を開けた。

所轄の正義を守るため、国を倒す―― 大物議員の息子が犯した罪。見逃していいのか……。

連続殺人の現場に残された「大義」の文字。

フランスの小村の教会から、バチカンに奇跡申請が寄せられる。

大学の入学式へと向かう凜香は、道端で何やら猫に話しかけている美貌の男性を見かけた。

安永四年、京都。当代一の絵師を目指す豊蔵と彦太郎は、ひょんなことで奇跡の出会いを果たす。

切断された二本の指がクランベリーソーダに沈められていた。

ヒトと僅かに異なる存在、妖人。美貌と毒舌の妖人茶道家・洗足伊織は、「家族」との平穏をなにより愛していた。

マリアと漣は大規模な希少動植物密売ルートの捜査中、得意取引先に不動産王ヒューがいることを掴む。

レトルト食品工場に勤める若宮は鬱屈を感じていた。花火大会の夜、少女・花歩を殺めてしまう。

垂里家最大の懸案事項。それは長女・冴子の結婚問題。

『ワスレルナ』。妻を殺された復讐者たちは、世界の秘密を解かねばならなかった――。

極寒の海を覆う流氷の上で、女性の遺体が発見された。胃の中から出てきた異物は美しき勾玉。

石津翔平は警視庁刑事部長直属の極秘捜査官だ。元警察学校教官の犯罪ジャーナリストが無灯火の車に撥ねられ死亡した。

部付次長の花山は、勤続三十年のリフレッシュ休暇を取っていた。

どこ行くの？ ボクも連れてって。 笑いと癒しあふれる 子猫の京都ふしぎ旅。

田舎町で瀟洒なレストランを経営する絶世の美女・未帆。彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。

マリブ・ビーチに打ちあげられた女の溺死体…。

殺されたのは誰だったのか?そして、どんな方法で殺害されたのか?真犯人が明らかにされた時、全ての伏線が繋がる。

マリー・アントワネットの「王妃の机」が競売に出された夜、アンティークの仕入れ屋がアパートの寝室で射殺された。

財宝が眠ると噂される19世紀のワイナリー。

水柿君は、N大学工学部助教授のままミステリィ作家になった。

石川県南部の白山山地にある手取川ダムで、男の溺死体が発見された。

夫との離婚問題に悩む多摩子は衝動的に琵琶湖まで旅行し、吉原と名乗る男性と知り合いお互いに心惹かれあった。

和歌山県串本町のダイビングショップでインストラクターとして働く女性ダイバー高畑水輝。

先代・吉宗の遺命で幕政の中心を米から金へ転換する改革を進めるお側御用取次・田沼主殿頭意次。

古書と専門書の書店が軒を連ね、それを目当てに観光客が押し寄せる、読書家の聖地ストーナムで起きた殺人を、ミステリ専門書店の店主トリシアが追う。

都筑作品でも人気の“近藤・土方シリーズ”が遂に復活。贋札作りをめぐり巻き起こる奇想天外アクション小説。

十三歳。四季はプリンストン大学でマスタの称号を得、MITで博士号も取得し真の天才と讃えられた。

韓国推理小説の父祖。早稲田大学在学中『ぷろふいる』からデビュー。

現在のミステリ、エンタテインメントの隆盛を築く礎となった作家たちの名品を収めるアンソロジー第2弾。

自分を苦しめた相手を癒すーー。お葉が挑む、医療の険しい道。

私立探偵・土屋の初恋の女・波津美が京都で失踪した。波津美は京都で、土屋の学生時代の友人で会社社長の大隈と結婚していた。

突然の敵襲、窮地に立たされたゼン。絶対的な力を前に己の最期すら覚悟しながらも、その強さ、美しさに胸が震える……。

公園でゲートボールに興じているお年寄りたちを撮影した一枚の写真。そこから小さな物語が浮かび上がる。

ぼくは自殺しそうな気がする。守ってほしい…ランディーと名乗る若者はバークに訴えた。

懸命に貯めた小遣いをカツアゲされた太一は不良に立ち向かえない自分を悔いていた。一方、和真はうまく友達を作れずにいる。

孤児のエイミーとダンは、ケイヒル家の遺産相続人候補となり、世界中に隠された39の手がかりを探す旅に出た。

五十八門の大砲を搭載する薩摩藩の新・十文字船団七隻は大隅海峡にて、大黒屋の交易船イマサカ号・大黒丸の通過を虎視眈々と待ち受けていた。