(短編集)

アメリカひじき・火垂るの墓



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    初公開日(参考)1968年01月
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    短編集

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    アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫)

    1972年02月01日 アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫)

    昭和20年9月21日、神戸・三宮駅構内で浮浪児の清太が死んだ。虱だらけの腹巻きの中にあったドロップの缶。その缶を駅員が暗がりに投げると、栄養失調で死んだ四歳の妹、節子の白い骨がころげ、蛍があわただしくとびかった―浮浪児兄妹の餓死までを独自の文体で印象深く描いた『火垂るの墓』、そして『アメリカひじき』の直木賞受賞の二作をはじめ、著者の作家的原点を示す6編。(「BOOK」データベースより)




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    アメリカひじき・火垂るの墓の総合評価:8.50/10点レビュー 64件。Aランク


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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.64:
    (5pt)

    戦争は無くならないという前提を

    WW2から婦女子が戦争の犠牲になるのが当たり前になった。野蛮は昔からであり兵器の進化が深刻な問題だ。
    戦争は絶対に無くならないから生物のうち成人男子だけ死滅もしくは長期間仮死状態にする細菌を発明すべき。婦女子を犠牲になるなら、まるで国VS国ではなく男VS婦女子の戦争じゃないか?
    日本帝国の蛮行により朝鮮、偽満州、重慶、南京、その他多くの地の人々が無残に散った。戦局がかわり南洋、本土主要都市、沖縄、ヒロシマ、ナガサキ、北海道、偽満州で婦女子の悲劇は量産された。
    責任の殆どは無謀な関東軍にあった。政治家も天皇も止められなかった。
    あぁ、世界はいまだ混迷の中。
    アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫)より
    4101112037
    No.63:
    (1pt)

    フランス語版ではなかった!

    フランス語 改版とあったので、買ったが、日本語の文庫だった!面倒なので、返品しない。残念!!
    アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫)より
    4101112037
    No.62:
    (5pt)

    戦争はだめだ

    買った順に小説を読んでいたら、思いがけずロシア・ウクライナ戦争開戦のタイミングで読むことになった。多くは語るまい。戦争はだめだ。
    アメリカひじき・火垂るの墓 (1968年)Amazon書評・レビュー:アメリカひじき・火垂るの墓 (1968年)より
    B000JA55JC
    No.61:
    (5pt)

    今、この悲惨をウクライナで再現している。

    野坂昭如さんの本は大昔に何冊か読んだ記憶がある。
     記憶にあるのは何年か前に読んだ『人称代名詞』と『文壇』だった。
     鮮明な記憶にあるのは、『毎日新聞』に隔週で掲載されていた「七転び八起き」というコラムを毎回楽しみに読んでいたことである。
     氏はこのコラムで日本の誤った農業政策や食料自給率について何度か危惧することを書いていたのは、この小説のなかで知ることができるだろう。
     アマゾンの本の紹介で本書の可愛い女の子の表紙に惹かれ『火垂るの墓』を入手してしまいまった。
     「火垂るの墓」も「アメリカひじき」も何十年も昔に読んだのだが、あらためて再読してみてさすが
    直木賞を獲得した小説だと思いながら読んでしまいました。
     個性ある文体で自身の体験したことをもとにして戦争の悲惨さを見事な物語に仕上げています。
     本書のなかにある『火垂るの墓』と『アメリカひじき』以外の短編は評者もかって読んだ記憶がなかった。
     「焼土層」は、戦後間もないころ養母の勧めで生家へ帰されて20年過ぎた男の話である。
     養父母は神戸の震災で失ったというエピソードを、著者は後に否定して養母は生きていると延べていたからこの物語は実体験をもとにして脚色して書かれた小説だと想像することができる。
     「死児を育てる」は、戦火のなかで妹を見捨てて逃げた少女のトラウマが後に自身が母親になったときに狂気として再現して終える救いのない物語である。
     「ラ・クンパルシータ」は、やはり戦後に著者が実体験した少年院の物語である。 
     戦後の食糧難の少年院の悲惨な実態をリアルに描写している。
     「プアボーイ」は、「ラ・クンパルシータ」の続編と思える内容であるが、主人公を入れ替えているが、著者の履歴を考えると二つの物語とも自身の体験をもとにしていることが想像できた。
     もちろん小説だから、フィクションの物語であるが・・・。
     本書のなかでのメインテーマは、戦争の悲惨と飢餓である。
     戦後77年過ぎた今、本書を読んで、この短編集のすべてを理解できる読者が少なくなっただろう。
     身につまされて読了した評者などの世代が少なくなったから仕方のないことと思いながら本書を読み終えたのです。
    アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫)より
    4101112037
    No.60:
    (1pt)

    私小説的な書き方による自己弁護は、文学にあらず

    死んだ妹への手向けのつもりで書いたという。でも、なんか違う。
    戯作調の、時代がかったふざけた文体はまあ良しとしよう。しかし聞いたところでは、野坂はこの妹に対し暴力をふるい、ろくに食べさせず、むしろ自分の取り分にしていたそうではないか。
    そしていかにも戦争が悪い、養い元のおばさんが悪い、という書き方をしている。
    もちろん戦争は悪いし、年端もゆかぬ野坂が、どれほどのことができるのかは疑問だ。
    しかしそれにしてもだ、自分をきれいに描きすぎではないか? これはあまりに卑怯な自己弁護ではないか?
    野坂の暴力も、無論そういう話が伝わっているということであってみれば、それをのみ信じてしまうことは短慮かもしれない。けれど、昔テレビで見ていたころ予測される人格や、他の作品との整合性で考えると、これが実に姑息な自己弁護である可能性しか考えられない。

    手向け、ということを、妹に対する懺悔の気持ちととる人が多いようだが、実は本当に儀礼的な手向けに過ぎないようだ。この精神性はただおぞましいのみで、感動はできない。
    アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫)より
    4101112037



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