百鬼一歌 都大路の首なし武者
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和歌のプリンス希家と従二位頼政の孫娘陽羽の二人が活躍するラノベ風時代ものの第2弾。八条御所の式子内親王のもとに歌の修行に出された陽羽は隣の西の対で不思議な姫君に出会う。一方、希家は夜、都大路で二度も馬に乗った首なし武者と遭遇する。これは木曽義仲の亡霊なのか。二度あることは三度あるで、陽羽、寂漣たちが加わった三度目の遭遇は思いもかけない結末をもたらす。結構感動の終局なのだ。有名和歌も散りばめられ、あの有名な「紅旗征戎、我がことに非ず」のセリフも出てきて、「おお!」てなもんです。陽羽ちゃん、勇猛果敢で跳ねっ返りぷりの気持ちいいこと! | ||||
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お人好しで歌のことしか頭にない天才歌人、希家と怪異譚好きで豪胆な少女、陽羽が今回も怪異に立ち向かいます。 前回はまだ人物像が明確でなく、少し物足りない気持ちもしていましたが、2巻になり深みが増しました。 そして時代背景もより明確になり、登場人物一人一人が歴史上の人物であり、逸話として残っているお話も織り交ぜられ、 歴史好きの私にとってはわくわくしながら読ませていただきました。 希家(定家でしょう)と式子内親王との噂され続けた関係。 年上のお姉さまへ対する敬愛なのか思慕なのか・・・。 木曽義仲の嫡男・義高が頼朝に追われることになり、頼朝の長女・大姫が密かに逃がしたお話。 幼いながらに、義高を許嫁として慕っていた大姫の心・・・。 実在の人物、歴史上の出来事を物語と上手く絡ませてくるお話の運びは、さすがは瀬川さんでした。 ラストのシーンもなかなか胸に迫る素敵なものでした。 そして忘れてはいけないのが希家の兄上・寂連、彼も闇を抱えていてなかなか気になる人物ですね。 まだまだ続編を希望します。 | ||||
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