巫女島の殺人



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初公開日(参考)2021年12月
分類

長編小説

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巫女島の殺人 (新潮文庫)

2021年12月23日 巫女島の殺人 (新潮文庫)

巫女が秘儀を行う島で、誰かが死ぬ!? 今年は、特別な年だから─── 呪殺島とは、呪詛を執り行う呪術者が「穢れ」を広めぬようにと流され暮らした島。その一つ、瀬戸内海に浮かぶ千駒島では、巫女が死者の霊をその身に降ろす秘儀が、今も行われているという。ある日、僕らが通う大学の民俗学研究室に、その島の何者かから一通の手紙が届いた。かつて、その儀式で人が亡くなった事件が隠蔽され、新たな死者が生まれる。何故なら、今年は新しい巫女が十八歳となる神聖な祀りが執り行われる特別な年だから──。この予告を受けた先生と共に、僕と幼馴染みの古陶里は調査に向かった。辿り着いた千駒島は、住民たちが穏やかに暮らし、集落には観光客も訪れ移住者も多い。だが、長閑に映る彼らの暮らしは、実は因習に絡め取られていた。その一つには、新しい巫女の秘儀が行われる年末年始は、よそ者を入れてはいけない決まりがある。しかし、僕らが訪れたのは12月30日。そして、大晦日、ついに若者が一人ずつ消え、殺人の連鎖が始まった! これは、よそ者を島に入れ、禁忌を犯したことへの神の怒りなのか……忌まわしい因習と連続殺人に挑む、民俗学ミステリー。(「BOOK」データベースより)




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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.4:
(1pt)

ぬるい。そして登場人物に魅力が全然ない。

前作から登場人物に全く魅力を感じなかったが、今回も全く無理でした。
まずずっと主人公の名前を隠しているのは伏線なのだろうけど、だからと言って死んだ友達の名前で呼び続ける方も呼ばれ続ける方も不自然さしかなく気持ち悪い。そしてその主人公の行動がストーリーを進めるためには仕方ないのかもしれないが、それにしても必然性が全くなく考えもなしにあちこちで禁忌しか犯さない。秘密も守らない。というか、勝手に人の家の中を歩き回り(迷った、と言う簡単な言い訳)当然勝手に入っちゃいけないであろう場所に『つい』で入り込み、他言無用と言われたことを『話すつもりないけど』とかモノローグしてる割に、いつ話そうかしか考えてないw
主人公は適当に巻き込まれ、ヒントになるような都合のいい夢を見たり、前作では記憶喪失になってたり(今どきミステリーで記憶喪失!!!)しながら話しが進むので…ミステリーを読み進めるのにワクワクとかハラハラとかでなく、単にイライラしかなく楽しめなかった。前作でも思ったけど今作でもますますそう思ったのでこれ以降は、万が一読むことがあっても初めと終わりだけ立ち読みすればいいかなと思う。
巫女島の殺人 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:巫女島の殺人 (新潮文庫)より
4101802300
No.3:
(3pt)

最後までは読めた。ドラマや映像化が向いている作品

ドラマや映画化を意識している作風ではないかとおもう。いわゆる新本格はもちろん、謎解きミステリーを目的とするとかなりキツイ内容。

映像としてうまくつくれば、題材としては日本映画としてはフィットするだろうけど、おおむね最初からネタもわかるし構図も見えてしまうので、もうちょい振り切らないときついかも。

とはいえ最後まで読んで、前作(処女作?)を購入しました。トリック好きなので、ちょっと期待です。
巫女島の殺人 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:巫女島の殺人 (新潮文庫)より
4101802300
No.2:
(4pt)

それなりに面白い!

題名とジャケを見て買いました。おどろおどろしい世界観を受け入れられましたので、非常に面白く読み進めました。死の世界に引きずり込もうとする数多くの黒い手が見えたのは、主人公たちの幻影かもしれませんが。読後、前作も即注文!自分には面白かったです。
巫女島の殺人 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:巫女島の殺人 (新潮文庫)より
4101802300
No.1:
(2pt)

作者自身が自分の考えの偏りに気がついていないのでおかしなことになっています

巫「女」でなくては勤まらない神事なのかと興味を持ったのですが、大失敗でした。巫は女性が担っているのですが、女でなくてはならない理由は特に書かれていませんでした。
 舞台は瀬戸内海の離島で、祀りの期間は外部からの出入りを禁じているクローズドサークルなんですが、密室は事件の必要条件ではないです。
 これまで何度も取材依頼を出しても断られてきて、急に許可がおりて世志月准教授一行が千駒島に向かうのですが、世志月の荷物が大量だとあるので不測の事態に備えたあれこれ(衛星電話とか水や非常用食料や医薬品や防寒グッズや護身用品)を用意したのかと思っていたのですが全然違いました。
 因習と伝統で維持されている共同体の島民の家に滞在しているのに、出された食事をパクパク食べているし、夜はグーグー眠っています。閉鎖的な島では現代社会の大都会の常識が通用せず、共同体を守るためにはいかなる手段も辞さない世界だという認識が民俗学者なのにありません。
 世志月は「ケガレ」=「穢れ」=「汚れ」=「不浄」だとアプリオリに語っていますが、これは研究者でも見解が別れることであり、決めつけるのは危険です。
 日常の中に非日常を織り込むことで緊張感や緊迫感を出して読者を引き込むものですが、この作品は最初から最後まで恐ろしい、不気味、おどろおどろしい、禍々しい、得体の知れないの一本槍で、平和で長閑で牧歌的な犯罪とは無縁に見えるのんびりした田舎の明るい描写が全くありません。
 物語の語り手である「僕」は神社=神域=怖くて恐ろしい場所で、「祭り」が日常を取り戻してくれると思っていますが、「ハレ」と「ケ」が反対です。「祭り」が「ハレ」で、「日常」が「ケ」です。
 ここからはネタバレになってしまいますが、立て続けに起きた殺人を同一犯による連続殺人事件と見るには事件の統合性に欠けると思ったら、やはり違いました。
 祀りの異常さを際立たせるために殺人という要素を盛り込んだという感じです。
 島民の少女を連れて一行は島を逃げ出すのですが、祀りを途絶えさせることができたわけではなく、18歳の誕生日前なら少女にはまだ巫女の資格があり危険は取り払われていないのに、皆安心しきっていて大丈夫かよと思います。
 祀りの内容を知れば権力者が群がってくるであろう「不死」の可能性が頭に浮かぶのですが、そういう発想はありませんでした。
巫女島の殺人 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:巫女島の殺人 (新潮文庫)より
4101802300



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