野火
- 日記 (102)
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
野火の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
屍体の肉は餓死しないためなら食っても良いと思う。わたしにとってその問題より重要なのは田村一等兵が復員したときの精神的外傷後症状のほうだ。野火の光景だけが点々と記憶に残っている状態は解離性健忘ではなかろうか。ほかに後日のパニックやフラッシュバックも見られる。わたしは昔その部分を読んだとき「これは恐ろしい話だ」と思った。復員して精神病院入院にいたる段階で主人公の頭にあったのはここだけで、あとの筋立てはずっとのちに思い出したのではないか。 わたしには精神病院に保護入院をさせられた経験がある。極限状況だった。5か月後に退院したときのわたしは廃人になっていた。足をやられ、言葉が出てこない。100円玉と10円玉の区別がつかない。記憶が消えて過去のことを飛び飛びにしか覚えていない。覚えているのは「商店街を歩く」という命題の風景のみだった。 このときわたしはしみじみと知った。太宰治の『人間失格』とならんで『野火』はほんとうの話なのだ。昭和29年にPTSDという知見はなかったはずだ。診断は「鬱病」「戦争神経症」だったろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他なし | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一行も読む価値のない正に駄作。 開くのにかかる時間さえ無駄だったと思える。 星0個が選べないのが残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
戦争の恐ろしさ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者は民間人として、終戦間際に召集。激戦地のフィリピン前線に送られた。 本著はフィクションでもあるが、私体験に基づいたものでもある。 民間人として招集された視点から、戦争を知らない現代人にとっても 戦場を追体験することができる名著である。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 101件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|