出口のない海
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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好きな作家さんで未読でしたので、手にしました。 | ||||
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何が伝えたかった? | ||||
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横山秀夫といえば警察小説ですが、そんな作者が描いた戦争小説。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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戦時若者たちが限りなく死に近い確率で出陣するという今では愚かなとしか言いようのない戦争を 日本人は経験している。特攻隊然り、この人間魚雷回天しかり。まだ人生の楽しみのほんの少し しか知らない若者たちがまさに理不尽な形で死を要求され、自分なりに納得するように努める様は いつ読んでも、いつ観ても涙が止まらない。この作品でも高校野球の優勝投手で、大学野球のスター 投手である並木が、生と死の間で葛藤しながら自分の生きざまを後世に残そうとする姿が感動的に 描かれる。作者が横山秀夫ゆえ、ただ感動だけを起こそうとするのではなく、筋書の巧みさで最後まで エンターテインメントとしても読者を飽きさせることがない。終章で生き残った人間の現代に触れられるが、 切なく感動的だ。遅ればせながら映画も観ないと。 | ||||
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全体的に内容が薄く、大変軽い内容に感じ、その展開や表現に雑さを感じる。「なぜ、みずから回天への搭乗を決意したのか。」あらすじにこう記載されていながらも、搭乗を決意する描写は数行で終わってしまいあっけなかった。 主人公を始め登場人物の、人間的な心情がもっと描写されていれば、心情がもっと繊細に描写されていれば、人となりが掴める描写がもっとされていれば、より良い作品に仕上がっていただろう。 展開もいかにも物語だなと思ってしまうほどで、全く話にのめり込めなかった。 これは個人的な希望だが、戦争を題材にするのであれば、出撃する者、残される者など、それぞれの立場と心情をもっと丁寧に記載してもらいたい。それほど戦争や回天のような題材は軽々しく取り扱ってはいけない内容だ。 | ||||
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数週間前の新聞のコラムでこの作品の話が紹介されていたのが、きっかけで手に取った。横山秀夫氏の作品はかつて、「半落ち」という作品を読んだことがあり、そのストーリーの描き方には興味深いものを感じていた。 太平洋戦争の時期、野球に青春をかけていた大学生たちにも、その悪夢は襲い掛かる。野球に汗を流す日々も終わりをつげ、学徒動員として、それぞれの土地へ配属されていくことになる。エースだった並木浩二は、海軍へ行くことになるが、そこで待ち受けていたのは「回天」という、いわば人間魚雷としての特攻隊の任務だった。死を選ぶ覚悟を決めるまでの複雑な思い、死を覚悟して出動するものの、機器の故障により任務を遂行できずに帰還する。命が救われてほっとできるかと思いきや、仲間は見事に散って神となったが、おめおめと帰ってきたことに対する周囲からの避難を浴び、悩み苦しむ。なんのために死ぬのか、その意味を自分なりの答えを導き出し、自分を納得させていく。部下の沖田には心を開いてその思いを告げる。己の戦い、自分がこうして命をすてさること、そのような若者が大勢いる現実を何とか後世に言い伝えたい、そう思いつつ、彼は訓練の途中で行方不明となり命を落とす。 飛行機による特攻隊はよく知られているが、海の特攻隊としての「回天」で多くの若者がその尊い命を犠牲にしたことを私たちは語り継がなければいけないと思った。百田尚樹氏の「永遠のゼロ」とともに戦争を語り継ぐ「特攻」というキーワードとして読み伝えたい一冊だと思う。 | ||||
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よく見る戦争系の話は、みんなが国の為に、という考え方が固定概念として設定されているのが多い。しかしこの本は主人公の大学生が、野球か戦争かを天秤にかける姿がとても感動しました。 | ||||
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沢山の横山作品と同様の「県警裏話」を期待して読み始めたが、何とも言えない感動の戦争文学でした。しかし、単なる反戦的な物語ではなく | ||||
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