出口のない海



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初公開日(参考)2004年08月
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長編小説

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出口のない海 (講談社文庫)

2006年07月12日 出口のない海 (講談社文庫)

人間魚雷「回天」。発射と同時に死を約束される極秘作戦が、第二次世界大戦の終戦前に展開されていた。ヒジの故障のために、期待された大学野球を棒に振った甲子園優勝投手・並木浩二は、なぜ、みずから回天への搭乗を決意したのか。命の重みとは、青春の哀しみとは―。ベストセラー作家が描く戦争青春小説。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

出口のない海の総合評価:8.35/10点レビュー 119件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

出口のない海の感想

好きな作家さんで未読でしたので、手にしました。
こういう作品も書かれていたんですね。ミステリーではありません。
日本の太平洋戦争末期に製造された人間魚雷「回天」。これに関わって短い一生を終えた青年の話です。
無性に腹立たしく、哀しい作品でした。
今まさにロシアのウクライナ侵攻もあり、戦争というものが身近に感じられます。
しかし、ひとたび戦争が起こると、このような哀しい物語が、此処彼処で進行するんですね。
ウクライナでも今起こっているんでしょう。
この時代、祖国防衛のためと拳を突き上げて檄を飛ばしている方がネット上でよく見かけられますが、考えさせられます。
私は、私自身も私の家族も個人を大切にしたいと思いました。

ところで、評価は非ミステリーで面白さという点だけで判定して、平均点の6点にしました。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.2:
(3pt)

出口のない海の感想

何が伝えたかった?

mick
M6JVTZ3L
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

出口のない海の感想

横山秀夫といえば警察小説ですが、そんな作者が描いた戦争小説。
さすがに期待は裏切りません。「永遠の0」が神風特攻隊ならば、こちらは人間魚雷。
背景的な意味合いを持つエピソード。
この作品では、大好きな野球、大好きな女性、なんですが、 物語に何ともいい味わいを出しているように感じましたね。
ただの戦争一色の作品ではないですよ。
人間魚雷として死という運命を目の前にした主人公が吐露する本懐に涙せずにはおれなかったです。
ホントに馬鹿な時代があったものです。国ごときのために捨てていい生命などないのですから。
昭和初期の、もはや時代遅れ、時代錯誤も甚だしい思考をお持ちの国、組織が今でもあるようですが、こういう作品を読んでみればいい。

梁山泊
MTNH2G0O
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.116:
(5pt)

日本人がいつまでも忘れてはならないテーマ

戦時若者たちが限りなく死に近い確率で出陣するという今では愚かなとしか言いようのない戦争を
日本人は経験している。特攻隊然り、この人間魚雷回天しかり。まだ人生の楽しみのほんの少し
しか知らない若者たちがまさに理不尽な形で死を要求され、自分なりに納得するように努める様は
いつ読んでも、いつ観ても涙が止まらない。この作品でも高校野球の優勝投手で、大学野球のスター
投手である並木が、生と死の間で葛藤しながら自分の生きざまを後世に残そうとする姿が感動的に
描かれる。作者が横山秀夫ゆえ、ただ感動だけを起こそうとするのではなく、筋書の巧みさで最後まで
エンターテインメントとしても読者を飽きさせることがない。終章で生き残った人間の現代に触れられるが、
切なく感動的だ。遅ればせながら映画も観ないと。
出口のない海Amazon書評・レビュー:出口のない海より
4062124793
No.115:
(1pt)

内容が薄い。戦争を題材にするのに、これほど内容が軽くていいのか。

全体的に内容が薄く、大変軽い内容に感じ、その展開や表現に雑さを感じる。「なぜ、みずから回天への搭乗を決意したのか。」あらすじにこう記載されていながらも、搭乗を決意する描写は数行で終わってしまいあっけなかった。
主人公を始め登場人物の、人間的な心情がもっと描写されていれば、心情がもっと繊細に描写されていれば、人となりが掴める描写がもっとされていれば、より良い作品に仕上がっていただろう。
展開もいかにも物語だなと思ってしまうほどで、全く話にのめり込めなかった。
これは個人的な希望だが、戦争を題材にするのであれば、出撃する者、残される者など、それぞれの立場と心情をもっと丁寧に記載してもらいたい。それほど戦争や回天のような題材は軽々しく取り扱ってはいけない内容だ。
出口のない海Amazon書評・レビュー:出口のない海より
4062124793
No.114:
(5pt)

戦争の愚かさを語り継ぐ一冊

数週間前の新聞のコラムでこの作品の話が紹介されていたのが、きっかけで手に取った。横山秀夫氏の作品はかつて、「半落ち」という作品を読んだことがあり、そのストーリーの描き方には興味深いものを感じていた。
 太平洋戦争の時期、野球に青春をかけていた大学生たちにも、その悪夢は襲い掛かる。野球に汗を流す日々も終わりをつげ、学徒動員として、それぞれの土地へ配属されていくことになる。エースだった並木浩二は、海軍へ行くことになるが、そこで待ち受けていたのは「回天」という、いわば人間魚雷としての特攻隊の任務だった。死を選ぶ覚悟を決めるまでの複雑な思い、死を覚悟して出動するものの、機器の故障により任務を遂行できずに帰還する。命が救われてほっとできるかと思いきや、仲間は見事に散って神となったが、おめおめと帰ってきたことに対する周囲からの避難を浴び、悩み苦しむ。なんのために死ぬのか、その意味を自分なりの答えを導き出し、自分を納得させていく。部下の沖田には心を開いてその思いを告げる。己の戦い、自分がこうして命をすてさること、そのような若者が大勢いる現実を何とか後世に言い伝えたい、そう思いつつ、彼は訓練の途中で行方不明となり命を落とす。
 飛行機による特攻隊はよく知られているが、海の特攻隊としての「回天」で多くの若者がその尊い命を犠牲にしたことを私たちは語り継がなければいけないと思った。百田尚樹氏の「永遠のゼロ」とともに戦争を語り継ぐ「特攻」というキーワードとして読み伝えたい一冊だと思う。
出口のない海Amazon書評・レビュー:出口のない海より
4062124793
No.113:
(5pt)

泣きそう

よく見る戦争系の話は、みんなが国の為に、という考え方が固定概念として設定されているのが多い。しかしこの本は主人公の大学生が、野球か戦争かを天秤にかける姿がとても感動しました。
出口のない海Amazon書評・レビュー:出口のない海より
4062124793
No.112:
(5pt)

感動の一言。

沢山の横山作品と同様の「県警裏話」を期待して読み始めたが、何とも言えない感動の戦争文学でした。しかし、単なる反戦的な物語ではなく
出口のない海Amazon書評・レビュー:出口のない海より
4062124793



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